行ったのは、3月30日だった。
当日は天気よく、とても暖かった。高速道路もひどい渋滞はなかったが、長崎道に入ってから、対向車線で事故があったようで数キロに及ぶ大渋滞となっていた。幸いながら、下りはそういったこともなかつた。
桜も咲いていた。
モビリオはすでに10万キロを超えたが、家族4人乗って高速を走っても16.7km/lという高燃費を表示している。
昼前に長崎港に到着。県営駐車場に止めて、少し歩いて昼食を取りに行った。
すぐ横にある、海鮮市場に行った。
頼んだのは、当然だが海鮮丼。1,800円とやや高め。見てもわかるように、価格の割にはどうなんだろうという感じ。お勧めしない。味自体はまずまずだったが。
丼のたれをかけて食べた。甘口の醤油だ。
食事の後、駐車場に戻って、ツアーの船会社の波止場に向かった。県営駐車場は1時間無料とかれていたが、数分オーバーしてしまったので、360円くらいとられてしまった。確か1時間120円だったが、1時間は無料だが、それを超えるとしっかり時間分料金がかかる仕組みの様だ。
こちらが、ツアーの船。小ぶりなので揺れが心配されたが、
思った程でもなかった。
そして、小一時間程度で軍艦島が見えてきた。本当に、海に浮かぶ船の様だ。
船の展望デッキに上がると、島の周りをくるりと半周程してくれた。
順光で撮るとこんな感じだ。
そして上陸。上陸する舟橋は綺麗になっていたが、
そのすぐ横は、壊れた建物のがれきで一杯だ。
まるで戦争後の様だ。しかし、軍艦島という名前とは裏腹にこの島は戦場となったことは無い。無人島となってからは、台風などにより、破壊が進んでいるのだ。
案内をしてくれたのは、NPO法人軍艦島を世界遺産にする会理事長の坂本氏だ。坂本さんもここの出身とのこと。やや思い入れが強いが、言わんとしている事はよくわかった。
彼らにとって、ここは生まれ故郷なのだ。一時、ここを産業廃棄物の捨て場にしようという話があり、なんとか自分たちの故郷を残したい一心で、世界遺産にする活動を行ったとのこと。
確かに、よくもこんな人工島(本来の島は半部もなく、それを拡張して現在の敷地になっている)を作ったものだ。
しかし、これを復旧する事は歴史遺産としてはふさわしくなく、このまま時代とともに朽ち果てていくののだろう。少し寂しいが仕方ない。現状でもかなりの荒れようだが、いつまでこの姿をとどめられるかはわからない。
興味のある人は、今のうちに見に行った方がいいだろう。
みな背中を見せて、案内人の説明を聞いているが、この後、こちら向きにならんで記念撮影をした。
撮影は大きなタブレットで行われて、時代を感じた。
記念写真は無料で以下のサイトで見れる。
マー船長のブログ
http://www.gunkanjima-tour.jp/gunkan_blog/
船に乗って、窓から離れ行く軍艦島を見ると、なんとも言えない気分になった。
港に着くと、巨大な建物? が目に入った。ビル10階ほどもあるだろうか。あまりの巨大さに、船型の建物かと思った。
しかし、港には沢山の観光バスとそこから吐き出される人人人人。中国からの観光船とのこと。規模が違う。服装も独特で、中年以上に見えるのに、短いスカートのセーラー服だったり、浴衣のようなデザインだが、生地はまるで振袖のようにものなどを着ていたりする。ピンクのフリフリのドレスなど。面白い。
聞くと、なんと船には5,000人も乗客が乗っており、従業員がさらに1,300人だそうだ。当然ながら、出発時間に間に合わない乗客も数十人いるらしい。
改めて、中国のパワーを感じてしまった。
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