リムプロテクターが1つしか無いと言うことは、ホイールの中か? タイヤを持って回してみるとなんだか物が入っている感じがする。
がっくり来てしまったが、このままにしておくこともできない。仕方なく、折角入れたタイヤを再び片方だけ外した。
隙間から見ると、まさしくリムプロテクターに付いていた紐が見える。これをなんとか引き出して、再びタイヤをはめた。1回目は固くて大変だが、2回目は意外に早く入れることが出来た。
しかし、見ると、バルブマークがずれていた。でも、これくらいなら仕方ないか。もう一度タイヤを完全に外して入れ直すというのは勘弁してもらいたかったので、妥協した。
タイヤのビートを上げるために、車のシガーソケットで動作する電動ポンプをKeiにつないで、これで空気を入れる。
ムシを抜いておく。
そして、ポンプを動かしはじめたが、全くビートが上がらない。空気がどこかからか漏れているようだ。
タイヤを見てみると、片方はビートが上がってしまっている。
そのために、その反対側は、ビートが中に入り込んでここから空気が漏れていた。
仕方ないので、重いホイールを持って駐輪場に戻り、足でビートをすべて落として、片側だけあがないようにする。
しかし、これがなかなかうまくいかない。5,6回続けていたら、足も腰も痛くなってきた。中途半端な体制でいたので、体力が無くなってきた。
もう限界だ、これでだめだったら、近所のガソリンスタンドにタイヤを持っていて空気入れを借りよう。でも、近所のガソリンスタンドでは給油したことが無いので、ちょっと行きにくいなあ。
などと考えながら、
再び空気を入れ始めたが、やはり上がらない。シューシューと漏れている。ホイールを立ててこれに馬乗りに乗って、全体重をかけてタイヤをぐいぐいひしゃげさせるように押しては回転させるを繰り返した。そうしたら、奇跡的に空気の漏れる音が止んで、だんだんタイヤが固くなってきた。
そして、250kpaを超えた当たりでパンという音とともに片方のビートが上がった。まもなく、もう片方も上がった。
助かった。
空気圧は、300kpa程になっていた。
タイヤのリム両側を1周にわたって見たが、問題なくビートが上がっていた。
空を見ると、黒い雲が出てきた。雨が降りそうだ。早く終わらせないと。
そして、300kpaを超えた当たりでポンプを止めた。
やっと、タイヤの入れ替えが終わった。
少し休んだ。
まだまだ、タイヤが入ったたげだ。
リアスプロケットを、パーツクリーナーで吹いてある程度綺麗になるように磨いた。
でも、あまり綺麗にならなかった。もう気力が無くて、これ以上磨く気にならなかった。
リアブレーキパッドも確認。十分だ。交換の必要は無い。
ホイールのブレーキディスク側に付いていたカラー。汚いので磨いた。
そして、ホイール側も綺麗に拭いた後で、グリスを塗ってからカラーを取りつける。
アクスルシャフトも綺麗にしてから、グリスをまんべんなく塗った。
次に、ハブダンパーゴムをホイールにはめて、リアスプロケットも取りつけた。
そして、ホイールをはめようとするが、全然入らない。
何に引っかかっているのかとみるとサイドブレーキのパッドだった。DCTだけに着いている部品だ。このパッドを少し広げて、ブレーキディスクがこの間に入るように再度タイヤをはめ込むとなんとか入れることが出来た。
ホイールを入れると、これくらい下がっている。タイヤの下に足先を入れて、タイヤを足先で持ち上げて、アクスルシャフトが通る様な位置にホイールの中心を持ってくるのがこれまた大変だった。
体力が無くなってきていて、力が出ないのだ。
そして、はっと思い出した、チェーンをまだかけていなかった。
入れかけていたアクスルシャフトを抜いて、ホイールを奥まで押し込んで、チェーンをかけた。
そして、アクスルシャフトをなんとか押し込んだ。
リアディスクキャリパーをはめようとするが、これがまたなぜかどこかに引っかかって、キャリパーの後ろ側のボルトがいれられない。見ると、パッドがちゃんとはまっていなかった。
これをちゃんとはめるとなんとかキャリパーも組み立てできた。
キャリパーをくみ上げるまでは、リアホイールはくるくると軽く回っていたが、それが引っかかって回らなくなったが、それはディスクに、パットが接触しているからでしかたない。
最期に、締め込む前にチェーンの張り調節を行った。自然の状態と、
指で押して、の移動距離を確認しながら位置決めをして、アクスルシャフトのナットを締め込んだ。
左右の位置を確認する。
こちらも、同じ位置だ。良いだろう。
やっと、完成。しかし疲れた。もう薄暗くなっていた。
時計を見ると、5時間近くかかっていた。
タイヤに付いているエンジェルがかっこいい。やり遂げた満足感で一杯だ。
ただ、もう一度やれと言われたら、だいぶ時間をおかないと、やる気にならない。
雨も降り出してきた。
試乗は無理のようだ。
製造を調べようとしたが、記載されていると思われる場所には何も書かれていなかった。
、
だが、恐らくこれが製造年月だろう。去年の暮れの製造らしい、まあ新しいものと言えそうだ。
そのうち、試乗して問題ないか確認しなければ。
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