SUZUKI GSX-S1000F 整備2 エアークリーナーとプラグ交換

さて、エアークリーナーとプラグを交換する。

ある程度の分解はできてるが、エアークリーナーボックスを開けるのは初めてだ。事前にインターネットで色々下調べしてから挑戦した。だいぶ面倒な感じだ。

とりあえず、以前外したこともあるエアークリーナーカバーを外す。これはネジを外すだけなので簡単だ。

エアークリーナーを外した。だいぶ汚れている。まあ、購入して半年程度の時に、噴火したばかりの桜島に行った。帰宅後に調べてみたらすでにだいぶ黒くなっていた。

なので、桜島に行かなければ、ここまで汚れることは無かったかもしれない。燃費も特にひどく落ちてはいないので、エアークリーナーが全くダメという事は無いと思うが、当然交換する。

ブローバイガス用のスポンジはほとんど汚れていなかった。

しかし、エアークリーナーの外気側は内側がそれなりに汚れていた。

それでは、エアークリーナーボックスを外す。その前にエアクリーナーカバーにつながっている色々な配管や配線を外さなくてはならない。

まずは、右横にあるこのコネクタを外す。

よく見ると、下にノッチがあるのでこれを押さえると簡単に引き抜ける。

親指の爪のところだ。

コネクタが外れたところ。

次に、横に付いている配管を外す。

さらにその前に付いている配線を外す。

これがどのように付いているのかわからなくて苦労した。

結局、単に配線を止めているだけだったので、引き抜けばよいだけだった。板みたいな突起に刺してあるだけだった。

配管も外した。

そして後ろ側にも2本配管があるので外す。ところがなぜか1本外れていた。組み立ての時に取付忘れたのか、バイク屋が納車の時に分解しているはずなのでその時につなぐのを忘れたのか? 今となってはわからない。まあ、大きな問題ではなかったのだろう。いままで走ってこれたのだから。

という事で、手前の配管のみを外した。

そして、スロットルボディに固定されているバンドのネジを外す。4気筒の外側2気筒分は、なんとか外れるだろうが、中側の2気筒分が外れるだろうか。なお、外すのではなく緩めるだけにしておく。

これが拡大写真。これが外側のバンドのネジ。

そして中側のネジだ。

六角ねじなので、ラチェットのエクステンション2段でなんとか届いた。

サイズは3mmだ。

これで、エアークリーナーボックスが外れる。と思ったが、引っかかって外れない。

おっと、前方にボルトが付いていた。これを外せば大丈夫だろう。

なんと、さらに、左側のコネクタが付いたままだった。これも、単に取り付けてあるだけだったので、後ろ側に引っ張ればとれた。つまり、右のコネクタと左の配線と2つ外す必要があったのだ。

これで、やっと取り外せる。ちょっと前が引っかかって外しにくかったが、

なんとか取れた。

ひっくり返してみたら、

かなり小石が入っていた。

エアークリーナーボックスを外した状態。エンジンの上部が前方にやや倒れた状態で見えている。これを見るとスロットルボディはほぼ垂直に立っているのが分かる。まさしくレーシングエンジンだ。

最近のプラグは、プラグソケットにコイルが付いたタイプがほとんどだ。

これもそのタイプで、このソケットを外す必要がある。

爪が付いているのでこれを押せえれば外れるだろう。

まずは、スロットルボディにガムテープを貼ってごみが入らないようにする。

そして爪を押さえて引くと、簡単にコネクタが取れた。

右端だけ向きがちがうのでちょっと苦労したが

それも構造は同じなので詰めを押さえてから向こう側に押して外した。

見ると小石がいっぱい乗っている。これでプラグを外したらこの小石がシリンダーに入って大変なことになる。

掃除機で小石を吸い取った。

そして、プラグキャップに布をかぶせてからプライヤーで挟んで引っ張って外した。

取れた。特に汚れもなく綺麗だ。

プラグレンチは、これを使うことにした。PCXのプラグを取るのに使ったものだ。ところが、これだと奥まで差し込めなかった。

それで、工具セットのラチェットとエクステンション2本組でやることにした。これだと、先にエクステンション1本目のみで差し込んでから二つ目のエクステンションを足して、ラチェットを付けることで外せた。

1本目を外した。綺麗に焼けていて、特に減っている感じもしない。まだ使えるように見える。現在1万８千キロだが、３万キロ程度は大丈夫そうだ。それでも、ここまでやったので交換するが。

ということで、２本目に取り掛かった。だが、緩めることはできるのだが、プラグがどうしてもプラグレンチに付いてこない。

おかしいと１本目をよく見るとゴムが取れていた。

元に戻したら、ちゃんとプラグが付いてくるようになった。

４本とも取り外せた。どれも、特に減っている感じはない。いい焼け具合だ。

用意したのは純正と同じNGKのイリジュウムプラグ。

当然だが、とても綺麗だ。

さっそく、取り付け完了。ソケットの配線も取り付けた。

エアークリーナーボックスも取り付け完了。周りの配線やパイプも取り付け完了。わかっていると手早くできる。

エアークリーナーも新品と交換。

これも純正だ。今のところ、純正が一番安い。

つづく。