せと風の丘公園を下って再びR197に戻る。
R197から海を眺めつつ走る。しかし、意外にこのような景色の見れる場所は多くなかった。
かなりトンネルが多いし、道の両側に木々が生い茂っていることも多い。それでも、車も多くなく走りやすい道だ。
やっと、三崎港に着いた。
ここがフェリー乗り場だ。しかし、ここを通り過ぎて佐田岬の先端に向かう。ここまでは、比較的道が良いが、
ここからは、先端に行くにつれて狭い道になっていく。
そして、やっと、本当の佐田岬の先端(西の果て)までやってきた。
先端は、比較的低くて広い駐車場になっている。前方はすべて柵があってその先には行けない。何台かバイクが来ていた。
しかし、私がバイクを止めると丁度みな出ていくところだったらしく、いなくなってしまった。
すこし登ったところから、全体を見渡した。
柵の向こうには行けないが、実際にはまだ本当の先端はさらに先にある。思い描いていたほど感動的ではなかったのが、すこし残念だ。景色や、感動という点では、観音岩が今回の四国ツーリングのハイライトだ。
見るものも多くないので、そそくさと佐田岬を後にした。
来る時には向かって右廻りに来たので、帰りは、逆に回って帰ったが、こちらの方が道が良かった。
先ほど通った三崎港に着くと、ちょうどフェリーが着いたところで、すでに7台のバイクが待っていた。8台乗れるので、私が最後でぎりぎり乗れることになった。時計を見ると11時半頃だった。
ほどなくして、乗船が開始された。バイクが最初に乗船した。
展望室に上ってきて、エアコンの効いた室内で海を見ていたら、寝てしまっていた。
気が付くと、すでにだいぶ進んでいて、すでに佐田岬は見えなかった。
そして、振り向くともう大分の佐賀関港に着くところだった。
下に降りて、バイクとの所に行くと、すでにみな準備を整えていた。
そして、今度はバイクは一番最後だった。
もう、昼を過ぎているので、コンビニで何か買って食べることにした。どうも、昼にガッツリ食べたいという気になかなかならない。特に一人では。そういうたちなのだ。
恐らく一緒にフェリーに乗ったバイクのグループだろう。彼らは、下船した後、九州側で待っていたバイクと合流していたのを見ていたのだ。
軽い昼食だが、暑いコンビニの駐車場で日を浴びて食べるのもきついので、どこかないかと探したら、近所に神社があることが分かったので、行ってみることにした。
田舎のうらびれた神社だった。
誰もおらず、木々が茂って涼しい。お賽銭箱のある屋根の下でおにぎりと、
思わず買った、フライドチキンを食べた。
少し休んだが、誰も来なかった。日陰をありがとうとお礼を言ってから、出かけた。
ここから、高速に乗って帰ることにした。さすがに4日目ともなると疲れた。はやく帰って休みたくなったのだ。
高速も、あまり混んでおらず、制限速度も70km/lと低いので、ゆっくりと流して帰った。
こうして、4日間にわたる四国ツーリングは終わった。初めての長期ツーリングだった。途中できつくなったりと言う事もなく、余裕で走れた。一般道中心とはいえ、1日あたりの距離が短かったかもしれない。
帰宅した当日は、バイクもそのまま荷物もそのまま、なんだか、気が抜けてしまった。2年も行こうとしてなかなか行くことができなくて3年目にしてやっと行けたという達成感はあるのだが、目的を果たすと、楽しみにしていたことが終わってしまったのだという寂しさが残った。
しかし、数日もすると次に行くならば、淡路島に行ってみたいと、思いだしている自分がいる。
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