今朝方放送のあった、佐藤琢磨が参戦しているインディカーレースの最終戦、ラスベガスがあった。
200周程度で行われるはずだったが、わずか12周目で大事故が発生した。とにかく、オーバル(周回コース)で、バンクも大きく、しかもコース幅が大きい、その中を30台を超える多数のレースカーが、4台も横に並んで走るという過密なレースとなり、先頭から10台付近と見られる2台の車が接触した。が、300キロを超えるものすごい差速度で過密な状態だったため、あっという間に多数の車が衝突を繰り返した。中には、減速しきれずに、前の車に乗り上げて中を舞う車が何台もあった。
佐藤琢磨は、丁度この最初の接触の前を走っていたので、全くクラッシュの影響は受けなかった。
そして、上の写真の丸印の車に乗ていたダン・ウェルドン(33才)が、宙を舞い、発火し、フェンスに激突した結果、亡くなった。
ラスベガスでは、そのギャンブル性の高い土地柄のため、最後尾から優勝したら数百万ドルを得るというギャンブルレースに挑戦していた。その為、後方から、とにかく速度を上げていたために、前方で起こったクラッシュに止まりきれなかった。
後方から飛んでいく。
フェンスに激突。
こちらは、後方からのカメラだ。前方の車に、ほとんど減速しないままに、
突っ込んでいく。
そして、空中に飛んだ。
しかし、これを見ていて、声も出なかった。若くて人気があったという。冥福を祈りたい。
レースは、中止となった。
F1を見ていると、インディカーのように単純に速度を求めて、ぐるぐる回るレースというのに違和感を覚えるが、密集度という点でも、速度という点でも、無理があったように思える。特に練習走行では、一度も30台を超える過密状態での状況を確認することが出来ず、決勝レースでいきなりの高過密状態での走行というのは、いかがなものだろうか。特に、このラスベガスサーキットでは、コース幅が広いために、横に広がって、さらに前後も非常に過密状態だった。
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