2010年9月6日月曜日

Tsurugi150のスピードメーター

昨日スピードメーターの表示がおかしいと気がついたが、今日乗ってみたら、メーターが上がるのに気がついた。今日の走った道は、幹線道路で、流れが速い。60km/h以上では、スピードメーターが追従するらしい。

それで、少し、流れの悪い道路を走ったら、完璧に30k/h付近を指したまま止まっている。

メーターの状態を確認するために、ナビをメーターに貼り付けて、ナビの速度表示を出して比較する事にした。

それが以下の写真だ。





ナビの速度表示は、51km/hになっているのに、バイクの速度計は、30km/hのままだ。

この状態で、色々試したら、以下のことがわかった。

発進して加速中、約50km/h近くになるまで、速度計は30km/hで止まる。50km/hを超えるまで加速すると、速度計の針がぴょんと上がって、ほぼナビと同じ速度になる。

発進後、素早く加速すると、40km/hを超えたあたりで、速度計が実速度を表示し始める。つまり速く加速する方が正しい表示に近くなる。

ゆっくり発進して、40km/から45km/h程度で巡航すると、速度計は、30km/hの付近を上下に揺れながら維持する。

だいたいの仕様がわかってきたので、何もわからない状態でなくなったのは良いが、やはり、これはまずい。肝心要(かんじんかなめ)の速度計がこれでは、中華だからと笑って済ませられない。

Tsurugi150の詳細

今日は、Tsurugi 150を色々調べたので報告。まずは、シート下のメットインだが、
前方は、浅いので、こういった小間物しか入れることができない。ちょっとしたバッグも難しいだろう。リアは、深くて広い。
しかし、形がいびつなので、なんでも入るというわけじゃない。で、メットインボックスというくらいだから、ヘルメットを入れてみた。用意したのは3つ。
左から、小型のジェット、YAMAHAのZENITH、ベネトンF1のシステムフルフェイス。
まずは、ベルトンF1から。
一応入ったが、
残念ながら、シートが閉まらない。次は、真ん中のZENITH。
これはジェットにもかかわらず、奥まで入らない。
全く、シートが閉まらない。最後は、小型のジェット。
これは、かなり奥まで入った。
シートも閉まった。ヘルメットをシートしたに入れるためには、かなり小型のジェットでないとダメという事になった。これは困った。なるべく早く、リアBOXを取り付ける必要がある。

そうそう、シート前面の穴に関してカバーが付いていたと前日書いたが、これがカバーだ。
試乗車の写真を見るとこのカバーがシートについていない。

次に、ヘッドライト。
これが、ロー状態で、上のハロゲンライトが点灯する。次にハイ。
上が消えて、下のプロジェクターが点灯する。試しに夜走ってみたが、これはほとんどヘッドライトの用を足さない。ローでは、手前3m程度を照らすのみで、懐中電灯より暗いんじゃないのと思うほど。WACOXも暗かったが、もうおもちゃレベルだ。そして、ハイにしてみても、4~5m程度を照らすのみで、照射範囲は広いが、これも問題外の暗さ。ヘッドライトの高さ調整がまだわからないのだが、そのうちに探してみよう。

上のハロゲンライトバルブを見てみると、
「HS1 12V 35W/35W」と読める。という事は、このヘッドライトバルブは、Low/Hiの点灯が可能なタイプのはずだ。なのに、ローの時にしか点灯しないのは、バルブが不良なのか、回路がおかしいのか。これはCKファクトリーに問い合わせしなくては。

どちらにしても、私のところのように田んぼの有る暗い夜道は、とてもじゃないが暗すぎて走れたものではない。すくなともバルブを交換するなどしなくてはならない。

また、昨日、エンジンスターターがやっとまわっている状態で、ヘッドライトのせいだと書いたが、ちゃんとエンジンが始動するまで、ヘッドライトは点灯しなかった。そしてアイドリングが低いと、ヘッドライトも暗くなることから、ジェネレータから直接ヘッドライト電源を取っているのだろうと想像する。
この暗いヘッドライトが点灯しているために、バッテリーの充電がよくされないというなら、発電能力が少なすぎるとしか思えない。もしくは、バッテリーそのものの性能が低いのか。

鍵穴は、システムタイプになっている。
鍵を入れて右に回すと、ONになる。左に回すとOFFになり、さらに回すと、シートがオープンするが、若干固い。鍵が曲がるのではないかと思ってしまう。OFF状態から、押し込んで、左に回し、ハンドルを左に切ると、ロックがかかる。ロックしている場合に、鍵を差し込むと、鍵は回らない。ハンドルを右に少し動かして、鍵を押し込むと回るようになる。最初このコツがわからなくて、鍵が回らないと焦った。すこし、この丸い鍵ユニットそのものの取り付けが緩いようだ。鍵を回すと、鍵ユニットも少し回る。

前輪のフォークはブーツが付いていた。
いまどき、珍しい。オフロード車ならわかるが。まぁ、これで、フロントのショックが長持ちしてくれるのならいいのだが。中華のゴムは、真っ先に劣化するのでどうなんだろうか。(^^;
このブーツの後方に見える樹脂製のカバーだが、よく見ると加工精度が悪いのか、手で加工したようなひどくガタガタのエッジをしている。
こういう、見えないところで手を抜くのは、中華の常とう手段なのだろう。シートのロック機構もそうだ。
これが、右側。まだまし。そして、左側は、
もう、「適当に穴開けました」と言わんばかりのつくりだ。そうそう、これがハマるロック機構のところは、まったくグリスがなかった。
そのためか、閉まりが悪い。
で、グリスを塗った。
閉まりが若干よくなった気がする。

そして、いたるところに精度の悪いところがある。これは、左のグリップエンド。問題ない。
これが右のアクセルのグリップエンド。
こんなに、隙間開けなくてもいいんじゃないかと思うほどだ。
そして、これは、右のステップの隙間。
「隙間開きすぎだろう」と思わず独り言を言ってしまった。
意味不明なのだが、メータの枠が簡単に取れる。カチッと取り付けも簡単だが、外すのもすこしも力が要らない。成形上一体で作れなかったのでこんな具合にしたのだろうか。


タイヤは、13インチだった。
「130/60-13」。台湾製だった。ブランド名は「KENDA」。
自転車用タイヤでは有名らしいが。溝のデザインもかなり独特だ。最初オフロード用かと思ったほどだ。だが、乗り心地は特に悪くない。WACOXのタイヤは、とても固くて、冬はとても乗り心地が悪かったが。これはどうなんだろうか。しかし、デザインのせいなのか、WACOXよりもタイヤが小さく見えたのに、同じサイズだったとは。

WACOXと同じチェックバルブをつけてみたら、インジケータが付かない。
215Kpa設定なのだが。で、測ってみると...
130Kpa程度しかない。自転車用の空気入れで、空気を入れた。
少し入れすぎたてので、少し抜いて、チェックバルブを取り付けた。
で、少し走ってみたが、ほとんど変わらなかった。若干地面の細かな状態が伝わってくる気がする。これは悪い意味じゃない。道路状況がわかる方がいい。


サスペンションを見ると、汚れている。
マフラーや、ホイールもとても汚かった。ウエスで磨いたら綺麗になった。
このサスペンションも、ちょっと変わっている。
これは、LEAD110のサスペンション、普通だ。中に細い綺麗な棒が見える。
ところが、tsurugi 150のは、それがない。ズドンとしている。まあ、乗り心地は悪くないので、いいのだが。

下回りを見てみた。
ストレーナーの入っているオイルフィルターのねじが見える。オイルドレインは、WACOX同様に逆側のサイドについている。少し汚れているが、オイル漏れなどは無いようだ。
エキゾーストの取り付け部分。左上にはプラグコードが見える。WACOX同様に長いタイプのようだ。そのうち、プラグはイリジュームに交換しよう。エンジンのかかりがよくなるかもしれない。WACOXは前面樹脂カバーで覆っていたが、これでは下部分は、四角く穴が格子状に空いている。外気を直接当てて冷やすタイプなのだろうか。ここも、オイル漏れは見られない。
これは、エンジンの前方で、ガソリンタンクだ。鉄製で、たたくとカンカンといい音がした。上にある穴の開いた樹脂は、メットインの前方だ。水がたまった時のことを考えてドレイン用に穴があけられているらしい。でも、逆に言うと、水につかると、メットインに下から水が侵入するという事だ。

Tsurugi 150納車

さて、Tsurugi 150を受け取るために、WACOX H-1で、太宰府に向かった。
天気は、薄曇りで、助かった。
いつもの米山峠。
いままで、ここは通過するだけだったが、よく見ると川が流れている。
ちょっとWACOX H-1を止めて少しお休み。
これで最後かと思うと少し寂しい感じだ。
そして、CKファクトリーに着いた。
そして、担当の方に持って行かれてしまった。これで本当にお別れだ。いい人に買われてくれよ。
そして、待ちに待ったTsurugi 150とご面会。
なんだか、横姿はWACOX H-1と似ていなくもない。同じ白黒だし。
でもフロントは全然違う。
YB150T-30がモデル型番。軽自動車届出書にもこの型番が記載されている。
さっそく、試走がてらガソリンを入れに行った。タンク容量は、10リットルと聞いたが、なんと12.19リットルも入ってびっくり。さすが中華品質。タンク容量まで誤魔化すか。
せっかく大宰府に来たので、天満宮にお参りしよう。という事で、大宰府駅に向かった。
自転車に交じってバイクも止めてあるので、ここに止めた。
今日は、なんだか人が多い。
出店が沢山出ていた。昨日と今日の二日間あるとのこと。
お賽銭を投げて、Tsurugi 150に長く乗れますようにと祈った。
そして、お守りを買った。
買ったのはこれ。ちなみにお値段は、700円なり。本当は、もっと小さいのがあればよかったが、これしかなかった。
そして、さっそくTsurugi 150に貼り付けた。
そして、3号線を北上して、このブログにコメントを書き込んでいただいた「SRIDE」さんのブログにて紹介されていたマリナタウンの「こじま亭」のチャーシュー麺を食べに行く事にした。気温は、12時を過ぎてからうなぎのぼり、福岡市の都心部は渋滞していて、さらにそれに拍車をかける。メーターの液晶部には、トリップメーターとオドメーター、そして時計が付いていた。試乗車は電圧表示だったが、時計もついているとわかって一安心。だが、走り出して、オドメーターの数字がみるみる上がっていくのでびっくり。よく見たら、100m単位だった。1桁めと2桁目の間が空いていた。トリップが100m単位というのはよく見るが、オドメーターが100m単位というのは珍しい。

走りは、全然問題ない、乗り心地も申し分なし。慣らしなので、エンジン回転数を5,000回転程度に留めているが、渋滞のせいもあり、車の流れに乗って走れている。WACOX H-1の時には、とても苦労した覚えがあるが。少なくともあまり渋滞した道路では無かったが。

たかだか20km程の距離に、1時間以上もかかった。フードコートのすぐ近くに止めることができた。
でも、中に入ると、相当な混雑。まぁ、日曜のお昼なんだから当然だ。席はマッタク空いていない。席がないと立って食べるのかぁ。とすこし弱気になってあきらめかけた時に、一人が丼の乗ったトレーを持って、外に出たので、覗いてみたら、外にもテーブルがあり、猛暑のためこちらは空いていた。それならと、チャーシュー麺を注文して、受け取ってから、外のテーブルに。
これが、美味しいというチャーシュー麺。
食べて、うむ、味はまあまあ。でも、ちょっと麺が固いかなぁ。でも、腰があっていいのかもしれない。注文が多いので、十分にゆがいていないのかも。外は、中に比べてかなり暑い。そこで、熱い麺をすすると、汗が噴き出てくる。しかし、不思議なもので、その汗が、外のそよ風で気持ちいい。
はい、美味しくいただきました。完食。

そして、次は、これまたせっかくだからと、足を延ばして、宗像神社へ。これがまた、市内を横断することになるので、暑い中、渋滞してなかなか進まない。
だいぶ時間はかかったもののなんとかここにも着けた。
こちらは、あまり人は多くなかった。
ここでも、お賽銭を投げて、同様にお祈り。一度に異なる神様にお祈りすると喧嘩するというが、そのゴリヤク(?)に、あとで気づくことになろうとは。そのことについてはまたあとで。

交通安全の反射板を買った。こちらは、とてもリーズナブルで200円とお安い。
こちらは、リアに取り付け。
宗像を出ると、雲行きが怪しくなってきてぽつぽつ降ってきて、あわてた。これは早く帰らねばと少しアクセルをひねった。まだ慣らし期間だというのに。ところが、エンジンは回っているし、体感では50km/hは出ている感じがするのに、全くスピードが上がらない。
タコメータは、5,000回転なのに、速度メーターは、30km/hのまま。どうやら、速度メーターがおかしいことに気が付いた。発進して、スピードが上がっていくはずなのに、30km/h付近で止まってしまう。あとは、そのままだ。アクセルさらにひねって、速度を上げていくと、突然速度メーターの針が60km/まで飛び上がる。速度を出すとメーターが上がるらしい。液晶のトリップは、ちゃんと上がっていくので、速度メーターのギヤやケーブルは問題ないと思われる。
CKファクトリーに電話したら、メーターを交換するという。在庫がないので、試乗車を調べてそれについているものと交換するという。来週になる。それまでは、なるべく先頭を走らないようにしよう。なにしろ、実際の速度がわからないのだから。これが、神様の競業によるものなのだろうか。

やっと自宅にたどり着いた。
自宅の用事があるのでそれを済まして、ナビの取り付けを行った。もう暗くなっていた。9月だから仕方ない。でも、気温は真夏並みだ。
丁度、ハンドルのセンターのところにねじがあるのでそれを外して、
ここに、RAMマウントの9mmベースをねじ止めすることにした。
取り外したねじは、短かったので、長めのものと交換した。
なかなか綺麗につけられた。
ナビを取り付けてみた。
なかなかいい。ちょうど真ん中にナビが来るので、見やすい。メーターとも干渉しない。

さて、今日一日で、140kmも走ってしまった。で、その走りだが、メーターが信用できないので、慣らしになっていなかったかもしれないが、走りそのものはすこぶる良い。125ccから25ccアップだけなのだが、WACOX H-1とは全く異なりハイパワーだ。中間加速も申し分なく、アクセルをひねるとエンジンが吹けて加速していく。とても、気持ちいい。エンジンの出力は、プレートに記載があった。
7KW(9馬力)程度らしい。PCXなどより低いがこの値は、気にしなくてよさそうだ。何しろ中華表示だから、体感のほうが本当だろう。

気になっていたシート前方の穴だが、
納車された製品ではちゃんとカバーされていた。
シートの中は、かなり広い。奥行きもあり、高さもある。長いものはだめだが、これはなかなか良い。
中間より手前にある2つのネジのある四角いパネルは取り外しができて、キャブレターの調整ができるようになっている。
バッテリーは、またがって右側にある。
メンテナンスのためには、ステップを外す必要がある。WACOX H-1に比べると面倒だ。
これを見ると、メンテナンスフリータイプではなさそうだ。中華だからという理由でもないと思うが、バッテリー容量は全く足りていない。エンジンONの状態にキーを回すとヘッドライトが点灯して、セルがかなりきつい。やっとまわっている感じで、エンジンのかかりはあまりよくなく、宗像から出発するときにも、なんどかセルを回していたら、カチとしか言わなくなって焦りまくった。いったんキーをOFFして、ONにしてから素早くセルを回してなんとかエンジンをかけることができた。これがバッテリーの充電が十分でないからという事ならいいのだが。出先でバッテリーが上がると困ってしまう。キックも試したが、全くエンジンがかからなかった。これも慣れていないせいだろうか。だが、メーターの電圧計は、12V程度を示すのみで、WACOX H-1と違い充電されている感じがしない。WACOX H-1もヘッドライトが付いているとあまり電圧は上がらなかった。

ヘッドライトON/OFFスイッチをつける必要があるように思った。ハザードが付いているが、そんなものより、ヘッドライトのON/OFFにしてほしかった。