一番気温の高い時間だったこともあり、当日はまだ暑かった。
その為、白のメッシュジャケットを着た。最近は、チョイノリのは時は良くこれを着ている。
出かけようとしたら、シガーアダプタの電源が入らない。
慌てて、シートを外してみたら、シートを取り付けるときに、スイッチ用のヒューズから取った配線の途中にあるヒューズが引っかかって、ソケットが抜けていた。接続を再度確認して、配線の位置を動かして電源が入るようになった。
いきなりツーリングに行っていたら、大変だった。
走り出して、真っ先に感じたのは、ナビが寝過ぎていること。液晶画面が上向きて日光で光って見えない。これは、取り付け位置を変更しなくては。
時計は、とても見よい。
レーダーは、バックミラーの陰に隠れてLED類がほとんど見えない。まあ、音声は問題無いのでいいが。
それと、もう一つ、これはフェリーから乗って帰るときにも感じたが、ニュートラルからローにいれる時に入らないことが度々あった。特に信号待ちで、信号が青に変わって発進しようとしてもローに入らないので焦った。
ローに入ったときにも、ふにゃっと入る感じで節度がないのだ。
ちょっといらいらしてしまう。調べるとそういうことがあるようだが、慣れの問題ともある。慣れればこれが解消するのだろうか。
それと、時々、R.I.Dでは、ギヤポジションが「0」つまりニュートラルになっているのに、ニュートラルランプが点灯しない時がある。おそるおそるクラッチを離してみると、ちゃんとニュートラルになっているようだ。この節度もあまり無い感じなので、ニュートラル付近が問題有りそうだ。
また、信号停止でギヤを落としていき、ローまで落としてクラッチを握って待っているときに、発進しようと、アクセルをひねって、クラッチを離したとたんに、ニュートラルになってしまう現象も出た。後ろに止まっている車に追突されないかひやっとした。
ただ、走り出して2速3速とシフトアップする時や、シフトダウンする時には節度有る操作が可能だ。
エンジンは、8万キロも走ったとは思えないスムーズで、粘りもあり、震動もそう多くない。震動に関しては、ハンドルがラバーマウントされている関係かもしれない。
5速で1,200回転程度でも平地ならとことこ走る。ほとんどアクセルをひねらないでよい。ただ、低速では、なんだかゴリゴリとした固いものの上を走っているような変な感じがして気になった。
また、地面の小さな段差を乗り越えるときにも、それが直にゴツンと感じる。サスペンションがへたって底突きしているような感じなのだ。
ただ、回転が2,000回転を上回れば、あまり感じない。エンジンの回転なのか、フレームなのか。車軸なのか。サスペンションなのか、何からゴリゴリとした感じがするのか不明だった。
また、平地では、2,000回転以下でとことこ走るのだが、少し上り坂になると、途端にかなりの激しい震動が発生する。恐らく上り坂になると、アクセルをすこし開かざるおえなくて、エンジンが低回転で回ろうとすることで震動が出ているようだ。いわゆるドカドカとした2気筒の気持ちいい震動ではないのだ。
ただ、そういうシチュエーションでも、トルクが無くて速度が落ちることはない。
現在、5リッターほどレギュラーが入っているので、ノッキング気味なのかもしれない。
それと、アイドリングが低い。1,000回転を下回って800~900位だ。やや不安定で、時折、失火するのか回転がドンと落ちて大きな震動が発生する。ただ、乗車時間はそう長くなかったが、一度もエンストはしなかった。
走行性能に関しては、コーナーがちょっと不安定。安定して倒せないので、ふらふらして倒れ込み過ぎな感じになったり、逆に倒れなくてアンダーステアになったりする。ちょっと安心してコーナーを走れない感じがする。街中の低速状態でこんな感じなので、峠道などは心配だ。
20年前のバイクなので、色々と不安なところもあるが、5速のままでも2,000回転以上回っていれば、如何にもリッターバイク的な加速をする。追い越しもギヤダウンの必要なく楽々こなせる。
広い駐車場に来た。ほとんど車もいなかったので、真ん中にR1100RSを止めて、写真を撮ってみた。左斜め前から。
前から。
右斜め前。
右横。
右斜め後ろ。なかなかの迫力だ。
それではと、エンジンをかけて発進しようとしたが、キーはONになり、オイルなどのランプは点灯するのにセルが回らない。サイドスタンドも払っている。どうしてか少し悩んだが、原因はニュートラルランプが点灯していなかったからだった。このとき、バイクを止めるときにニュートラルにしたつもりだったが、ニュートラルランプの点灯は確認していなかった。
ギヤポジションインジケーターは「0」となっているので、ギヤ自体はニュートラルなのだが、ニュートラルランプのセンサーはニュートラルだと思っていないようで、ニュートラルランプの点灯がセルを回せる条件としているようで、回らなかったようだ。
そこで、ギヤをローに踏み込んだり、2速に引き上げたり、止まったままで色々やっていたら、なんとかニュートラルランプを点灯させる事が出来た。そして、エンジンもかかった。
しかし、ちょっと心配になった。エンジンを切るときには、ニュートラルランプが点灯しているのを確認してからでないと危ないと言うことだ。
試しに、すこし駐車場内をくるくる走って、ニュートラルランプの点灯を確認してからキーをOFFしてエンジンを切って、再びキーをONにして、ニュートラルランプが点灯しなかったことはなかった。つまり、正常にエンジンをかけることが出来た。怖いので、ニュートラルランプが点灯していない状態でエンジンを切るテストは実施しなかった。
帰りに、ETCの確認のために高速を走ってみた。問題なくゲートをくぐれた。
高速では、確かにリッターバイクそのものだ。入り口から合流の加速も問題無く、アクセルをグイッとひねれば「ぬうわ」程度の速度は簡単に出てしまう。風防効果もまずまずて、風の影響はあまり感じなかった。
少なくとも、20年落ちのR1100RSの方が、NC700Sよりも高速では、間違いなく走りやすい。ハンドルに風防を付けたバイクとボティカウルのバイクでは、自ずと快適度合いが違う。エンジンも、最高出力が50馬力と90馬力では倍ほども違うわけで当然だ。
中古の250cc程度の価格で、高速のこの安定性と加速性能は、信じられない。
街中のギヤのない楽さは間違いなくNC700Sだ。その境は100km/h位にありそうだ。NC700Sでも、100km/h以下ならばかなりの加速感と操縦性を感じる。
高速のPAで、ちょっと止まってみた。そして、各部を点検したが、とくに問題となるようなことは発見できなかった。下道の低速走行で感じたもゴリゴリとした違和感もまったく感じなかった。
全体的には、かなり良い。低速走行の時だけ変な感じがするが。もし、サスペンションや車軸の問題だったりしたら、高速ではさらにひどくなるのではないかと思うのだが、高速ではそれは感じない。
良くわからない。そのうちにオイル交換などをして様子を見ることにしよう。
それで、実際に最下段に設定してみたが、両足がべったり付くという感じでもない。どうも、シートの絞り込みがあまりないので、股が開き気味のせいのようだ。
しかし、インターネットの評判を調べるとセンタースタンドはとてもかけやすいという評判だ。なぜに、このR1100RSはかけにくいのだろうか。それに、センタースタンドをかけると普通のバイクはリアが上がってフロントが接地するのに、これはリアが接地してフロントがかなり浮くのだ。
それから、懸案だったナビの取り付け位置の調整を行った。これで安心だ。
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