フジテレビがFOMとF1放送の契約を結んだと発表

実は、今年になって一番気になっていたのは、フジテレビのFOMとの契約が昨年末で切れており、契約更新の発表がなかなか無いことだった。もしもフジテレビが契約しなければ、日本のクルマメーカーが撤退している今、他の放送局が契約するとは思えず、そうなれば日本ではF1の放送を見ることはできなくなってしまう。

だが、２年前も契約が切れてなかなか更新の発表が無かったのを思い出す。その時にも、１月も下旬になってからの更新の発表だった。なので、１月いっぱいは、待つつもりでいた。もしも、フジテレビが更新しなければ即刻スカパーを解約するつもりだった。

しかし、今日、フジテレビはFOMとの２年契約を発表した。スカパーでの放送は今までどうりフリー走行から全部放送される。ただし、地上波放送は無くなり、代わりにBSフジでの放送となる。正直言うと、地方のF1ファンは逆に喜んだかもしれない。何しろ、私の所もそうだが、系列局は独自に放送を行っているので、F!に関しても時間をずらすとか、予選は放送しないなど、悔しい思いをしていたに違いない。それが、BSならば系列局を通さずに、直接受信できるので、そのようなことが無くなるのだ。

まぁ、私の場合は、地上波放送はほとんど見ていなかったので、あまり関係無いのだが、それでも、スカパーでは、ドライバー達のインタビューなどは放送されないので、BSフジでいままでの地上波放送の形式で放送してくれるのならば、少しは見る価値があるというものだ。

とにかく、今年と来年は、F1を見れるという事になってほっとしている。私の大きな楽しみの一つだからだ。特に、今年は、大好きなライコネンがF1に戻ってくる。トップチームでは無いロータスで、いったいどの程度のパフォーマンスを見せるのか、いまから楽しみだ。できれば、来月から始まるテストも放送してくれないだろうか。リアルタイムではなくF1 GP ニュースでやるかもしれない。

そういえば、口の悪い解説者で有名な川井氏も、去年の暮れに結婚したらしい。そして、今宮氏も仕事が減らなくて良かった。

これで、日本のクルマメーカーがF1にもどってくれば、さらに良いかもしれない。来年からは、エンジンが2.4リットルV8から、.1.6リットルV6ターボに変わる。このいい変わり目に、ホンダやトヨタがエンジンサプライヤーとして参加してくれれば良いのだが。これらのメーカーは、シャーシにおいては特殊過ぎて、メリットはあまりないだろうが、エンジンと言うことであれば、そのノウハウは、市販車にもある程度フィードバックできるかもしれない。実際、インディカーレースでは、去年までのホンダワンメークから、複数のエンジンサプライヤーが参加することになっている。インディカーレースも、その点で面白い。