Bandit 1250Sで先日行ったツーリングでグリップヒーターが全く機能しなかったので調べてみた。
エンジンをかけて、グリップヒーターのスイッチを入れるとLEDが点灯するので、電源が来ていないとか、ヒューズが切れていたりということは無いはずだ。ということは、グリップの配線に問題ありそうだ。
まずは、右のグリップの配線を見てみると、なんだか手作業のようなビールテープでぐるぐる巻きになっている。
ビニールテープを外してみると、キボシ端子が現れた。特に問題無いようだ。
試しに、グリップ側の抵抗値を調べると2.8Ωだった。いやに抵抗値が低い。計算してみると.....12Vで2.8Ωと言うことは、 I=V/Rなので、12x12/2.8=51Wと言うことになる。低いと思ったがこのワット数ぐらいなら正解だろう。
そして、グリップヒーターをONにして電圧を調べると13.88Vとなった。これも順当の値なのだが、とても不安定で、すぐに電圧が0に落ちてしまう。と言うことは、スイッチとグリップの間だろうか。
左の端子を調べると、これがどうもおかしい。ハンドルを切ると線が突っ張ってぴんぴんなのだ。
ビニールテープを外してみたら、ほとんどキボシが外れかけていた。意外に単純なことだった。おそらく、グリップは直列に接続されているのだろう。と言うことは、抵抗値は2.8Ωの倍で5.6Ωと言うことになる。ワット数は25W程度。それでも、こんなものかもしれない。
それで、ぴんぴんに張らないように、取り回しを変えて余裕を待たせて、キボシを接続してまたビニールテープで巻いた。そして、結束バンドで縛った。
テストをしてみると、今度はグリップが両方とも暖かくなった。単なるキボシ端子の緩みでよかった。根本的に回路が壊れていたりすると、とても面倒だった。これから寒くなるので、グリップヒーターは、役に立つはずだ。
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