2011年3月26日土曜日

F1 2011年開幕!

今年も、やっとF1が開幕した。第一戦となるはずだったバーレーンGPは、政治情勢の問題で中止となり、第二戦目だったオーストラリアGPが開幕戦となった。

昨日からフリー走行があり、各チームの戦力がどうなのか興味津々だったのだが、フリー走行1回目、2回目となかなか良くわからない状態だった。そして、予選前の3回目のフリー走行では、各チームとも終わりまじかにパフォーマンスランを実施したようだ。
これを見ると、前評判どうりでないチームやそうだったチームなど色々だ。特に前評判の高かったレッドブルのセバスチャン・ベッテルは、2番目タイムのチームメイトのマーク・ウェバーにでさえ、0.9秒近い差をつけて、別次元の速さとなっている。

3番目、4番目は、今年はマシン開発に失敗したのではないかといわれていたマクラーレンの二人が入った。前年は、ハミルトンのほうが速い傾向があったが、今年は、バトンとの差はほとんど無い。ちなみに、バトンはここオーストラリアGPでは、過去2年優勝しているので、得意なサーキットではある。

5番目はロータス・ルノーのペトロフ。チームメイトのクビサにはいつも負けていたが、そのクビサがラリーで負傷して、急遽昨年小林可夢偉のチームメイトとして一緒に走ったハイドフェルドがこのチームのドライバーとして起用されている。昨年は、小林可夢偉に追いつかなかった事で、放出されてしまったのだが、新チームでのペトロフとの差が気になるが、どうも調子よくないようだ。ペトロフとは、0.8秒もの差がついてしまっており、9位だ。何か、トラブルが有ったのかもしれない。

6番目は、レッドブルに対決できるチームと評判が高かったフェラーリのアロンソだ。トップのベッテルに比べて1.6秒落ちで、2位のウェバーとでも、0.8秒と小さくない差となっている。チームメイトのマッサにいたっては、12位でアロンソとも0.9秒差だ。これはちょっと差がありすぎる。これも、何かあったのだろうと想像できる。

7番目は、なんと期待の日本人小林可夢偉だ。2回目のフリー走行では、新人のチームメイト セルジオ・ペレスよりも遅いタイムで、心配させたが、やはりチームを引っ張るファーストドライバーであり、歴代の日本人ドライバーとは格が違う。しかし、それでも、トップのベッテルとは、1.9秒もの差をつけられており、トップチームとは歴然とした差を感じる。しかし、これが本当なら、10位以内に与えられるポイントを得る事はなんとかできそうだ。チームメイトのセルジオ・ペレスは、17番手で、小林可夢偉と2秒も遅くなっており、走行距離も7周と小林可夢偉よりも10周も少ないことから、おそらく何らかのマシントラブルがあって走れなかったのではないかと思われる。小林可夢偉同様の高いパフォーマンスを出せれば、今年はチームのザウバーも上位に入れる可能性が出てくる。昨年は、チームのポイントのほとんどを小林可夢偉が取っていた。

8番目は、メルセデスGPのロズベルグだ。超有名で何回もチャンピオンとなっているチームメイトのシューマッハとのパフォーマンスが気になるが、昨年同様に、ロズベルグがシューマッハを上回ってきた。しかし、すでにトップとは、2秒もの差があり、しかも、この後に続くドライバーとの差は小さい。

前評判の高かったロータス・ルノーや、ウイリアムズ、トロロッソは、意外に上位に来ていない。

さて、この後いよいよ予選だ。この最終フリー走行の結果どうりになるのか、それとも波乱があるのか大変楽しみだ。

今年から、1回目の予選タイムに107%ルールが適用されることになった。つま、トップタイムから107%以上遅い車は、予選落ちとなり、決勝に出ることができない。上記、フリー走行で言えば、トップのタイム1分25秒507に、1.07を掛けて、1分30秒423より遅い車は、予選落ちとなる。予想どうり、ヒスパニアレーシングは、予選落ちとなりそうだ。バージンのダンブロシオも危ない。

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