2019年9月26日木曜日

Nikon KeyMission 80



アクションカメラは各社出してきているが、Nikonも一時はKeyMissionシリーズとして参入していた。これには、小型のカメラや、GoProタイプ、360度タイプがあった。残念ながら、激安の中華カメラなどに価格的に対抗するのが難しかったのかやめてしまったようだ。

ただ、私自身はそのシリーズの中でもKeyMisson 80という小型カメラはちょっと気になっていた。

というのも、このカメラは、前後にレンズが付いているのだ。そうスマホなどと同じだ。ただ、スマホは片手で取り出してすぐ写真を撮るというのは非常に難しい。ところがこのカメラは、片手で取り出してシャッターボタンを1回押して電源を入れて、そのまま片手のままで撮れるのだ。しかも、向こうもこちらも撮れるという優れもの。なぜにいままでなかったかと思える製品だった。さらにこちら側のカメラは広角寄りになっているのも考えられていると思わせる。

それで、欲しいと思ったのだが、あまりに高価でとても買う気にが起きなかった。

それが、ヤフオクを見ていたら低価格ででいたので思わず入札したら、ほぼそのまま落札できてしまった。

これがパッケージ。そう、ちゃんとパッケージ付きだったのだ。

中身。バッテリーが無いと思ったら、内蔵式だった。これはちょっと心配かも。

欠品はこのストラップホルダーの取り付けベルトが無いことくらい。

ホルダーの裏側。

カメラの本体。タフネス仕様なためかほとんど傷らしきものも見当たらない。

サイドのダイヤルは、静止画と動画の切り替えになっている。

その下にはメニューボタン(電源ボタン兼用)、そしてメモリカードスロットと充電用のmicroUSB端子が収められているカバーがある。

反対側には何もない。

こちらが液晶側。上にセルフィ―カメラレンズが見える。下の丸い大きなボタンがシャッターだ。カメラ自体が小さいので液晶はかなり小さい。ピントが合っているか、手振れしていないか確認するのは難しい。

実際に車で撮ってみた。

最大の特徴であるセルフィ―カメラで後ろを撮る。広角なので広範囲が撮れている。芸術性を云々するようなカメラではないが、あくまでも記録用のカメラ程度の画質だ。

フロントカメラで向こう側を撮ってみた。写り自体はまずまずだ。

まがりなりにも日本を代表するカメラメーカーだ。もう少し画質についてもなんとかなったのではないかという気はする。

それよりも困ったのは、晴れた外を撮るのは特に問題は無いのだが、ちょっと車室内を撮ろうとするとシャッター速度が極端に落ちて手振れしまくりなのだ。

しかも、光量が足りないとピント合わせ用のLEDが点灯するのは許せるのにしても、そのピント合わせが異常に遅い。そのため、シャッターを押してからのんびりとLEDが光って、それからさらに少しかかってからシャッターが下りるというのろさ。
そのため、撮れたと思ってカメラを下ろしたらまだ撮っていなかったという事態が多発。それが上のような沢山の失敗写真として残ってしまうことになる。

のろさという点では、シャッターボタンを押して電源を入れてから実際にシャッターが押せる状態になるのに少し間があるのもまどろっこしい。早めにシャッターを押してしまうと撮れていないことも多い。

アクションカメラなので頑丈さを第一にしたのかもしれないが、画質といい操作感といいちょっとお粗末だ。

それでも、このサイズと片手で操作可能というのはほかにない特徴だ。これで、前後のカメラ切り替えが液晶タッチでなければよかった。グローブをしていると画面タッチは厳しい。

バイクで使う事を考えているので、夜には撮らないとは思うが、撮りたいときにはまともに撮れないと覚悟しなければならないだろう。

このサイズのカメラとしては、SONY Cybershot U10という製品が昔あった。ちょっと懐かしく思った。Cybershot U10は厚さがかなりあって直方体ともいうべき形状だったが、サイズ的にはこちらの方が薄くてさらに小さい感じがする。

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