プロテクターは、傷つくものだからいいとしてもヘッドカバーの傷は目立つ。また、塗装が劣化しているのかまだらになっているのも気になる。
プロテクターもだいぶ傷がひどいので交換したいところだ。
今回は、右のヘッドカバーのみ交換することにした。入手先は、ヤフオク。2,500円だったのでこれ幸いと入札したら、終了間際に競合が表れて思わず熱くなって、結局1万100円で落札となってしまった。送料もそこそこしたので、結局11,180円になった。決済手数料が無料になったのがせめてもの慰めだ。
まあ、新品を買ったらこれくらいじゃ済まないだろうから仕方ないか。ちょっと後悔はしている。
裏側。まずまず綺麗な品物だ。未使用な雰囲気はあるが、ちょっと傷はある。
純正であることは間違いない。BMWマーク付きだ。
工具は、9.5mmのヘクサソケット。
まずは、プロテクターを外す。ねじは3箇所だ。
ソケットはT30で丁度よかった。
こちらが2か所目の後ろ側。
そして、3か所目の下側だ。指の刺している位置が微妙だが、今回外したのは一番右側のものだ。
ラチェットレンチで外した。
取り外すと、思った以上に傷んでいた。
外側は傷だらけだ。
手に持ったところの内側には3つのゴムブッシュが付いているが、その部分も樹脂がつぶれている。
ガードを外した状態。下側は傷はないが汚い。拭いたくらいでは綺麗にならない。
プラグカバーを外す。
標準工具に入っている、このツールを使う。
こんな感じで、プラグキャップにあてがって、
引き抜く。
プラグキャップが外れた。現在のバイクはコイル付きが多いが、この時代のものは普通のプラグキャップだ。
ヘッドカバーを外すとオイルが出てくるので、オイル用トレーを下に敷く。
ヘッドカバーのボルトは、T40だった。
普通にラチェットで緩めるが、あっさりと緩んだ。
が、ボルトが抜けない。
全部緩めたが、ボルト自体は引っ張っても抜けなかった。
ゴムハンマーでたたくと、
外れた。パッキンは綺麗なままだった。再利用するつもりだったので、よかった。
なぜ、はずないか見たら、ゴムが引っかかっているように見えた。
カバーを外したヘッド部分。9万キロ走っているエンジン内部とは思えない綺麗さだ。
交換品(下)との比較。当然だが、まったく同じだ。しかし、エンジンカバーの内側にはあまりオイルが付いていないのにちょっとびっくり。ヘッドカバー内は、あまりオイルは来ないのだろうか。
埃がエンジン内部に入るのも困るので、とりあえず交換する綺麗なカバーをはめておくことにした。
どうも、この部分が取れればなんとかボルトが抜ける気がする。
ドライバーで慎重にこじってみたが、外れない。
結局、手でゴムをめくる様にしたら引き抜けた。
ここで、新たな工具が登場。トルクレンチだ。
アナログな安いものだが、実はヘッドのボルトはなんと8Nmという非常に緩い締め付けトルク指定になっているのだ。エンジンがアルミだからだろう。ちょっとでも締め付けすぎると簡単になめてしまうらしい。
それで、この0Nmから測れるトルクレンチが必要だったのだ。
これを使って慎重にボルトを締め付けた。締め付けたというよりも軽く締めた程度だ。トルクレンチがなかったらギュッと締めてなめていたに違いない。
プラグキャップとプラグカバーも取り付けた。
最後にプロテクターも取り付けた。プロテクターの傷が目立つが、ヘッドカバーの傷はなくなって綺麗だ。
前からみても新品のようだ。
そして、斜め後ろから。この角度だとプロテクターの傷は見えないので本当に新品のように見える。
これで気になっていたヘッドの傷も綺麗になった。プロテクターも注文している。届いたら交換しよう。
取り外したヘッドカバーは、磨いて塗装すれば、使えそうな気がした。そのうち、綺麗にして保存しておくことにしよう。
ヘッドカバーを外したことで、少しオイルが減った感じがした。
オイル量を見てみると、少なめだった。オイル交換後3,000kmも走っていないので追加することにした。
オイルを入れるところは、左シリンダーのヘッドカバー上にある。(左のヘッドカバーはとても綺麗だ。)
入れたのは、前回オイル交換したときに余っていたまっさらなValvoline VR1 20W-50だ。
300cc程度入れた。
オイル量は丁度良くなった。
新車の時には、説明書にも書かれていたが、1,000kmで、1リットルオイルが減るあったが、いまはそんなことはないようだ。
これで、少しはもつだろう。もう少し走ったら交換することにしよう。オイルの色も少し濃くなっている感じだ。
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