現状のヘッドライトは、明るさはまずまずなのだが、リング状に光って肝心の直前の下が暗いのだ。
ハイにするとさらにそれは明確に手前が暗くなってしまう。
ヘッドライトバルブをライトの外から見てみると、なにやらリング状の枠のようなのが見える。これが、特殊なバルブなのかはわからない。
とにかく、バルブをはずしてみることにした。そのためにはインナーカウルを外さなくてはならない。六角のねじになっている。まずは、上の2つをとる。
こんな長いものが付いていた。
そして、メーター下にも六角のねじがあるのだが、通常のL字ヘクサレンチでは短くて届かない。
そういえば、Bandit 1250S用に長いレンチを買ったのを思い出した。
これで簡単にはずせた。見えるのはこの3点だけなのだが、なぜか外れない。
よく見ると、内側に一つねじがあった。
結局、四つのねじが有った。これで外れるかと思ったが、なかなか外れなかったが、ちょっと力を加えたら、
やっと外れた。
この2つの爪が引っかかっていたのだ。無理に外そうとすると折る可能性があるので注意だ。
インナーカウルを外すと、ヘッドライトの防水カバーが見える。ドーナツのように膨らんでいる。
ゴムブーツを捲ると、バルブが見えた。
ソケットを外そうとしたが、非常に硬かった。かなりの力で引っ張ってなんとかソケットが外れた。
カバーを外してみると、バルブの端子だけが外に出ようになっていて、しかもかなりきつい。
裏側だ。
バルブが見えた。バルブを抑えている金具は、2本になっていた。今までのバイクでは、一本の金具をU字にまげて引っ掛けるタイプだったように思う。あれは、なかなか硬くて取り外しが大変だが、この2本タイプはとても楽だ。
バルブを外してみたら、普通のH4バルブだった。どうやら、あの輪はライトケースの方に付いているようだ。
バルブは青色に着色されていた。発光色を白く見せるタイプのハロゲンランプだろう。そういえば、少し発行色が白っぽかったように思った。
拡大すると、ロー側の発光点の下にカバーが付いていて、光が下に漏れないようになっていた。つまり、ロー側の発光は上向きだということだ。
これが、購入したLEDヘッドライトだ。よくあるようなバラストのようなボックスが無く、バルブから直接ソケットの付いたケーブルが1本でているだけなので取り付けやすい。発光する部分は三角形になっていて、上の2つがローのときに点灯するようになっている。
そして、ハイの時にはローの2点に加えて下の1点も点灯する。取り付け金具は、H4タイプを取り付けた。ネジをきっちり締めないとゆるゆるなので注意。
バルブを外した後だ。押さえ金具が2本タイプであることが、取り付けの際に大きな利点となった。
LEDバルブを取り付けた。そのまま差し込むだけなので簡単だ。
ぶれて見にくいが、押さえ金具をぐりっと回して、取り付けができたのだ。これが1本タイプの押さえ金具だったら、LEDバルブの大きなヒートシンクが邪魔で金具で抑えられなかっただろう。
2本タイプだったから、回して取り付けることができたのだ。
ソケットもつないだ。
ちなみに、私はe-auto funというショップで購入したが、ここの商品ではH4用の3ピンコネクタが付いていたが、なかには付いてなくて、バラ線タイプのものもあるらしい。
ゴムブーツは、かなり切り刻まないと取り付けできそうに無かったので、今回はつけないことにした。そのほうが、放熱効果も高いだろう。防水の前に冷却不足で高温になって壊れてしまっては元もこうもない。実は、車検などで元のH4バルブに戻す時に切り刻んだカバーではちゃんと取り付けできないと考えたからだ。その為に、オリジナルはとっておきたかったのだ。
外から、LEDバルブを見る。
夜になって点灯してみた。今までと違ってかなり白い。なかなか良い。思ったよりも明るい。点灯するとファンの音がブーンとする。エンジンをかけるとほとんどわからないくらいの音だが。
ロー状態。今までよりも、手前が明るくなった。
ハイ側にしても、ロー側は発光したままなので手前の明るさは変らずに、上側が少し明るさが増した感じになる。ローとハイは明確に差が感じられない。車検は難しい感じだ。写真では、逆に暗くなっているように見えるが、カメラが明るさに反応して絞ってしまったからだ。メーターの光具合を見れば暗くなっているのがわかるだろう。実際には、ハイの方がより明るくなる。
ちょっと走って、実際の道路での照射具合を比較してみることにした。
これが元のハロゲンのローだ。
そして、LEDのロー側。手前がだいぶ明るくなったのを感じる。ハロゲンよりもリングの影響が少ないのだろう。全体的な明るさは、若干LEDの方が明るく感じる。街灯の明るさがLEDの方が暗く写っていることからもわかる。照射状態はまずまずなので、光軸の調整も必要ない。
そして、これがノーマルのハイだ。正面の家の壁が明確に明るくなって見える。か、手前はやや暗い。
こちらが、LEDのハイだ。ノーマルよりも遠くの明るさが足りない。正面の家の壁もあまりはっきりとは見えない。しかし、全体的により明るく感じる。しかし、これは手前が明るすぎて相対的に遠くが暗く感じるのかもしれない。
1,880円という低価格にしては、暗いところを走っても、十分によく見えて、使えると感じた。Bandit 1250SのときのLEDランプに比べたらだいぶ進化している。素晴らしい。
低価格だし、これはお勧めだ。今回はゴムブーツを取り付けなかったが、ゴムブーツをもう一つ入手する事ができたら、加工して取り付けたい。しかし、取り付けると、冷却ファンを包むような感じになって冷却が妨げられるかもしれない。
チョイノリして帰ってきて、少ししてからオイル量を見てみたら、より減っていた。点検窓の半分以下だ。これが点検窓から見えなくなったら、オイルを少し足してみよう。
了解!ありがとうございます。
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