さっそく、ビデオを見てもらおう。
これは、ZZR250の対抗馬となる。ZZR250は、4気筒の250に比べるとましとは言え、低速トルクが薄い。発進にはそれなりに気を遣う。
YZF-R3はエンジンの最高出力は、42PSと、ZZR250の40PSと殆ど変わらないが、トルクが排気量分あるので、低速でもとことこ走ってくれる感じだ。しかし、直前に乗ったMT-09 TRACERや、会場までの移動で乗ったNC700S DCTに比べると、かなり薄いことは間違いない。ああ、やはり低排気量車だなという感じは否めない。
それでも、軽い車体のおかけで、コーナーもくるくる回れるし、町乗りで苦労することは殆ど無いだろう。
その上、回転を上げれば、それなりにパワー感もあって、レーシーなエンジン音とフィールを楽しめる。
それに、なんと言ってもデザインが良い。ハイエンドモデルのYZF-R1譲りのそのデザインは、走っているところを見ると、そんなに小さくは感じない。
ただ、320ccという排気量は微妙としか言えない。これよりも動力性能で劣るであろう250ccのR25の車検の無い手軽さと比較すると、せめて400ccまでアップしていたらまた感じが違っていただろうと思うと残念だ。なぜにYZF-R4が無いのだろうか。日本でしか売れないからだろうが。まあ、YZF-R4が有ったとしたら、今度はYZF-R6と比較してやはり、R6がいいと言うことになるのかしもれないが。低価格で軽い、車検が必要なYZFシリーズの末っ子と言うことになるのだろう。
欲しいかと言われれば、ZZR250の代わりに是非とも欲しいが、車検のことを考えるとR25でいいかとも思ってしまう。
なかなか難しいモデルを出したものだ。R3を購入する様な人は、やはり、軽いセカンドバイクとして購入するのかもしれない。街中や峠で、エンジンを回しきって走れるという意味では、良いバイクに違いない。
出来れば、R25も試乗したかった、比較検討できたらまた感想も変わったかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿