ちなみに、現在いれているカストロールXF-08の具合だが、今回の1泊ツーリングでは1070km走っていて、特に問題は無かった。ギヤが少しだけ重いかもしれないという程度で、それも微妙なくらいだ。
エンジンの吹けも素晴らしく、ハイペースでの走行でも全く問題なかった。
それでも、今回はオイルだけでは無く、ヘッドライトなどカウルを外す必要のある整備のこともあって、敢えて交換に踏み切ったのだ。
カウルの脱着に関しては、以下の情報がとても役に立った。
一つは、デイトナのLEDヘッドランプ取り付けビデオだ。
やはり、動画は単純によく分かる。このビデオを見ると本当に簡単な作業に見える。特に使っている工具がいいのだろう。特にT字レンチなどは欲しくなった。
そして、ブログでは、
https://blogs.yahoo.co.jp/igu9800/40212275.html
こちらが参考になった。お礼申し上げる。
交換を実施した当日は、なんだか空模様が怪しくて、実際突然に大粒の雨が降ってきたのだが、一時的でその後は晴れたのでよかった。
用意したオイルはこれだ。
楽天市場 エーゼット楽天市場店
http://item.rakuten.co.jp/az-oil/eg234/
以前R1100RSで使用してとてもよかったAZの全合成油に、サーキットバージョンがでたので、試しに購入してみた。ちなみに、楽天で購入して、口コミ投稿を宣言すると、右のジョッキがついてくるのでおすすめだ。
高級バージョンになるのだろうが、それでも、1リットル当たり800円程度ととてもリーズナブルだ。バイク屋で使っていたオイルはこの2倍の価格だ。1リットル500円以下のXF-08でも、特に大きな問題は無かったのでこれで問題のはずが無いだろう。
オイルフィルターは、いつもお世話になっているMonotaRoのものだ。今回はマグネット入りにした。実は購入してから、右のスズキ用オイルフィルターが出てきた。Inazuma 400や、Bandit 1250Sの為に購入したものだ。型番も見た感じも同じなので、次回はこれを使う予定。つまり、互換性があるようだ。
上で紹介したブログのページを印刷しておいた。とても参考になった。ビデオは理解には役立つが実作業で参考にするのは印刷されたものの方がいい。
そして、秘密兵器が、このメンディングテープだ。簡単に貼ったり剥いだりできて、ペンで文字も書きやすい。ちなみに100円ショップで購入。
工具は、いつもの工具に、六角のソケットも用意した。外装系は、六角が多いのだ。
そして段ボールなどを止めるテープだ。これも、貼り付け/取り外しが簡単なものだ。間違ってもガムテープは使用しない方がいい。
最後が、段ボールだ。あらかじめ数字を書いておく。これに、外したねじやクリップを貼り付けていくのだ。これは、絶対にやった方がいい。外すよりも、後で組み立てるときに非常に時間短縮が出来た。素晴らしい方法だ。
それでは、デイトナのビデオに従って、タンクカバーにテープで養生しておく。これで養生しておかないと確実に傷だらけになるのは間違いない。
まずは、上のカバーを外していく。4mmの六角だ。
外したら、段ボールに貼り付ける。
そして、前側。
外したら、そこにもテープを貼って番号を書いておく。写真には無いが、最初のねじも同様にテープを貼った。
2個目のねじを貼る。
今度は、メータ横についているプッシュピンだ。細いドライバーなどで真ん中を押すと外れる。
こんな部品だ。
やはり、テープを貼る。
ここで、上のカバーを外すが、後側がカウルの下に入り込んでいるので、かなり山形に曲げないと外れない。かといって無理矢理外すと確実に割ってしまうので注意。コツをつかめば簡単なのだが。このカバーを左右とも外す。
カバーを外すと、配線か見えてくる。こちらは右側だが、この太いのはメータへ行っている配線だ。そして、カウルについているウインカーにも配線が行っている。これが、中指で支えている再利用可能な結束バンドで止めてあるので、下にある爪を押さえてバンドを外す。そして、ウインカーのコネクタを外す。
それから太い配線は、後側が外れる。このように突起(ツメ)がついているのでこれを押さえながら引き抜く。
左側は、ETCのアンテナケーブルと、ウインカーしかなかった。同様に、結束バンドを外す。そして、ウインカーのコネクタを外しておく。
サイドカウルの上面にある六角ねじを外す。5mmの六角だ。
前側にプラスねじ。
わかりにくいが、前側のちょっと深いところにプッシュピンがある。
こんな部品。
そして、前から左右にこれもプッシュピン。
そして、下側に六角ねじが二つ。どちらも5mmだ。
最後に、左下のエキパイのところにプッシュピンが一つだけある。これは左側だけだ。
ゆっくりとカウルを引きはがしていく。1カ所ゴムに差し込む押さえがあるので、注意。
そして、下のエキバイのところにあるツメを外す必要がある。写真は右側を外しているが、これは間違いで右側は外す必要が無く、外すのは左側(クラッチ側)だけだ。
これで、サイドカウルが外れる。ご対面だ。
フレームに穴が開いていて、これが空気の取り入れ口になっている。桜島の灰のためか汚れていたので拭いておいた。横に1本伸びているのはETCのアンテナケーブルだ。
右側にあるラジエターのリザーバータンクを外す。オイルフィルターは、断然右側からの方が触りやすい。
オイルフィルターにフィルタレンチを取り付けておいてから、暖機を始める。暖機したらエキパイが信じられないくらい熱くなるので、先にレンチを取り付けておかないとたとえ厚手のグローブをしても焦げてしまい火傷するので注意。
暖機は、水温計が通常どうりに上がってきたらOKだ。
エンジンを止めて、オイル受けを下に置いてから、ドレインボルトを外す。かなりの勢いでオイルが飛び出てくる。オイルはかなり熱い。火傷しそうだ。
オイルは1,000km程しか走っていないので、まだ、そんなに汚れてはいない様だった。
しかし、ドレインボルトの磁石には鉄粉が付着していた。そういう意味では、オイル交換の意味はあっただろう。
オイルフィルターにレンチを取り付けているのが見えるだろうか。そのフィルターの下に、薄い雑誌などを挟んでおく。あまり樹脂コーディングなどしてある高級な雑誌を使うとエキパイに樹脂が焦げ付いてしまうので注意。
なお、フィルターレンチはスパナで回せるタイプがお勧めだ。ラチェットを付けるタイプだとエキパイに当たってしまって外しにくい。
オイルフィルターを外すと、雑誌のおかげでオイルはエキパイにかからずに横に流れて出ていく。
取り外したフィルターと、MonotaRoの製品と比較すると、偶然なのか中が同じように赤かった。ちなみに付いていたフィルターはSUZUKI純正だった。マグネットが入っているかは分からなかった。オイルフィルターレンチが固着してなかななか外れず苦労した。
オイルはすべて排出されるのを待って、エキパイが冷めてから、オイルフィルータとドレインボルトを取りつける。慌てるといいことはない。
まずは2リットル入れる。
次に1リットル追加。これで3リットル。
オイル量は真ん中より上。
エンジンをかけると最初ガラガラというメカ音がした。すぐにオイルが回ったのか音が小さくなった。バイク屋でオイル交換してもらったときと同じ感じでタペットのようなカタカタ音が少ししたが、これも暖機しているうちに消えた。
そして、確認したら丁度いい感じになった。恐らく3.2リットル程度入ったものと思われる。
これでオイル交換が完了だ。しかし、オイルフィルターの交換にはカウルの脱着が必要で、面倒この上ない。オイル交換だけならば、カウルの脱着は必要ないのは助かる。今後は、1万キロごとにオイルフィルターの交換にしよう。次は、1万4千キロだ。
ついでに、気になっていたチェーンを調べた。
これが、
上に押すと、スインクーアームに当たるまで行ってしまう。かなり緩くなっていた。
チェーンの調整はこの大きなナットを緩めなければならない。径は36mmだ。
ナットの横を見ると、メモリがあった。現状の位置だ。
36/32mmのラチェットレンチを購入していた。AmazonよりもMonotaRoの方が安い。
https://www.monotaro.com/p/3931/3924/?displayId=4
これで大きなナットを緩める。柄が長いので、簡単に緩められた。逆に言うと閉めるときに注意しないと簡単にねじ山をなめる可能性もある。
そして、調整は12mmと10mmのスパナ。左側のロックナットを緩めて右側のボルトで調整する。
押したときにこれくらいに調整して、36mmのナットを締め付けると、全く緩みが無くなってしまって困った。それで、これよりも緩い状態にしてから、締め直してを何度か繰り返してやっと調整を終えた。
チェーン自体もだいぶ汚い。しかし、当日は時間が無かった。後日清掃する。
調整後のメモリ位置。
反対側。
本来ならば、車軸の締め付けトルクをきっりするべきかもしれないが、このラチェットではそれはできない。適当に締め込んでおいた。
せっかくカウルを外したので、次の作業に移った.....
つづく。
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