2010年2月7日日曜日

LED電球

これは、自宅の電灯だが、一つだけLED電球になっている。実は、LED電球に全部替えたのだが、一つ壊れ、二つ壊れ、そして今日三つ目が壊れて、このような状態になってしまった。購入したのは、Yahooオークションで、昨年の9月だから、実質4ヶ月程度だ。日本メーカーのLED電球が、4、5千円するなか、1,600円という低価格だった。もちろん中国製だろうと思う。それにしても、寿命が短すぎる。オークションでは、長寿命、低消費電力を謳っていたと思うのだが。

ちなみに、オークションタイトルは、

164灯電球スーパーLED採用/明るさ倍!E26

だった。明るさ倍とあるが、蛍光灯タイプの電球に比べると、若干暗かった。ちなみに消費電力は、9Wとの事だった。

今、Yahooりオークションを見てみると、複数の業者からこの品物が出品されているようだ。四っの内一つが、すぐに壊れたというならたまたまということもあるだろうが、四つのうち、三つとなるとこの製品の品質が知れる。今は、蛍光灯タイプの電球も近所のデスカウントストアでは、Panasonic製の製品が、二つで800円程度で売っている。正直この製品はお勧めできない。

そこで、中身がどのような構造になっているのか、分解してみてみることにした。
これが外観。
透明なカバーを外した。

中を開けると、この様になっている。なんだか、とても簡単な構造だ。

茶色いのが付いているブロックが、電源回路らしい。
これは、コンデンサーだろうか。

電解コンデンサーは、耐圧250Vだ。日本専用ではなく、ヨーロッパの220Vにも対応しているのだろうか。
中を開いて見ると、整流ダイオードが四つあり、いわゆるブリッジ回路を構成した、交流を直流に変換する回路だとわかる。

この部分は、おそらく、LEDを直列に配線しているのだろう。

そのため、交流を直流にする回路はあるが、電圧を下げる回路は無い、まさか100V近い電圧を抵抗だけで下げているとも思えないので、LEDを直列に配線して高い電圧で駆動するようにしているのではないかと思う。

それにしても簡単な回路で、これで1,000円以上は高い気もするが、LEDが164個も付いていることを考えると仕方ないところか。壊れたといったが、段階を踏んで壊れていく感じで、まずは、LEDが点滅するようになる。1秒に数回の点滅なので、かなり目障りだ。そして、全体ではなく、一部のLED列が一度に点灯しなくなり、それがだんだんと増えていき、最後は全部消えて、点灯しなくなる。

ということで、我が家では、もう少し日本メーカーのLED球が安くなるまで、蛍光灯タイプの電球を使うことにする。ただ、壊れたとはいえ、ちゃんと動作すれば、この製品にもいいところがあった。そのいい点とは、すぐに点灯することだ。蛍光灯の電球は、明るくなるのに少し時間がかかり、すぐに明るくならないのが最大の欠点だ。

ということで、皆さんお気をつけください。

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