2016年3月9日水曜日

BMW R1100RS クラッチを弄ってみる

先月のリーリングで、クラッチが固くてたまらなかった。それで、クラッチワイヤーに注油でもしてみることにした。

まずは、現状確認。これがクラッチレバー。一応パワーレバーの様にクネッと曲がってはいるのだが。

このワイヤーオイルを使う。

クラッチレバーを外してみようと軸のボルトを緩めようとしたら、空回り。まったく止まっていなかった。つまり、裏のナットが無くなっていたのだ。

レバーを外したワイヤーはタイコでレバーに止められている。

裏を見ると、切れ込みが有り、ワイヤーはレバーから外せた。ところが、肝心のワイヤーがクラッチホルダーから外せないのだ。大抵だと、ホルダーにも切れ込みがあって簡単にワイヤーが外れるはずなのに、切れ込みがどこを探しても無い。タイコはかなりでかい。タイコも外れる構造だと思うのだが、どうやっても外せなかった。たとえ外せたとしても、今度はホルダーに戻すのはそうそう大変そうだったので、今回は諦めた。

こんな状態で、注文したワイヤーの交換が出来るのかちょっと心配になった。

おそらくは、エンジンの後ろに付いている方(クラッチ側)を先に外す必要があるのだろうが、その繋がれた部分は外からは見えない。タンクなどを外さないと見えないのかもしれない。

ワイヤー1本なのに、交換するのはかなり大変そうだ。


クラッチレバーの軸のナットと同じ径のものをジャンク箱から見繕って、取りつけた。これはロックナットなので、緩むことは無いはずだ。これが原因でクラッチが固いわけでは無いが。

クラッチを握っていって固くなる位置は、これだ。かなり遠い。

クラッチの調整ネジ。というかネジワッシャー。

 こうやって、回して。

締める。これで、クラッチが近くなる。

この程度になった。


握りやすくはなったが、固いのは変わらない。左手でクラッチを10回ほど握ったり、緩めたりを繰り返しただけで、きつくなってくる。

実際に走って見ないと解らないが、固いのは変わらない。おそらくは、2ヶ月近くクラッチを握らなかったので、握力が減退したのもあるのだろう。握力を鍛えなければならないだろう。