さて、まだまだ慣らしが続く。距離を稼ぐために国東半島を一周する事にした。これで、300km程度は距離を延ばせるはずだ。
インナーを2枚とも付けて着込んだKOMINEのJK-580も初めての実戦投入となる。また、Puigのシールドの確認も行う。見ての通り、シールドの上端がちょうどヘルメットにかかるくらいまで上がっている。
まずは、高速を通って、Puigのシールドの具合を確認した。慣らし中ということもあるので、常識的な速度での確認となったが、正直に言うと、よくわからない。もっと無風状態になるのかと思ったが、強くは無いが、十分に走行風を感じる。可変フラップも弄ってみたが、変化が感じられない。これが付くと付かないでは、かなり価格が異なる。この程度の効果だったら、付かないもので十分のような気がする。
この日は、おそらくやや向かい風で、時折横風もある状態だったようだ。そのうえ風の向きも一定ではない感じだった。そのため、より風の影響を強く感じのかもしれない。シールドが大きくなった分横風というか、風の向きの変わり目の影響も感じた。つまり、風にあおられて左右に振られる感じが少しした。それに、シールド自体も少しゆらゆらと揺れているのが見える。
この価格を出してこの程度ならば、付け替えなくてもよかったかもしれないと少し後悔じた。
ジャケットに関しては、バタつきもなく、特に大きな不満は感じなかった。ただ、2枚インナーを着けているにしては、すこし肌寒さを感じた。気温は17度程度だった。この日は天気が良く、日も照っていたが、気温は1日中ほとんど変わらず、19度以下だった。
この気温で肌寒さを感じるようなら、真冬になったら、ジャケットの下にもう一枚着る必要がありそうだ。
それと、もう一つの原因は、パンツかもしれない。KOMINEのプロテクター付きGパンだが、ビニールのインナーを付けていないと思った以上に風が染み込む感じだ。インナーをつけていたらまた違っただろう。
築城インターでおりで、アグリラインに入った。今日は、ほとんどバイクを見かけなかった。それどころか、車自体も少なかった。その為とても走りやすかった。
以前、取り締まりをしていたとこだ。今日は一人なので慎重に走らざるおえない。
そして、アグリラインも終りに近くなって、一時停止のある交差点に近づいて減速した。何か道端に置いてある。何だろうかと思っていたら...
突然警官が赤い旗をもって交差点に飛び出してきた。ああ、やられた。慣らしなので、流して走っているつもりではあったが、ここの制限速度は40km/hだ。50km/h程度は出ていただろうと思った。
交差点の右に誘導されると、そこにはバンが止めてあった。
若い女性の警官が担当だった。「はい、67km/h出てましたよ。後3km/h速かったら一発免停でした。」との事。そんなに出ていたとはびっくり。レーダー探知機も全く反応しなかった。
違反切符と、反則金1万5千円の払い込み用紙をもらって、元気なくバンを出た。
私のバイクを、もう一人の女性警官がまじまじと見ていた。
その時のハンドル周りだ。カメラが2台も取り付けてあったので、見ていたようだ。そして、目ざとくレーダー探知機を見つけられた。まったく反応なかったと、正直に話すと、今日のレーダーはステルスなので、瞬間的にしか電波を出さないから、ほとんど検出しない。検出したとしても、その時にはすでに計測は終わっているので、遅いですよ。と、自慢げ。
この女性警官、まるで話好きのおばさんのようで、にこやかに、そして明るく話す。なんだか、雰囲気か合わないのだが、ふさいだ気分が少しは和らいだのは本当だ。
よい道の広域農道を40km/h制限にしているとの言うのは、どんな理由なのか全くわからない。
それにしても、1年半ごとに捕まっている気がする。1年以内ではないので、点数が積算される事はないのが幸いだが。しかも、必ず単独走行している時だ。それだけ私が注意力が無いのかもしれない。以前SRV250の時もそうだが、いつもゆっくり走っているのに、たまたま先頭を走ることになった途端に捕まったりしている。
今回も、対向車でもいたら、教えてくれたかもしれないが、その近所では走っていなかったのだ。
がっくりして、新車でのツーリング気分も吹っ飛んだ。しかし、戻る気にもならず、大分まで走ることにした。当然ながら、40km/h厳守でだ。まるでママチャリで走っている気分だ。
大分に入って、宇佐広域農道を走る。二つの県で捕まるようなことがあったら、目も当てられない。慎重にならざるおえない。
だが、大分県にある宇佐広域農道では、速度規制の標識は全くない。つまり、制限速度は60km/hとなる。実際、これくらい出すことができると、走っていて気を遣わず楽だ。
結果論だが、アグリラインの制限速度が宇佐広域農道と同じ60km/hだったら、私は速度違反で捕まることはなかっだろう。
実際、個人的意見で言わせてもらえば、60km/hで全く危険は感じない。たとえ、不慣れなドライバーだったとしてもだ。40km/hではないと危ない感じの急なコーナーもない。あっても緩いコーナーばかりだ。だからこそ気持ちよく走れるだ。
そんなことをくじくじと考えても、違反切符が消えるわけではない。
宇佐広域農道の終点にある「まほろばうさ」で休憩。
それにしても、気分が良くない。誰に不満をぶつけるわけにもいかないのがさらに不満を募らせる。
そこで、少し休んでから、685号線に入った。この道も農道ではないが、快走路だ。当然だが、速度制限はほとんどない。ただ、民家の近くを通るところだけ50km/h制限になっていた。これが普通だろう。
それでも、速度をだしても気持ちよくない。もうのんびりと走ることにした。大分農業公園の横を通って、左折し、東に進む。
10号線に出て南下する。天気も良く、本当にツーリング日和だ。
日出ICまで下って、無料の大分空港道路に入る。
制限速度はここでもなかった。いつもだと70km/hのことが多いのだが。
そして終点まで走った。しかしどうしたことだろう、今日は本当に車が少ない。少し車が居たのは、10号線だけだった。
そこから、左に曲がって県道34号線に入る。
そして、少し走ると広域農道オレンジロードにぶつかる。それを国見方向に右折する。
この道は、以前ZZR250で走ったことがある。
ここは、トンネルも多い。しかも、電灯かなく真っ暗だ。ちょっと危険を感じる。
さらに、舗装が劣化して路面が荒れているところがある。そんなところでは、GSX S1000Fのサイペンションが固いのか、びょんびょん跳ねてまともに走れない。とても不快だ。たしか、ZZR250で走った時にも、同じような感じだったと思い出した。だから、この道はあれ以来走っていなかったのだ。
そして、道の駅「くにみ」に着いた。
バイク用の駐輪場もないので、駐車場に止めた。道の駅でバイク用の駐輪場があるところは少ない。
建物に入った。少し肌寒くて、トイレに行った。
昼をだいぶ過ぎていたので、ここで昼食をとることにした。以前来た時に、このたこめし膳を食べたが、あまり美味くなかった。
それで、メニューの右に記載のあるハモの天丼定食にした。
定食といっても、インスタントの味噌汁が付くだけの様だ。たれは一応かかっているが、そらにたれが付いてくる。全部かけたら、少々かけすぎだったようで、天ぷらもご飯もたれの味しかしなかった。
まあそれでも、まずまずだった。ものすごく美味しいということはないが、少なくとも、不味くはなかった。気分が良くないせいもあるので、公平な判断はできていないかもしれないが。
なんだか、とても腹が減ったという感じもなかったので、それもあるかもしれない。
食事の後、再び走り出した。今度は、豊後高田方面に南下していく。途中で再び広域農道に入った。
こちらの道の方が明るい。
全体的に、道もよく整備されていて、走りやすい。
そして、豊後高田で23号線に入って10号線に向かう213号線を西に横切る。
ここまでで約200kmを超えた。おそらくいまの燃費なら300kmは走ると思うが、もしものことがあるといけないので、ここで5リットル給油した。
そして、再び「まほろはうさ」に戻ってきた。
再び、ここで少し休んだ。
後は、帰るだけだ。気温は19度まで上がってきた。それにしても、1日肌寒かった。
再び、宇佐広域農道を走る。
しかし、いい道だ。福岡県と違って常識的な速度制限を設定している大分県はまともだ。
福岡県に入った。再びアグリラインを走るつもりだったが、もうそこを走る気になれない。
そこで、上毛PAのスマートインターから高速に乗った。スマートインターの入り口では、かならず停止しなければならない。
だいぶ日が短くなっていて、4時を回ると日が傾いてくる。一気に気温が下がって来た感じがした。
結局、この日の慣らしツーリングでは、307km走っていた。給油量は途中で入れた5リットルを含めて14.13lだった。燃費は、21.7km/lといままででの最高を記録した。これだったら、5リットル給油は必要なかっただろう。まあ、本当にゆっくりと走ったのでその為、燃費が良かったのだろう。
全走行距離は、894kmとなった。後106kmで1,000kmだ。
229県道の交差点のとこですね。
返信削除無念だというバイク乗りの気持ちも分かります。(私もそうですし)
この道は農水省が農業振興の為に整備した道です。福岡県側は人口も多いので騒音防止、交差点多数で為スピードはユックリです。
地元住民からすると、バイクはうるさいし反対車線から追い越しするし残念ながらマナーは良くないです。
だからといって警察の味方でもありませんよ、ねずみ捕りはムカつきます。
事故るまえに警察が注意してくれたと思うようにして私は自分の戒めだと自身に言い聞かせます。