2011年10月9日日曜日

F1 2011 第15戦 日本GP

今日は、F1の日本GPが有った。
優勝は、なんとマクラーレンのジェンソン・バトン、2位フェラーリのアロンソ、3位レッドブルのベッテルだった。

後1ポイント取れば、2011年チャンピオンが決まると言われたベッテルは、守らず攻めて、予選はポールポジションを取った。そして、優勝は逃した物の2011年のチャンピオンシップを制した。これまでのほぼ完璧なシーズンだっただけに、チャンピオンが決まったときに優勝出来なかったのには多少不満があるかもしれないが。できすぎるくらいのシーズンだ。残り4戦が消化試合にならないと良いが。

優勝したバトンは、ここ数戦マクラーランのナンバーワンは彼じゃないかと思われるレースをした。ハミルトンの1発の速さは確かに魅力だが、レースでも速く、しかもトップドライバーとしてのレースマネージメント力もすばらしいものがある。

そして、日本人の小林可夢偉は、予選では、Q3進出し、タイムは出さなかったもののピットから出て、とりあえずほぼ2周した事で、7位のポジションを得た。が、この予選にしても、Q1で、チームメイトのペレスがプライムでの1回の出走で抜けた。これは賭だったのだろう。しかし、小林可夢偉は、2回目はオプションで、Q1、1位という速さを見せた。何も判らないお客は喜んだだろうが、戦略としてはどうなんだろうか。Q1でオプションタイヤを使ってしまった小林可夢偉は、Q2でもオプションタイヤを使い、結局ニューオプションタイヤは、1つのみだった。対して、ペレスは、Q1では1本もオプションタイヤを使わず、Q2では何かトラブルで出走しなかった。これが、結果的には、ポイントを取る事になった。
対して、小林可夢偉は、7番手という絶好のポジションをスタートで台無しにしてしまい、10位以下まで、落ちてしまった。高い位置でのスタートを前提に、オプションスタートをとっにも関わらず、落ちたことで、戦略自体が為になってしまった。小林可夢偉は、3ストップだったが、スタートミスのため、タイヤを十分にケアできず、しかも、速くもないということで、駄目だった。ペレスは、2ストップ作戦で、かつ、最後にオプションタイヤを持ってきたことで、終盤では、上位を行く、マッサよりも速いタイムを足した上で、20周近くオプションタイヤを持たせた。

後半のレースを見ると、もし小林可夢偉がスタートで成功したとしても、少なくともペレスを超えることは出来なかったのではないかと思えて仕方ない。

おそらく、ペレスは、今まで、小林可夢偉ほどポイントを取れていなかったが、1年目なので仕方ないこと。が、これからの4戦、小林可夢偉を凌駕する事になるだろうと予測させる。

ザウバー氏は、新人を過去に見いだしているが、それは小林可夢偉ではなくペレスになるのだろうか。今日の日本GPは、それが小林可夢偉ではなくペレスなのではないかと思わせた。

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