四国に行くのにいつも困るのは、どのようにして海を渡るかだ。今回は、大分からオレンジフェリーで四国に渡ることになった。出発が7:45で、着が10:00と丁度良い。ただ、7時過ぎまでに大分の臼杵港まで行くのが大変だ。何しろ今回の参加台数は、13台と多い。5時に北九州空港近くのコンビニに集合して、高速で行く事になった。
集合時間が早いので3時には起きて支度を始めた。
出発は4時17分。気温は14度と肌寒い。出発まで1時間以上も何してるんだと言われそうだが、寝起きが悪くて、トイレが長いので仕方ない。
今回の出で立ちは、Yellow Corn YB-4109(メッシュ)にインナーを着け、アンダーには防寒の薄い長袖スポーツシャツ、そして下は防風ジーンズにプロテクターだ。YB-4109のインナーは薄いビニールなのだが、風は通さないので意外に寒さは感じなかった。
今回のツー仲間には、メッシュではないジャケットに、もこもこのインナーやネックウォーマーまでしてくる拝がいてちょっと驚いた。きっと、昼間は暑かったに違いない。まあ、それほど今の季節は、寒暖差が大きいので服装には悩むのだ。
集合場所に着くと、すでに数台が来ていた。しかし暗い。
少しすると人が集まってきた。今回都合が付かず参加できなかった白い上着のツーリングクラブのリーダーが、注意点や、走行順などを決めてきてくれた。早朝だというのにありがたい事だ。今までのツーリングクライブで、リーダーが参加しないと色々とトラブルが発生するのだが、今回はどうだろうか。
出発予定の5時15分近くなったので、さっそく出発と思ったら、私のシガーソケットが機能しなくなっていた。ここまでは正常だったのだが。出発しようとエンジンをかけてもナビや、カメラの電源が入らないのだ。少々気温が低く湿度も高い感じだったので、湿気にやられたか? ただ、ETCやレーダー探知機は問題なく動作していたので、シガーアダプタだけの問題だ。
幸いなことにどちらもバッテリーが入っているので、とりあえず内蔵バッテリーで駆動した。
すぐに東九州道にのって出発。果たして2時間で皆が到着するのだろうか。
高速にのってしまうと、もう途中で止まることはできない。フェリーに間に合わなくなってしまう。2時間近くかかる。ナビのバッテリーはなんとか持つかもしれないが、カメラは持たないだろう。
暗い中走る。前を行く仲間と、白いライン以外は真っ暗で何も見えない。隊列を組んで走ると、ほぼ真ん中あたりを走っている私はとても走りやすい。なにしろ、ただ前についていけば良いだけだからだ。さらに、片側一車線なのが幸いだった。というのも、割り込みなどの外乱が全くないからだ。
例のミカン農園の立ち退き問題で施工が遅れて、途中で切れている東九州道路なので、一旦高速を降りなければならない。先祖代々ミカン農園をやってきているのだろうから、その気持ちもわからなくはないが、ユーザの立場で言うと勘弁してくれよというのが本音。これは、みかん農園の持ち主に言っているのではない。道路公団に対する苦情だ。:結局、強制収用する事になるのなら、開通予定が遅れることがわかった時時点で、出来なかったのかねと思ってしまう。
仕方なく、一般道を走る。早朝だというのに意外に車が走っている。昼間ほど多くないのが助かるが。なぜか一般道の方が二車線なのは納得がいかない。
そして、再び高速にのる。
だんだんと空が明るくなってきた。しかしペースが上がらない。片側1車線なので遅いトラックがいると、そこで詰まってしまう。
所々にある追い越し車線で抜いていく。しかし、隊列が長いので、全員は一度に追い越せない。時間は容赦なく過ぎていく。
まあ、暗い中トラックに速く走れと言う方が無理がある。なんとか、二車線のところで抜いていくより仕方ない。
大分に入ってから、なにやら、黒いものが地面からわき上がっているのが見えた。
とおもったら、霧だった。しかも、かなり湿っぽい。シールドが一気に曇って見えにくくなる。グローブで拭うが、ほとんど小雨状態だ。滴が垂れる。
何とか、通り抜けた。さらに空が明るくなってきた。
そして日の出だ。明るくなってくると、周りが見えてくるので走りやすい。
なんとか、臼杵ICまでやってきた。思ったほど時間はかからず、まだ7時前だった。(写真の黒いのは私の指だ。走りながら左手だけで撮るのは難しいのだ)
そして、臼杵港に到着。臼杵ICから近いので、7時頃に到着した。思ったよりも早かった。
乗船手続きをして、いつも携帯している大容量バッテリーをシガーソケット代わりに使用することにした。なぜだかシガーソケットのトラブルは良く起こっている。なのである意味慣れっこなのだ。
また、乗船手続きで車検証の提示も必要なかった。750cc超が一番高い料金なので当然かもしれない。750cc以下だと車検証が必要になるのかもしれない。ちなみに、インターネット割引込みで、750cc超で5,040円だった。
今まで乗ったフェリーの中では大きな方だ。バイクも余裕で止められた。一部のフェリーでは、ケースを外さなければならないところもあるようだが、四国へのフェリーでは一度もそういうことはなかった。
乗船時間が2時間以上あるので、2等船室でゆったりと休んだ。私は、少し寝不足気味だったので、ここで少し仮眠を取ることにした。しかし、ほとんど眠れなかった。それでも、身体を横たえることで、休むことにはなったのだろう。この後で、寝不足が原因できついと言うことはなかった。
10時に八幡浜に到着。車は多くなくて、ガラガラだった。
今年3回目の四国上陸だ。以前何年も夢見て来れなかったのに、どうしたことだろう。その上、とうとうBMWでの乗れ入れだ。進化したものだ。などと感慨にふけっている暇はない。
まずは、27号線にはいる。
気温は、すでに25度。少し暑くなってきた。ジャケットとインナーの首回りを開けて風が通りやすくした。
八幡浜市街は、いつものことだが、渋滞が激しい。この日も、少し進んでは止まるを繰り返した。R1100RSのクラッチは、重い方なので、かなり疲れる。
やっと、197号線に入る。前回は三崎港からだったので、左から来たことになる。
197号線に入っても渋滞は変わらず。のろのろとした走りだ。
やっと、市街地を抜けて、ペースが上がってきた。天気は快晴だ。
大洲市に入った。
無料の自動車専用道路に向かう。
大洲道路は片側二車線で快適だ。
終点で降りる。
右折して56号線に入る。
途中で、ガソリンを給油した。
前回よりも値下がりしていた。だが、今回はハイオクなので高くはなってしまうのたが。それでも、価格差は縮まっている。ここまで168km。燃費は19.3km/lだった。渋滞にはまってしまった割にはまずまずか。
そして、再び197号線に戻る。
車もそう多くなく、軽快に走れる。
そして、前回同様道の駅「ひじかわ(肱川)」に入る。
時間は11時半頃。これ以後は食事場所も限られるので、ここで昼食となった。
今回は、「おすすめ」と書かれたチャンポンにすることにした。価格も手頃だ。
やや細いチャンポン麺だが、まさしく豚骨味のチャンポンだ。味はまずまずと言ったところ。
ここで、自宅を出てから8時間。なんだかもう1日走った感じがする。ここまでの走行距離は185キロほどだった。前回は215キロだったが、それは三崎港から走ったからだ。
さて、次は四国カルストだ。今回のような快晴での景色が楽しみだ。
つづく。
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