2012年10月1日月曜日

四国ツーリング その2 石鎚山まで

松山港には、5時前に着いた。一番に乗船したので、一番に出ていくことになった。まだ外は、真っ暗だ。しかも、寒い。下船してからは、止まることなくそのまま走り出した。
まだ早朝ということもあり、ほとんど車は走っておらず、すいすいと進んでいく。

まずは、33号線に入らないといけない。だが、これが複雑だ。
今治街道を南下してきて、松山南環状線に左折して、天山で今度は右折で33号線になる。上の赤矢印の通りだ。地図上では特に変わった感じもしない。

これが、実際の状況だ。ここで、左折する。上になにやら高架道路が見える。

どうやらその道路と同じ方法に曲がるらしい。

で、行ってみると、その高架道路への登り口と側道か見える。なんだか有料道路の入口のようだ。思わず、側道に入った。

が、その側道は、なんだか狭くなって明らかに違う感じだ。あわてて、高架道路の下をくぐるように右折した。

先ほどの地図では、普通の道に見えたが、拡大すると、上のように高架道路になっていることがわかる。つまり、有料道路の入口に見えるが、それを登って正解だったのだ。結局、赤矢印のように、元の今治街道を直進した方向に戻ってしまった。

直進してすぐにあったコンビニに入った。ちょっと頭を整理しないと。いまだから、地図を見て高架道路に入ればいいとわかるが、その時には、朝早くて初めてのところでちょっと混乱していたのだ。ここで、ナビをセットして33号線への道を見つけて走っていくことにした。

たいしてコンビニにいたわけでもないのに、夜の明けるのは早い。コンビニを出るときには、かなり明るくなっていた。

気温は、15度程度。私は、メッシュジャケットの上に薄いビニールジャンパーを着て、グローブは完全に冬用を付けて走った。でも、後でそれで正解だったと思った。


そこからひたすら走る。だいぶ高度が上がってきた。もう街中の感じじゃない。天気は、薄曇りという感じだ。まだ、夜が明けて間もないのだ。

そして、三坂第1トンネルという長いトンネルに入った。

そしてトンネルを出ると、真っ白だった。霧だ。

そして、霧はだんだん濃くなってもう前もよく見えない。というか、実際はこれほどではないが、湿度が高いのでシールドやカメラが濡れてくるのだ。ここで、またコンビニに入った。

そこで、ツバメが乱舞しているのを見た。かなりの数のツバメだ。真っ白な中を四、五十匹も飛んでいるのだ。おそらく、急に白くなって混乱しているのかもしれない。それとも、餌をとっていたのだろうか。大体こんな時期にツバメがいるものだろうか。でも確かに尻尾が割れていたのだ。

そこを出て、また少し走った。まだ道はそこそこの広さで、直線も多かった。車はほとんど見かけない。

 すると、何やら料金所跡が見えてきた。ここが、石鎚山スカイラインの入口だ。夜は締め切られているらしい。

ここまで来ると、霧もなくなり視界は良好だ。ただ、ほとんど直線のない、忙しい道だ。とにかくぐにょぐにょと曲がっている。

 そして、登山口にたどり着いた。途中車はほとんど見かけなかったのだが、ここでは、何台か止まっていた。なかには、ここで一夜を明かしたらしいものもあった。また、奥に行くと、バスも何台か来ており、すでに登山客が多数いた。

少し高いところから、バイクを止めた駐車場を見下ろす。


こちらは、登山客が集まっていたところだ。右側に食堂があったのだが、まだ開いていなかった。土曜日でこんなに客がいるのに、開けていないなんて商売気のない事だ。

やっと、朝日を浴びることができた。天気もすこぶる良い。いい景色だ。

遠くの山が霞んでいて雰囲気最高。

これが、石鎚山? だろうか。かなりごつごつした山だ。

少し、休んで、トイレしてから駐車場に戻って走り始めた。

ここからは、林道を走る。いままでよりも、狭い。

車がやってくると、バイクでも離合は神経を使う。車が来たら、どうするんだろうか。

少し、走ると、何やらごつごつした岩が見えてきた。

展望所があったので、止まった。

気温は、14度。いや、おそらくもっと低かったのではないかと思う。ここまで真冬用のグローブをしてきていて、これでちょうどいい感じだった。一緒に走っていた人の1人は、グリップヒーターをONしていたといっていた。グローブがメッシュの夏用だったのでヒーター入れていないかとかなり手が寒かっただろう。ここまで、約100キロだ。3時間弱で100キロは少々ペースとしては、遅い。今日500キロ程度走ることになっているのだが。

 それにしても、いい景色だ。本当に来てよかった。


この岩山をバックにINAZUMAを撮る。でも、左からガスが出てきている。


 看板を見ると。INAZUMAの背景にした岩山は、子持ち権現山というらしい。

これがそうだ。

そして、松の向こうに霞んでいるのが、石鎚山だ。

こちらは、右手の瓶ケ森とのこと。

パノラマ写真を撮ってみた。

つづく。

四国ツーリング その1

もう、一週間過ぎてしまったが、なんとかレポートを開始したいと思う。どうも、休みを取ると、そのしわ寄せがきて忙しくてたまらない。

四国には、小倉-松山間を航行するサンフラワーで行くことになった。このフェリーは、夜10時前に出港して、翌朝の5時ころ松山に到着する。

今回は、男4人に女1人の5人でのツーリングとなった。以前、20台を超えるマスツーも有ったが、隊列が長く伸びて、信号に捕まることも多くななかなかペースが上がらなかった。5人くらいが一番いい人数ではないかと思う。

待ち合わせは夜の20時と早かった。
聞いた話では、30台以上のバイクが予約しているとのことだったが、われらがチームがダントツの一番だった。まだほかのチームは誰も来ていなかった。左上に見えるようにトラックはすでに列を作っていたが。

 フェリーは、かなりデカかった。こんなに大きなフェリーに乗るのは初めてだ。
 まずは、乗船手続きをした。車検証がいると聞いたが、ナンバープレートの番号を書き込むだけで、車検証の提示は必要なかった。船室は、2等寝台だ。8つのベッドが1部屋にある。少々狭いが、タコ寝よりはましだ。カーテン1枚とはいえ個室だ。

当然一番乗りで乗り込んだ。ということは、一番最初に出られるということでもある。

荷物を船室に置いてから、売店でビールやおでんつまみなどを買って、デッキにある空調ダクトをテーブル代わりに、酒盛りだ。1時間もすると出航した。大きな船のためか、ほとんど波のない凪のためかはわからないが、全く揺れない。出航したのも最初はわからなかったほどだ。

ただ、少々寒かった。半袖の人もいるが革ジャンを着ている人もいる。私は、長そでのシャツだったが、それでも肌寒かった。


関門海峡に入っていく。夜景がきれいだ。

関門大橋が見えてきた。

そして、下をくぐって瀬戸内海に入った。小一時間ほどして、お開きとなった。

これが、寝台だ。とても狭い。こちらが頭側だ。

そして、こちらが足側。壁には、ハンガーがあり、棚もある。別途もっと大きな棚が頭側の外にもある。なので荷物が入らないということは無い。

少々体が冷えたこともあり、風呂に入ってから寝ることにした。しかし、失敗だったようだ。蒸し暑く感じて、布団を着てられない。そのうえ、アルコールが回って全然眠れなかった。

船のエンジンの振動がバイブレーターの様に気持ちよく、すぐに眠れる気がしたのだが。結局、すこしうとうとしていたら、4時半からの船内放送が始まってしまった。完全に寝不足だ。大丈夫だろうか。

つづく....。