2013年7月17日水曜日

YAMAHA SRV250 グリップとレバーの交換

次は、グリップとレバーの交換だ。
すり減ったグリップの交換用に用意したのは、こんな製品だ。グリップがスポンジになっている。スポンジなので、手で曲げることも出来るほど柔らかい。しかも、太い。このグリップは、SRV250の様な振動が大きいバイク用として販売されていた。柔らかいグリップによって、振動を低減しようという狙いだ。しかも、非貫通タイプだ。

SRV250には、元々振動に対応するために、重いグリップエンドが付いているのだが、それがなくなると言うことだ。スポンジのグリップで振動対策になるなら、重いグリップエンドが無い分重量が軽くなるというメリットがあることになる。

はてさて効果の程は。

まずは、六角レンチでグリップエンドを外す。

テープが巻いてあった左のグリップエンドだが、心配するようなものは何もなかった。しかし、重いグリップエンドだ。

グリップは、接着剤で留めてあるので、潤滑剤を吹きかけて引き抜いた。

よく潤滑剤を拭き取った後に、試しに 新グリップをはめてみたところ、接着剤無しでしっかりと取り付け出来たので、そのままにした。なかなか見てくれもいい感じではないか。握ってみると、やや太めなのと柔らかいので手にしっとりと張り付いたような感じでいい感触だった。

右のアクセル側も、同様にしてグリップエンドを外して、潤滑剤で古いグリップを引き抜き、綺麗にした後で、新グリップをねじ込んだ。元々がスポンジのようなものなので、接着剤は必要ないようだ。

アクセルとしてひねる必要があるたのだが、旧グリップがアクセルをねじると少し重めだったのが、新グリップでは非常に軽い。アクセル操作が楽になった感じがした。しかも、スポンジなのでギューッと握ってもふにゃーと沈み込むような感じで、まさしく巷で噂の低反発なんとかみたいだ。しかも、握ったからといってその形に形状変化するわけではないので、すぐに元に戻る。とても握りやすく、ひねりやすい。

振動対策が芳しくなかったしても、このグリップは非常に気に入った。時々見かける車の柔らかくて太いハンドルカバーに似ている。慣れると、元に戻れなくなりそうだ。Bandit 1250Sでは、残念ながらグリップヒーターが付いているので、交換出来ない。

ただ、重いBandit 1250Sでは、こんな柔らかいグリップでは心許ないかもしれないが。

次に、レバーだ。これはクラッチ側。レバーは純正と同じタイプなので特に変わったものではない。普通のタイプだ。価格も、とても安かった。クラッチレバーには問題は無かったが、少し錆びていたので、ついでなので交換することにした。左右で新しさに差があるのも綺麗ではないし。

まずは、ケーブルを緩める。そして、レバーの軸を留めているボルトを外すと、

 簡単に、外す事ができる。

見ると、クラッチワイヤーはとても綺麗で、事前に感じていたとおりに新品の様だ。

でも、折角なので注油しておく事にした。

ワイヤーインジェクターで挟んでおいてから、

ワイヤーオイルを注入する。と写真ではなっているが、この状態だと、ワイヤー端の調節ネジの所(写真ではインジェクター上部)からオイルが盛大に吹き出てくる。このワイヤー端も含めて挟む必要がある。こういうのは、実際にやってみないとわからないものだ。


今度は、曲がっているブレーキレバーだ。こちらは、軸のヘックスボルトを外す事で簡単に外す事ができる。

新しいレバー。

ただ、バネ、ブレーキマスターを押すネジ、カラーの3点を移植する必要がある。

まず、バネとネジを移植。

次に、カラーを押し出して外して、移植。

完成。

軸のヘクサボルトで締めて完了だ。ネジで、マスターの接触間隔を調節することで、ブレーキの握り具合を調節して完了だ。

クラッチも、つながる位置が遠かったので、真ん中くらいでつながるように調節した。

跨がって、ハンドルを握り、レバーを操作してみると。まるで違うバイクの様な感じだった。

つづく。


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