2019年4月11日木曜日

軍艦島に行ってきた

2015年に世界遺産となった長崎の軍艦島。一度行ってみたいと思っていたが、世界遺産になってからは、予約殺到で1年前から予約しないと行けないという話もあったのだが、昨年から入場禁止になって、今年2月より観光が再開された。皆、これを知らなかったのか、1か月前に予約がとれたので行ってきた。

行ったのは、3月30日だった。

当日は天気よく、とても暖かった。高速道路もひどい渋滞はなかったが、長崎道に入ってから、対向車線で事故があったようで数キロに及ぶ大渋滞となっていた。幸いながら、下りはそういったこともなかつた。

桜も咲いていた。

モビリオはすでに10万キロを超えたが、家族4人乗って高速を走っても16.7km/lという高燃費を表示している。

昼前に長崎港に到着。県営駐車場に止めて、少し歩いて昼食を取りに行った。

すぐ横にある、海鮮市場に行った。

頼んだのは、当然だが海鮮丼。1,800円とやや高め。見てもわかるように、価格の割にはどうなんだろうという感じ。お勧めしない。味自体はまずまずだったが。

丼のたれをかけて食べた。甘口の醤油だ。

食事の後、駐車場に戻って、ツアーの船会社の波止場に向かった。県営駐車場は1時間無料とかれていたが、数分オーバーしてしまったので、360円くらいとられてしまった。確か1時間120円だったが、1時間は無料だが、それを超えるとしっかり時間分料金がかかる仕組みの様だ。

こちらが、ツアーの船。小ぶりなので揺れが心配されたが、

思った程でもなかった。

そして、小一時間程度で軍艦島が見えてきた。本当に、海に浮かぶ船の様だ。

船の展望デッキに上がると、島の周りをくるりと半周程してくれた。

順光で撮るとこんな感じだ。

そして上陸。上陸する舟橋は綺麗になっていたが、

そのすぐ横は、壊れた建物のがれきで一杯だ。

まるで戦争後の様だ。しかし、軍艦島という名前とは裏腹にこの島は戦場となったことは無い。無人島となってからは、台風などにより、破壊が進んでいるのだ。

案内をしてくれたのは、NPO法人軍艦島を世界遺産にする会理事長の坂本氏だ。坂本さんもここの出身とのこと。やや思い入れが強いが、言わんとしている事はよくわかった。

彼らにとって、ここは生まれ故郷なのだ。一時、ここを産業廃棄物の捨て場にしようという話があり、なんとか自分たちの故郷を残したい一心で、世界遺産にする活動を行ったとのこと。

確かに、よくもこんな人工島(本来の島は半部もなく、それを拡張して現在の敷地になっている)を作ったものだ。

しかし、これを復旧する事は歴史遺産としてはふさわしくなく、このまま時代とともに朽ち果てていくののだろう。少し寂しいが仕方ない。現状でもかなりの荒れようだが、いつまでこの姿をとどめられるかはわからない。

興味のある人は、今のうちに見に行った方がいいだろう。

みな背中を見せて、案内人の説明を聞いているが、この後、こちら向きにならんで記念撮影をした。

撮影は大きなタブレットで行われて、時代を感じた。

記念写真は無料で以下のサイトで見れる。

マー船長のブログ
http://www.gunkanjima-tour.jp/gunkan_blog/

船に乗って、窓から離れ行く軍艦島を見ると、なんとも言えない気分になった。

ちなみに、この軍艦島ツアーは、一人3,300円だ。

港に着くと、巨大な建物? が目に入った。ビル10階ほどもあるだろうか。あまりの巨大さに、船型の建物かと思った。

しかし、港には沢山の観光バスとそこから吐き出される人人人人。中国からの観光船とのこと。規模が違う。服装も独特で、中年以上に見えるのに、短いスカートのセーラー服だったり、浴衣のようなデザインだが、生地はまるで振袖のようにものなどを着ていたりする。ピンクのフリフリのドレスなど。面白い。

聞くと、なんと船には5,000人も乗客が乗っており、従業員がさらに1,300人だそうだ。当然ながら、出発時間に間に合わない乗客も数十人いるらしい。

改めて、中国のパワーを感じてしまった。

0 件のコメント:

コメントを投稿