2011年4月26日火曜日

ニュース速報は流れた

F1の生放送を見るために、スカパーe2のフジNEXTを契約している。これで放送していた「ニュース速報は流れた」を録画していてまだ見ていなかった。何しろ、隔週放送で、こういう連続放送ものは、いつでも一気に見れないと気分が悪いので、全部録画が終わってから見るようにしている。といっても、放送終了からだいぶ経ってしまった。

最初見始めた時は、ちょっと面白くなさそうで、あまり、気分が乗らなかった。しかし、謎が謎呼ぶという構成で、前後の要らないイントロ部分や終わりの部分を飛ばして、9話まで一気に見てしまった。特に、6話くらいまでは面白かったのだが、それ以後になると何だが、話が急にでかくなって、手の届かない所に行ってしまってしらけ気味。

それでも、なんとか9話まで見て、結末の10話を見ようとしたら無い。録画し忘れたかと焦りまくった。

が、11話を見ると10話になっていてなんだぁと思ったとたんに、10の文字がカウントアップして、11になってしまう。まさかと思いつつ、見ていたら、最後になってしまった本当に落胆した。

正直に言って、エンターテイメントをはき違えているんじゃないかと。こんな独りよがりな結末ともいえない、というより結末が無いというのが正しい、そんな不完全なものを作るなと叫びたくなった。いままで一生懸命見たのに。

いわば、本格ミステリーだと思っていたら、いつの間にか宇宙人が出てきて、しかも謎解きも無いというストーリーと同じだ。謎かけだけ有って、謎解きがないものをミステリーどころか、エンターテイメントとも言えない。

最近日本のこの手のものはこんな独りよがりな作品とも言えないものがある。たとえば、映画「BECK」だ。漫画が原作だそうだが、漫画と映画は同じではない。アニメと映画は、正直言って、最近のSFXでは何でも出来るので、そう違わない。だが、書籍の漫画は、音があるわけではない、第一動かない。画像の付いている小説と言っていいだろう。そして、それを元にして映画化した場合には、視聴者が期待するものは、漫画では想像するしかなかったものを、一つの解釈としてどう表現できたか、実写化した映画とするか、を見たいと思うはずだ。
ところが、あきれたことに、映画「BECK」では、その音を出さないことで、想像してほしいと監督が言っているという。これは、いわば映画ということのメリットを捨てしまったというより放棄している。漫画では絶対に表現できなかったものを体感させてくれなければ、漫画のままでいい。映画にする意味があったのだろうか。

ということで、「ニュース速報は流れた」は、とても不満の残るドラマだった。まあ、こんな事をブログに書いたこと自体が、まんまと作成者の思うつぼだったのかもしれない。だが、私はあえて言う。これを見る価値は無いだろう。どうしても見たかったら、友達の録画したものを見せてもらうとか、が良いだろう。お金を支払ってみるほどの価値があるとは思えない。と。

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