小便小僧を十分堪能したので、出発だ。午前中なのにとても濃い時間を過ごした気がする。
車がやってきた。バイクとならなんとかできるが、車同士では絶対に離合できない狭さだ。車同士でこんな状態になったら、どちらかが離合できる道幅のところまでバックしなければならない。
こんな道では、すきものの観光客ぐらいしかこの道を通ろうというものはいないはずだ。その点バイクなら大丈夫...
と思ったが、バスがやってきたらバイクといえども簡単に離合はできない。そろそろと隙間を通っていく。しかも、これは小型のバスだ。観光客向けなのだろう、今となっては珍しいボンネットバスだ。
中には普通のバスがやってきたりする。
時折ひどく狭くなる県道32号線を走っていく。さすがに14台全部が隊列を組んで走行することは難しい。分断されて後ろが見えなくなる。
広いところで、時々後続を待って、そろってからまた走り始める。
そして、なんとか通り過ぎて広い道に出てきた。やっと終わったという感じ。
国道32号線に戻って、北上を開始する。良いペースで走れるので気持ちいい。
192号線に左折して入り、西に向かう。今まで後ろ側から照っていた太陽が左側から照るようになる。
途中で給油だ。私は、まだ150キロは走れるので給油しなかった。
スタンドの先にあるコンビニ行き、
休憩した。日ガ高くなり、少し暑くなってきた。
短い休憩の後、再び走り出す。11号線に入る。
三島川之江インターから、松山道に入る。
しかし、R1100RSは本当に高速向きのバイクだ。とても、伸びやかに加速し、調子が良い。エンジンも丁度3,000回転を上回って2気筒らしくない滑らかな回転になる。
車が少なく、とても走りやすい。
しまなみ海道方向に左折する。
あれれ、なぜか出口に。
再び11号線に戻った。
いよ小松北から乗りなおし。でも、ここETCレーンが無い。仕方なく一人一人通行券を貰う。
終点まで着たが、ETCが無いインターから入ったので、料金を現金で支払わねばならない。職員の誘導で、左の空き地で現金を用意して、
一般ゲートに並ぶ。
ここから、長く高速に乗るので、その前にガソリンを給油する。
今治インターから、しまなみ海道に向かう。
すぐに来島海峡SAに入る。
ここで、ランチとなった。
しまなみ海道の島々を結ぶ橋がよく見える景色の良いところだ。
食堂はそこそこ込んでいた。
私は、四国の名産ちりめんじゃこカツ丼にした。カツ丼といっても、豚ではなくちりめんじゃこ
天をカツにしたもののようだ。味は、まずまず。でも、ちょっとカツ丼風の味が強くて、ちりめんらしくなかったが。
メンバーが鈴なりになって景色を楽しむ。
そして、四国の最後の食事も終えたので、九州へ帰る。ここからは、長い高速走行だ。まずは、最初の来島海峡大橋を渡る。
次々と、小島を回っていく。
みな異なるデザインの橋がかかっていて楽しめる。
一旦、しまなみ海道の料金所を通って、本州に上陸。
見た目は、高速道路だが、一般道だ。そして、山陽道に入っていく。
福山西インターから、山陽道に入る。
山陽道は、交通渋滞も無く、スムーズそのもの。
最初は、遅れまいと、一生懸命走っていたが、そのうち、前を行く仲間のバイクが見えなくなった。ちょっとあせる。「ぬうわ」程度で走り続けるが、全く前が見えない。
休憩予定の下松SAに入る。すでに、日がだいぶ傾いてきている。
ここまで、200キロ近く走ったので、真っ先に給油する。
結局、私が一番最初に到着していた。20年落ちの激安R1100RSだが、高速ではそこそこのペースで走れるのが証明された形だ。
ここで、解散となった。なかなか内容の濃い二日間だった。みな楽しんだようだ。
そこからは、R1200RSの友人と二人で走った。まだ、150キロ位あるのだ。日が落ちてだんだん涼しくなってくる。ただただひたすら走ることになってしまう。
関門大橋を通るころには、真っ暗だった。それでも、思ったほど遅くはなっていなかった。
高速を降りたら、いつものスタンドで燃料補給だ。
無事、自宅に戻ることができた。今回は、ややエンジンがガラガラいい出してちょっと心配したが、一晩したら元に戻っていた。良かった。
でも、少しだけ、オイル交換したばかりのころの滑らかさがやや薄れた感じもする。エンジンが熱くなる大排気量の空冷エンジンには、20W-50とはいっても、安物のエンジンオイルでは役不足なのだろうか。
結局、この二日間の走行距離は927kmで、平均燃費は20km/lだった。燃費もまずまずだ。特に高速での走りは、なかなか良かった。NC700Sよりも断然楽だったのは間違いない。かわりに、渋滞にはまると、オーバーヒートなのかトルク感が無くなって、ガラガラと音がしだすのはやはり、年式どおりなのかもしれない。もしかすと、この当時のR1100シリーズの水平2気筒はこんなものなのかもしれないが。
このままこのR1100RSが調子を崩さずに走れるのならうれしいのだが。
0 件のコメント:
コメントを投稿