2019年9月9日月曜日

メインPCを6コアから12コアへ!

2017にメインPCを、LGA1366プラットフォームから、LGA2011-v3プラットフォームにアップデートした。LGA1366時も最後はXeonの6コア製品にアップデートして延命したのだが今回もXeonでアップデートすることにした。

というのも、ヤフオクでXeon E5-2678 v3というCPUが安く出ていたのだ。ただ、一般には売られていないもののようだ。もともとXeonのようなサーバーCPUはパッケージ入りで売られることはほとんどなく、いわゆるトレーにたくさん入った状態で代理店や店頭に並ぶ。つまりバッゲージ品は大抵なくてバルク品が主流なのだ。

このXeon E5-2678 v3はIntelサイトにもスペックが無く、特定カスタマー向けにのみ販売された製品の様だ。

大体の仕様としは、

12コア/24スレッド
2.5GHzベースクロック、ターボ時3.1GHz
TDP 120W

という事になる。これは、今まで使っていたCore i7-5820Kが6コア/12スレッドだったから、2倍のコア数ということになる。これはすごい。ただ、クロックが3.3GHzだったのが、2.5GHzとなり単体コアの速度は25%程遅いという事になる。


これが届いたXeon E5-2678 V3。

それでは交換を行う。まずはこのでかいCPUクーラーを外す必要がある。

外すにはこの狭いところにあるネジを外す必要があるのだが、長いドライバーが必要だ。

探したら、このCPUクーラーに付属していたドライバーが見つかった。

このようにヒートシンクの間に差し込んでネジを緩める。

CPUクーラーを取り外した。ネジ2本だったので助かった。

さっそくXeonを取り付け。

取り外したCore i7-5820K。グリスでべとべとだ。

それで、グリスは別途購入した。

それを塗って、

付属のへらで塗り伸ばす。

こんな感じだ。

それら、CPUクーラーを取り付けて、ケースを絞めて電源ON!!

何の問題もなく、CPUを認識した。UEFIのファームウェアにはこのCPUのコードが登録されていたという事だろう。

それでは、さっそくテスト。こちらは、元のCore i7での動画エンコードを実施したとき。この動画のエンコード時間で比較しよう。私がCPUパフォーマンスを必要とする処理はこの動画エンコードなので当然だ。

その時のCPU使用状況。CPUはすべてのコアが使用されており、使用率は94%だ。エンコード元の動画ファイルも、エンコード済みのファイル保存先もNASになっているので、イーサネットの使用率が高いのが見てわかる。

エンコード時間はこちら。

それでは、Xeon E5-678 V3ではどうだろうか。動画エンコードはクロック速度よりもコア数が多いことの方が効果的だというのは前回のテストでもわかっているので逆に遅くなるなどという事はないだろう。

それでは、同じ動画をエンコード開始!

タスクマネージャーの状態。さすがに24スレットとなるとすごい数だ。

しかしよく見るとなんだか調子が良くない。すべてのCPUが使用されているのは同じなのだが、CPUの使用率が49%と半分にしかなっていない。

それが影響したのかこんな結果に。確かに早くはなっているが、たったの17秒だ。秒数で言えば、517秒と500秒。96.7%にしかなっていない。これは、期待した程の改善ではない。

だが、エンコードに使っているPegasysのTMPGenc Video Mstering Works 6は環境設定にCPUの設定があり、そこを変更すると最適化処理が実行される。これをやっていなかった。さっそく実行して、再度エンコードテスト!!!

CPU使用率が82%まで上がった。これは期待できる。

エンコード時間は、467秒。短縮率は90%と1割の改善となった。

これでも、期待した程はないが、こんなものなのかもしれない。やはり、25%ものクロック低下は効いているのかもしれない。

とりあえず、元に戻すよりは早いことは間違いないので、当面はこれでいことにしよう。

ただ、動画のエンコードでは速くなったものの、普通の操作感ではやや、引っかかることがたまにあり、反応が遅くなった感じがする。まあ、気にしてみているからかもしれないが。たしかに、操作感というか反応の良さは1コア当たりのクロック速度が効いてくるのは間違いない。


0 件のコメント:

コメントを投稿