柏島とは細い陸で繋がっていた。
しかし、すぐに行き止まりとなっていて、特に見るべきものは無かった。
仕方ないので、そのままUターンしてK43を戻ることにした。
途中で、観音岩に行くのかソロツーと思われるバイクと出会い、手を上げて挨拶しつつ走った。
ほとんど、走る車も無くとてもいいペースだ。
そして、朝来たK43への分岐点まで戻った。それを、左に進む。(朝方右から来たのだ)
R321をひたすら北に上がっていくと、
宿毛(すくも)まで到達することになる。
40分ほど走ったところに、道の駅「すくも」が見えてきたので、ちょっと休むことにした。実は、この後どうするかまだ決めていなかったのだ。
駐車場には車が沢山止まっており、空いていた所には先客が居て、丁度出て行こうとしているところだった。250cc程度の単気筒アメリカンタイプだった。後で調べたところでは、スポークホイール、フロントフェンダーなどから、スズキマローダ250(GZ250)ではないかと思われた。
日も照っていて、やや暑かった。
道の駅とはいうものの、建物はなんだか長屋のようだった。
ただ、トイレはかなり豪華だった。男用、女用それぞれ分かれており、写真は男用だ。
この道の駅は、たいして広くも無く、人を集める要素も見当たらないにもかかわらず、観光バスが何台も止まる事を想定したかのようなトイレだった。女トイレは、さすがに見に行けなかったのでよくわからないが、建屋は同じサイズだった。よく見れば、このトイレと、お店の建物も同じ屋根でサイズも同じのようだ。
暑い事もあり、250円と安かったので、ソフトクリームを食することにした。
値段の割には、ちゃんとしたもので大変満足。確かに本物のソフトクリームだった。
建物の横に行くと、奥は海が見えた。公園のようになっていた。
ここで、ベンチに座ってアイスをゆっくりと味わって食べた。あまり目つきの良くないネコがいたが、どんどん近づくとと危険を感じたのか、飛んで逃げてしまった。
子どもの遊び場にいい感じだ。
なにやら、ステージのような小屋もある。町内の夏祭りなどにはいい感じではないか。花火をするのもいいかも。私の近所にも欲しい感じの施設だった。
ここで、ゆっくりと休みながら、持ってきたツーリングマップルを見ながら、今後どうするか検討した。そして、この先にある高茂岬と、中浦テレビ塔展望台に行ってみることにした。
宿毛から、K56(宿毛街道)に左折。
車がそこそこ走っていてペースはあまり上がらない。
途中から、K34に左折した。
高茂岬への看板がある。有名なのだろう。
道は、ほとんど車が走っていないが、くねくねしており、あまりペースはあがない。
ペースが上がらない割には、制限速度は50km/hと高めだ。私の地元だったらこんなカーブの多い道は下手すると30km/h制限だ。
そして、少し道の高度が上がってきた。
なかなか、見晴らしがいい。気持ちのいい道だ。
ちょっと、道にパーキングがあったので、
止まって見ることにした。
恐らく、「穴の鼻」付近だと思われた。この地方ではなぜか、海に出っ張った岬のような地形を、「鼻」と言うらしい。ここ以外にも、「亀倉鼻」とか「樽見鼻」といった名称がある。
車は相変わらず多くない。
そして、また少し行くと今度は右手に、漁村らしきものが見えてきた。恐らく中泊/外泊付近だろう。
さらに行くと、また右手に車が何台か止まっているところがあり、海が見えた。
高茂とあるのでそろそろ近いのか。
恐らく向こうに見える大きな島は、鹿島だろう。
もうそろそろかと思われたのに、こんな狭い住宅街や、
葉っぱが道路に敷き詰められたような狭い道などがあり、ペースも上がらず思った以上に時間が過ぎていく。
そして、せっかく来たので時折止まっては、写真を撮った。
道すがらも、色々と景色を楽しめたのであまり退屈と言うわけではなかったが、時計を見ると昼も過ぎており、少々腹が減ってきた。何しろ朝食は6時だったのだから。道の駅でアイスクリームを食べていたからまだ良かったが。
とにかく、店はおろか民家すら全くないの道なのだ。
つづく。
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