2012年5月21日月曜日

金環日食とツーリングの色々

今日は、日本で見られる珍しい金環日食の日だ。
事前に、日食めがねも用意しておいた。天気予報では、曇りだったが、もしかすると薄曇りで見えるかもと期待したのだが。

朝起きると、車の通る音がジャーというではないか。なんと外は雨だった。

空は、薄曇りなどというものではなく、完全な雨天だ。太陽など全く見えない。がっかりした。九州以外では見えたところも多かったようだが、九州ではだめだったらしい。

そんな天気では出掛けることもできない。ふと靴を見ると...
シフトペダルのプロテクターが切れかかっている。意外に持たない印象だ。予備としてもう1つ買っておるので、切れてもすぐには困らないが、1か月も持たないとなると頻繁に買うというのも大変だ。紐靴というのも何かの拍子にほどけたりすると危ない。プロテクターの購入費用を考えても、ライディングシューズを購入すべきだ。なんだか色々と購入するモノが増えて仕方ない。


恨めしく、バイクの所に行ってカメラの位置など見てみたり。リアステップを出してここにカメラを後ろ向きに付ければ、前方だけで無く、後ろの様子も撮れていいだろうと考える。
ただ、撮れているモノが走っている時には見えないし、連続撮影には電源も用意しなくちゃならない。このようないろいろなモノにカメラを取り付けるグリップを購入していたのだが、ステップは太すぎて挟みきれない。このままだといつカメラが振動で外れるかわからない。取り付け方法は考慮が必要だ。

ツーリングクラブでは、トランシーバーを使って走行中の連絡方法としている。トランシーバー自体は1万円以下で購入きるのだが、ヘルメットに装着するマイクやスピーカー、そしてハンドルに付けるPTTスイッチなどのキットが高く、2万円くらいする。総額3万円だ。これは少々高い。とりあえず、トランシーバーだけ購入して、イヤフォンで聞くというのから始めてみようかと思っている。どうしても話したくなったら、本体を手に持ってマイクにしゃべればなんとかなるだろう。まだ、ツーリングも2回目で、そんなに話すことも無いだろうし。ただ、Bandit 250でツーリングする場合には、燃費が悪いので、他の人たちに比べてガソリン補給の頻度が高くなる。その点は気になっていた。でも、私よりも燃費が良くないバイクもあるので、まあ、その人と一緒に給油しておれば、とりあえずはいいのだが。

阿蘇ツーリング その3

阿蘇ツーリングの2日目だ。

山の中なので朝の目覚めはウグイスもどきの鋭い鳴き声でだった。少々興奮したので、あまり眠りは深くなかった。
朝は、少しひんやりしていた。10度以下だったかもしれない。

少し散歩してみたが、同じような建物がいくつもあり、夏場には多数の家族やグループが来るのだろう。今回は、我々だけだった。
朝食は、各自いろいろなモノを持ち寄った。ご飯は米を持ってきて炊いた。炊飯ジャーは標準装備だった。

朝食後、出発した。予定よりもやや遅くなって、10時近かった。目的地は阿蘇中岳だ。南方向から登って行く。道は広くないが、朝と言うこともありほとんど車もおらず、とても走りやすい。

だんだんと皆のペースが速くなっていく。当然ながらコーナーが多く、にわかマニュアルライダーの私は付いて行くのが大変だ。さらに登りなので、250ccではトルクが無いと言うこともある。その上高地で気圧が下がっており、低排気量のバイクはつらいものがある。

だいぶ高くまで登ってきた。

火口に行った。
火口には、薄緑色の水が溜まっており、よく見えた。硫黄の臭いはあまりしなかった。涼しい風が吹いて、肌寒い。革ジャンで良かった。

 草千里を通ってファームランドに向かう。

ファームランドの駐車場は満車でバイクも止めるのは大変だった。このショップの横に止めさせてもらった。
 ファームランドの案内図。

塩トマトというのを売っていた。熊本の特産らしい。塩トマトといっても、塩を含む土地でできたモノで、甘いらしい。買わなかったので味はわからない。
ここで、熊本ラーメンでランチとした。

熊本市方面に向かって九州自動車道路に入って帰ることになった。
ところが、大渋滞。路側帯には追突した車が何台も止まっていた。どうやら、急に渋滞になって、追突事故が多発したらしい。そのため、これらの追突車を見ても渋滞は解消しなかった。
 結局、渋滞の原因は、このトライクだった。前面がぐちゃぐちゃになっており、モノが道路全体に散らばっていた。

その事故現場を過ぎると、渋滞は解消し、ものすごいスピードで走るバイク達の天下となった。高速道路では、250ccのBandit 250も、速い車とタメ張って走る事ができた。とても20年以上前のバイクとは思えない。前傾姿勢が高速では快適に感じた。

気がつくと、「ぬあわ」位の速度になっている。気持ちよく走っていたのだが、突然エンジンが吹かなくなり、60キロ程度まで速度が落ちた。たまたま、PAが近くにあったので、そこに入って少しエンジンをアイドリングして休めたら、再び吹くようになったので、そのまま、再び走り始めた。

最初は、恐る恐るアクセルを開いていったのだが、大丈夫だったので、だんだん回転数が上がってきた。問題無いようだ。いったいあの不具合はなんだったのだろうか。

エンジンは6,000回転から8,500回転くらいまでにビビリ振動が発生してとても気持ち悪い。しかし、それを過ぎるとエンジン音は静かになり、いわゆるレーシングサウンドで回っていく。一気に、14,000回転まで回る。しかし、レッドゾーンは17,000回転だが、そこまで回らない。14,500程度まで回ると頭打ちとなって急に吹けなくなる。最高馬力が14,500回転くらいだったから、そこから急激にパワーが落ちているのか、それとも本来の性能がでていないのか。おそらく後者だろう。何しろ、20年も古いバイクだから、当然だ。それでも、14,500回転まで回れば、速度は「ぬおわ」までいく。ここまではストレス無い。ジェンマだと風圧とそんなに速度が出ないこともあり、だいぶ長く感じた自宅までの距離を、とても短く感じた。Bandit 250は、高速では、ジェンマよりも相当に快適だ。長距離を高速道路を使って走るのなら、Bandit 250の方が断然快適なのだとよくわかった。

帰宅して、タイヤを見ると、フントがひび割れてひどい状態だ。山はまだあるのだが、長く乗るのはヤバそうだ。まだ購入して間もないが、タイヤの交換を考えねばならないだろう。

後輪は、ひび割れは無くてまだ使えそうだ。ただ、今回のツーリングでのコーナーではリアがズリッといく感じがあり、タイヤが古いために堅くなっている感じはした。前輪は、それどころでは無くさらに滑りやすい。
 チェーンは、まだ一度もメンテしていない。メンテ用のグリスなども買っていないので、購入することにしよう。
よく見ると、錆が出ているところもある。一度洗浄してからグリス塗りだ。

ということで、今回の阿蘇ツーリングは、思いっきり走れてとても楽しかった。ジェンマと違い、マニュアルでの走行は慣れないこともあり、大変だったが。とくにクラッチの左手は2日目の朝はだいぶ痛く、バイクに乗るまでは大丈夫かと思ったのだが、意外や意外走り出すと思ったほど痛くなかった。

帰りの高速では、ほとんどギヤチェンジしないので、とくに疲れなかったのだろう。よく、スクーターで高速は辛いと言われるが今回のツーリングでその通りだと感じた。

また、高速代も気になった。まだETCを付けていなかったので、ETCを付けていれば半額ですんだところを倍払ったのだから。高速を通ることが多いのであれば、ETCを付けておいた方が断然安い。ジェンマのように、軽自動車用を自己責任運用すれば低価格で付けられるし。

また、今回は革ジャンを着ていったのだが、山の中や高速では、革ジャンを着ていって本当に良かったが、阿蘇から熊本までの一般道では、とても暑くてたまらなかった。今の時期でこれならば、7月、8月になったら、とても革ジャンなど着ていられないだろう。といって、Tシャツで高速乗るわけにも行かない。メッシュタイプのライダーズジャケットを購入しなくてはならないだろう。

と色々と今後の課題もわかったツーリングだった。