まずは、車体を立てた状態で安定させるために、メンテナンススタンドを立てる。
そして、SUZUKI Keiのタイヤジャッキを持ってきて、エンジンの下でジャッキをかけておく。実は、どこにかけるかで色々と試したが、なるべく前側を上げないと、不安定なため、エンジンの下でとぐろを巻いている排気管にかけることになった。まあ、150kg程度有るかどうかの車体の半分だから、70kg程度を支えられればいいので、排気管でも問題無いだろう。実際問題無かった。
元のフロントフォークはこれで見納めだ。
まずは、フロントのディスクキャリパーを外す必要がある。ついでなのでブレーキのメンテナンスも行う予定。
なので、下のヘクサボルトを緩めておく。
次に、フォークに止まっている2本のボルトを緩める。そして、ボルトを外す。
後は、キャリパーを手で後ろ方向にこじりながら引っ張ると外れる。たいして汚れもない。
それに、ブレーキの効きが悪い割には、パッドはまだ十分残っていた。交換するめにパッドは購入してあるのだが、今回は分解清掃のみすることにした。
スピードメーターケーブルを外す。やや錆びている。
ケーブルを引き出すと、オイルと共に錆びたケーブルが出てきた。換えは用意していないので、今回はこのまま使用する。特に錆びている以外に問題は無さそうだ。
右のフォークの先端にあるヘクサボルトを緩める。これは緩めるだけだ。
Keiのタイヤレバーは19mmなので、これを使ってアクスルシャフトを緩める。
左側の軸を見ると、
アクスルシャフトを回すとだんだんと奥に引っ込んで行くのが見える。
完全にネジが緩んだら、引き抜くだけだ。
ホイールにカラーが付いている。
外して見る。特に問題なし。綺麗に拭いておく。
ホイールの反対側にはメータギヤが付いている。これも外して見たが、特に問題無かった。
外したフロントホイール。ブレーキディスクのセンターが汚い。
タイヤの外れた後のフロントフォーク。
フロントフェンダーが、ボルト4本でとまっているのて外す。左側の後ろのボルトには、ブレーキホースなどのガイドが共締めされている。
フロントフォークを留めている下2本のボルト、
そして、上のハンドルホストに付いているヘクサボルトを緩める。緩めるだけだ。
後は、手で引き抜けるようになる。やはり錆びていて汚い。
フロント部分がなくなったSRV250。
フェンダーは、比較的綺麗だ。材質は金属だった。最近のフロントフェンダーは樹脂製が多い中、高級感がある。
裏側も、雨の中走った割に綺麗だった。こんな機会は滅多にないはずなので、表も裏もウエスで綺麗に拭いて、ワックスをかけておいた。
ディスクの真ん中部分を磨いてみることにした。
が、ほとんど綺麗にならなかった。パッドがほとんど減っていなかった割に、ディスクは削れている感じがした。外周にパッドと当たらない部分があり、そこが残って盛り上がっていた。
ピンぼけになっているが、手前のヘクサボルト(キャリパーを外すときに緩めていた)を抜く。
すると、パッドとガイドが開くように出てくる。組み立て状態でも同様にして、パッドを交換出来る可能性があるが、ピストンなどをメンテした方がよいだろうから、結局全部外す事になるだろう。
外したパッド。やや、片方だけ当たっていない感じに見える。上のパッドは右側が、下のパッドは、左側が当たっていない感じだ。
それほど汚れていなかったが、ピストンなどを綺麗にした後で、このブレーキパッドグリスを、
パッドに塗ってから組み立てた。
いよいよ購入したフォークを取り付ける。まずは、フェンダーを取り付けておく。
こうすることで、2本のアウターががっちりと固定されて、取り付けやすくなる。
後は、そのまま押し込めば、取り付けできる。まだ、フォークを締めている4本のボルトは、ずれない程度に軽く締めるだけにしておく。
そして、左後ろのフェンダー取り付けボルトを一旦外して、ブレーキホースガイドを共締めする。
それから、ホイールの中、カラー、メーターギヤ内部にグリスを塗りつけておく。ホイールを取り付けて、アクスルシャフトを挿入する。カラーとメーターギヤの位置を良く確認して、締め付ける。次に、右フォークアウター下端のヘクサボルトを締め付ける。
最後に、ハンドルポストからのホークの出る量を左右合わせてから、締め付けボルト4本を締める。
完成だ。ブラックのアウターになった。後から塗装したものの様だ。錆び錆びの汚いものからすれば、少々デザインの違いがあっても問題無い。
手で、フロントフォークを沈み込ませてみたが、いままでとそんな差はないような感じがした。やはり柔らかい。それでも、油漏れは見られない。走って見ないとわからないが。
試走が楽しみだ。
まだ、やらねばならないことがある。
と言うことで、つづく。
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