まずは、カメラにmicroSDカードをセットしてから、付属のUSBケーブルでPCのUSB端子と接続する。すると、カメラの端子の横にある充電インジケーターランプが赤く点灯する。しかし、これだけでは、何も起こらない。
レンズ側のPowerボタンを押して、カメラの電源を入れる必要がある。
Powerボタンをちょっと長めに押すと、バイブレーションが3回あって電源が入る。最初は、青と赤の2つのLEDが点灯し、その後すぐに、赤が消えて青だけになる。
すると、ストレージデバイスとして認識される様になる。(USBメモリの様な感じ)
例えば、この様な具合にだ。ボリュームラベルは、「SPORT DV」となる。
そのドライブを見ると、「DCIM」という動画や静止画像の記録されるフォルダーと、「SportDV.txt」というテキストファイルが見えている。まっさらなmicroSDカードをいれても、一回カメラの電源をいれると、このようにSDカードのルートにテキストファイルが生成される。
このテキストファイルを開くと、
このような内容となっている。これが設定ファイルだ。
設定内容は、「--------------------」以下に記載されているとおりだが、一応日本語で説明しておくと、
Exposure(EV)【露出】
0 ~ 12, def:6【0から12を設定/初期値は6】
Contrast(CTST)【コントラスト】
1 ~ 200, def:100【1から200を設定/初期値は100】
Saturation(SAT)【彩度】
1 ~ 200, def:100【1から200を設定/初期値は100】
White Balance(AWB)【オートホワイトバランス】
0 ~ 3, def:0, 0(auto), 1(Daylight), 2(Cloudy), 3(Fluorescent)
【0から3を設定/0:自動/1:昼間/2:曇り/3:蛍光灯/初期値は0:自動】
Sharpness【シャープネス】
1 ~ 200, def:100【1から200を設定/初期値は100】
AudioVol【音声ボリューム】
0 ~ 2, def:1, 0:Max 1:Mid 2:Min
【0から2を設定/0:最大/1:中間/2:最小/初期値は1:中間】
QUALITY【画質】
0 ~ 2, def:0, 0:High 1:Middle 2:Low
【0から2を設定/0:高画質/1:中間/2:低画質/初期値は0:高画質】
LIGHTFREQ【フリッカー】
0 ~ 1, def:0, 0:60Hz 1:50Hz
【0と1を設定/0:60Hz/1:50Hz/初期値は0:60Hz】
AUTO EXPOSURE(AE)【自動露出】
0 ~ 2, def:0, 0:Average 1:Center 2:Spot
【0から2を設定/0:平均/1:中/2:スポット/初期値は0::平均】
RTCDisplay【画像に時刻を表示する】
0 ~ 1, def:1, 0:Off 1:On
【0と1を設定/0:Off/1:On/初期値は1:On】
以下時刻設定
year【年】
2012 - 2038, def:2013
month【月】
01 - 12, def:1
date【日にち】
01 - 31, def:1
hour【時】
00 - 23, def:0
minute【分】
01 - 59, def:0
second【秒】
01 - 59, def:0
となっている。テキストファイに設定を書き込んだら、最初にある
UPDATE:N
FORMAT
の「N」を以下のように「Y」に書き換える必要がある。
UPDATE:Y
FORMAT
これによって、カメラは設定が新しくなったと認識する。設定ができたら、上書き保存する。
そして、カメラをPCから外して、いったん電源を切ってから、再度電源を投入すると、設定が反映される。
設定が反映されたかを確認するためには、再度USB接続して「SportDV.txt」を開いてみて
UPDATE:N
FORMAT
と、「Y」が「N」になっていれば、カメラが設定を適用したという印だ。
最初に弄るのは、RTCDisplay【画像に時刻を表示する】と時刻設定だろう。時刻は、いったん設定すれば自動的にカウントされるので頻繁に設定する必要はない。ただ、バッテリーがなくなったり、長期放置した場合などは、設定しておいたがほうが良いだろう。
また、32GBのmicroSDHCカードでどれくらい録画されるのか、実際の録画時間を計測してみた。
microSDカードを空っぽにしておいてから、USB電源アダプタをつないだ状態で、寝る前に録画をスタートさせて放置しておいた。朝方起きて見てみると、まだカメラは録画状態だった。
仕事から帰ってきてみてもやはり録画状態だった。おかしいと思って、PCに接続してみると、メモリーカード内は、録画されたaviファイルで一杯になっていた。しかし、録画は停止されておらず、録画の途中だった。つまり、このカメラは、メモリーカードが一杯になると、一番古い録画ファイルを削除して、録画を続行する仕様になっていたのだ。
ドライブレコーダーとして使う用途であれば、これは良い仕様だが、ツーリングの記録として使いたい場合には、ちょっと困った仕様と言うことになる。メモリーカードが一杯になってもわからないということだからだ。このような仕様となったのはおそらく最近のことだろう。
このカメラついてのフォーラムによると(英語のフォーラムだが)、1年前の2013年7月の時点では、メモリーカードが一杯になると録画が停止する仕様だとかかれているのだ。
その後、3分毎という細かく分割録画されると、ファイル間の無録画時間が数秒とはいえ発生することが話題となり、対策ファームが提供されていた。
以下のURLにあるファイルをカメラに適用すると、分割単位が50分になるという。しかも、巡回録画されない仕様のようだ。
適用方法は、ダウンロードした「sku205511.bin」をmicroSDカードにコピーして、「M500_FW.bin」にリネームして、カメラの電源をいったん切った後で再度電源を入れると設定されるとのこと。
私は、分割3分は確かに無録画期間が発生するものの、編集という意味では好ましいので、このまにしておきたいため、上記ファームウェアは適用していない。できれば、初期の巡回録画されないバージョンがいいのだが、現在のファームウェアを保存する手段が見つからないので、躊躇している。初期バージョンに不具合が有っても、元に戻せないのは困る。
という要因から、私の場合はファームは適用しないことにした。もし、上記ファームウェアを適用する場合は、私はなんの責任も負えないので、自己責任で行っていただきたい。
肝心の32GBのメモリーカードでの録画時間だが、計算によると約7時間だった。上書きの危険性を考慮すると、6時間半位で録画を停止したほうが良いだろう。録画したり、録画を停止したりを繰り返すと、いったいどれくらい録画したのかわからなくなるので悩ましい。
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