これは、リアの軸についているクラッチのボールベアリングがへたっているのが原因だ。
ただ、ベアリングの交換は専用工具も必要で面倒だ。
それで、調べていたら、Amazonでベアリングの付いたクラッチ部品が出ているのを見つけた。ただ、6,000円程と高かったのだが、一時的に4,000円台に価格が下がっていたのを見つけて、注文した。口コミでも、ベアリングの問題で異音が出ているのが対策できたと書かれていたので、これを交換すれば対策できるはずだ。
これが届いたもの。実は、これが届いたのは3月だった。交換しなければと思っていたのだが、なかなか手が付けられずにしたのだ。
心配なので中心の穴の中を覗いてみる。
ちゃんと、中心の穴の中にベアリングが付いているのが確認できる。手前側が深溝玉軸受け(いわゆるボールベアリング)で、これがへたってゴーゴー音がする。
筒状の横に開いた穴に、ピンが入り、2つのプーリー面でベルトを受ける仕組みだ。汚れた手で触ってしまったので、取り付けの時にパーツクリーナーで綺麗にしたのは言うまでもない。
添付品は大量のグリス。
それと、簡易に説明書。グリスを塗る位置を説明している。
まずは、左ステップを剥がして、ネジやボルトを外してアンダーカウルを外して、駆動系のカバーを取り外す。
ここまでは、前回していたのでスムーズだ。
専用工具で、フロントのブ―リーを固定して、
22mmのソケットレンチで、
外そうとしたのだが、びくともしない。なんて固いんだ。
そこで、車のタイヤを外すために購入していた電動インパクトレンチを持ち出した。
電源は12Vなので、keiに付けていた2年落ちのバッテリーを今年初めの車検の時に交換したのを取っておいた。これを電源として使う。弱っているとはいっても、インパクトレンチに使用するくらいなら時間も短いので大丈夫だろう。
22mmのソケットを付けて、
なんて簡単に外れるんだ。今後は、インパクトレンチを活用しよう。
プーリ―を外してみたが、やはり1万8千キロも走っているとやや段ができている。でも、まあ使えない程でもないな。
クラッチ側は、19mmだ。
これも、簡単に外せた。
クラッチのアウターを外してみると、中に黒い粉が。これは何だろう。クラッチシューは黒くないのに。ベルトのカスだろうか。取り換えず、綺麗にして、内側をやすりで少し荒げておいた。走り出して少しだけクラッチジャダーがでていたのだ。
クラッシュ―はまだ大丈夫だろう。こちらも、やすりで荒げておいた。
これを分解するには39mmが必要。中華バイクで使っていたものと同じた。
足でスプリングで飛び出さないように踏んづけておいてから、緩める。これも少々かたかったので、ハンマーでたたいて緩めた。
外れた。
そして、ここではたと困ってしまった。このはまっているドリブンプーリーが外れないのだ。
交換する部品を見ると、ここにピンが刺さっている。
裏から見るとそのピンが見えるのだが、これを外さないと抜けないようなのだ。
どうしたらいいのか、一時手を休めて、情報検索。
すると、見事に対策が書かれていた。手で筒をもってドアをひねるように回すとカバーが外れるのだ。これが一体だと思っていたので外せなかったのだ。
こんな感じだ。そうだよな。これが外れないとどうしようもない。
外したカバー。汚れている。後で綺麗に拭いておいた。
ピンは中に入っていて、カバーを外さないと絶対に外せないな。
ラジオペンチでピンをつかんで、
簡単に外せた。3つあるので、3つとも外す。グリスだらけなので綺麗にしておいた。
これが、問題の部品。
ボールベアリング部分に指を入れて回してみると、明らかにゴロゴロしている。
新品の方も同様にしてみるが、こちらはゴロゴロしないでスムーズに回る。
説明書通りにグリスをたっぷり塗って、組み立てた。
駆動ベルトを確認。問題なさそうだ。
一応純正品だ。型番は、KWNA-9010-M1。
ウエイトローラーも確認、ちょっと粉があったので、綺麗にしておいた。特に片減りなどはなさそうだ。
インパクトレンチで締め付けた。本当に簡単だ。
ここで、どれだけ効果があったか動画で見ていただこう。
これを見たらわかるとおり、かなりゴーという音が小さくなっているのがわかるだろう。
せっかくなので、エアークリーナーを外してみた。
これはひどい。一度も交換していなのではないか。早速注文しておいた。届いたら交換しよう。
次にプラグを確認してみることにした。
この点検カバーを外すと、
プラグが見える。
コードを外してみるとプラグが上を向きすぎている。
調べるとサイドスタンドにするといいらしい。
さっそくやってみると、確かにプラグの頭が下を向いてくれた。
ぅっ、なんだかプラグがおかしい。先に金具が付いていない。
しかし、プラグの向きが悪くてつなげない。
そうだ、標準工具が付いていたと見てみると、
プラグレンチが付いていた。
しかし、これも隙間が狭すぎて、回せない。
穴が空いているのでそこにドライバーを刺してみたが、狭い上に堅くて全然回らない。
結局色々やってみたが、プラグを外すことは出来なかった。純正工具で外せないというのはいかがなモノか。
このPCXはとにかくオイルのドレインにしても堅く締めすぎていてどれも緩めるのに苦労している。その為プラグもかなりきつく締まっているために緩まないのだろう。
なんとか調べて外せる工具を調達しなければ。
プラグの金具がない件は、プラグコードを刺すとちゃんとエンジンがかかったので、そのままにしておいた。弄らないようにしておこう。エンジンがかかって良かった。しかしおかしい。どうなっているのだろうか。
組み立て完了したので、試乗に出かけた。そろそろ夕刻だ。
後は、出足のがたつきがなくなってスムースになった。いい走りで満足。
エアーフィルターのついでに、プラグも注文した。プラグ用の工具も見つけて、今度はこの2つを交換することにする。
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