今日は、東京に来ている。台風11号の影響で、軒並み運休となっている。
はたして、今日帰れるのだろうか?
結局、なんとか帰り着くことが出来た。
ただ、かなり肝を冷やした。
「ただいまから着陸します」とのアナウンスの後、
エンジンの音が小さくなって、下降している感じがしたが、窓の外は全く何も見えず、ライトで照らされた真っ白の雲しか見えない。そして、突然左右に激しく揺れ、途中からエンジンが悲鳴のように大きな音で捻れるように急上昇。
何事かと思ったが、「台風の影響で着陸を取りやめて、上昇しております」とのアナウンス。
そして、「再度着陸を試行いたします」と、いつもと違う言い方。乗客もざわついた。
そして、大きな円を描くように旋回。だんだんと高度が下がっていくが、それに従いゆらゆらとした機体の不安定な動き。なんとか降りてくれと祈る。もし引き返したりしたらどうなるのだろうと、不安がよぎる。
ゆらゆらしたり、エンジン音が時折高くなったりしながら、本当に慎重に少しずつ下降していく。
そして、着陸。
ほっとした。
そして、駐機場に行く間に、窓の外を見ると、真っ暗な空に光りながら上昇していく飛行機が見えた。恐らく、我らの飛行機が着陸するのを待っていたのだろう。
外に出ると、確かに少し風が強いが、台風という程でも無いような。
この状況からも、離陸は少々の風でも大丈夫だが、着陸は風がある程度有ると難しいのだと言うことがわかる。
飛行機が実用化されて何十年も経っている。いまだに、着陸を安全にやる方法が見いだせていない気がした。
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