さて、外に出ると朝日が気持ちいい。
エンジンをかけて、送りに出てきてくれた女将に挨拶して出発した。路面はだいぶ乾いてきていた。一路昨日通ってきた足摺スカイラインを通り、西方向へR321に入り走る。
30分ほど走ったところで、道の駅を見てなぜか無性に缶コーヒーが飲みたくなってしまった。
ということで、閑散とした道の駅にバイクを止めて、
自販機で、
缶コーヒーを購入して飲んだ。同時に、お茶のペットボトルを購入した。止まったときに喉を潤す為のものだ。少し休んでから再度出発。
西に足摺サニーロードをどんどん走る。昨日は雨だったし、やや人気の無いところが多かったのであまり目にとまらなかったが、今日はこのように昔ながらの歩いて回るお遍路をよく見かけた。
サニーロードを走っていくと、長いトンネルが何本か有った。
トンネルを抜けると、海岸に出た。
そして、またお遍路だ。
お遍路を見ながら少し行くと、小さな展望所が見えたのでちょっと寄ってみることにした。
かなえざきの黒潮展望台との記載があった。
登ると、テーブルがあった。これは、恐らくお遍路の為に作られたのかもしれない。
なかなか綺麗な海だ。透き通っている。
現在地が、地図の上方に書かれている。色々と気になる観光地があるようだ。またゆっくり来てみたい。
すぐ横には、橋が架かっていて欄干に何かがとまっている。
見ると、トビウオの様に見えるが、土佐なので鰹なのだろう。
さらに、先に進む。
地図では、すぐそこなのに実際に走ると、意外に距離がある。途中からK43に入る。
やっと、展望台への入り口が見えてきた。遠いはずだ60キロ近く走っていた。
ところが、展望台への道はかなり狭い。本当にこの道か時々心配になった。しかも、ぐねぐねと曲がっている。
やっと、広い空き地に出た。1台車が来ていた。カップルが写真を撮っていた。
バイクを止めて、飲み物を飲み、トイレした。
奥にあった地図を見ると、展望台はさらに奥らしい。ただ、バイクで行ってUターン出来るかちょっと心配になったが、距離もそこそこ有りそうなので、バイクで行ってみることにした。
ここも、やはり狭い。この細さのままだったら、Uターンは苦労しそうだ。
が、登り切ったところで一気に広い空間に出た。
これが、展望台だ。
しかも、2階建て。
屋上の展望台。
柏島が一望できる。遠くはやや霞んでいる。
すでに、気温はだいぶ上がっていて20度を近くにになっていた。インナーは外してあるものの、日に当たるとジャケットを脱ぎたくなるくらい暑い。
そこからまた細い道をながながと降りていき、K43に戻った。そして、柏島に向かって走る。
観光バスが止まっているのが見えた。ここが今日の2つめの目的地観音岩だ。
画面中央に見えるところが入り口で、観光客はみなそこから登って行った。
ここから登ることにした。ここでも、ビデオを撮るために、ヘルメットをしたままで上がっていった。
意外に登りが多い。途中で左右に分かれていたので、観光客が登って行った左に行った。
やっと、観光客に追いついた。 階段状に登っている。
やがて、岩の間に、なにやら尖った岩が見えてきた。
かなり登った。まだ先がありそうだが、内部に入っていきそうだったし、観光客も引き返し始めたのでここまでにすることにした。
これが観音岩だ。確かに、立っている観音様に見える。
説明の看板もあった。
登ってきた道を見下ろすと丁度、岩と緑の境目に道があるのがわかる。
観音岩の右の崖をよく見ると、白い建造物が見えた。
赤く□で囲ったところだ。
拡大すると白い四角なものだというのがわかる。展望台だろうか。
戻ると展望台という看板があるので、下から登ってきて左に曲がった所を、右方向に行ってみることにした。
ここもそこそこの登りだった。
まだまだ続く。もうほとんど山登りだ。しかし、先の写真を見ればわかるが、ほとんど山の頂上なのだ。
そして、頂上に来た。しかし、白い建造物は見えない。道を間違えたか?
回りを見渡すと奥に細い道が降りていた。
白い、展望台が見えてきた。こんな所に良くも作ったものだ。
右方向の景色。奥の霞んでいるのが柏島だろうか。
そして、左方向を見ると、先ほど見た観音岩のてっぺんが見えた。
さらに、左を見ると絶壁が見える。10mmの広角レンズで撮っているにもかかわらず、この画角なのだ。どれほどでかいかわかるだろうか。そして、先ほど観光客達が登って行った道が、緑と岩肌の境にあるのが見える。人のサイズは、ごま粒どころか、砂粒以下の点にしか見えない。
坂を登ってきて、もう暑くて暑くて限界だった。
ヘルメットは当然だが、ジャケットも脱いで、
ひととき、潮風に当たって涼んだ。
もし、四国に来たら、観音岩とこの白い展望台には是非寄ることをお勧めする。すばらしい景色と、開放感がすばらしい。そしてこのスケール。人間なんて砂粒以下だ。
つづく。
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