毎年今の時期になると、DELLから特売の通知が来ていたが、今年子供たちが卒業や入学などをすることもあり、家族のPCをほとんど更新することにした。
そこで、DELLのビジネス向けのNew Vostro 15 3000シリーズが比較的低価格ながらなかなかのスペックだったので、これにすることにした。子供たちには、Core i3搭載モデルを、そして私は、SDカードが読めればいいので、最安のCeleron搭載モデルを購入した。価格は、なんと2万8千円だ。
15インチ 1366x756ドットのノートPCとしては新品では最安ではないだろうか。
どれくらい使えるのか興味がある。
デザイン的には、いかにも普通でお飾りは全くない質実剛健というもの。艶消しの外装は、塗装もない感じだ。
在庫ありのはずが、2週間ほどして届いた。パッケージもシンプルそのものだ。
中身もシンプルで、ACアダプタと簡単な説明書のみだ。
天板の拡大。Vostro 3700ではメッキ調のロゴだったが、これは黒い塗装だ。表面は、ディンプル模様というか、鉄板の足場の滑り止め模様のような感じだ。いかにもプラスチックというものでオシャレ感は全くない。
キーボードは、いわゆるアイソレーションタイプ。キートップの飛び出しは少ないが、意外に打ちやすく、誤入力も少ない感じがする。
ただ、リターンキーが非常に小さいのだけは困った。
全体的に、軽くて薄い。フロント側は何もない。
左サイドには、ACアダプタ、冷却ファン用スロット、VGA、LAN、USB2.0×2、イヤフォンジャック。
背面には何もない。
右側面。DVDドライブと、USB 3.0が1基、SDカードスロット。
何気にUSB 3.0に対応しているのが嬉しい。USB 2.0とは比べ物にならない高速な転送が可能だ。ただ、できるなら、USB 3.0は2ポート欲しかったところだが、贅沢は言えないか。あるだけましだ。
液晶は薄い。ペラペラな感じだが、意外にたわんだりしない。
ただ、以前比べると軽い感じがする。スペックでは、なんと8.5時間持つとある。
裏ぶたは2つのねじを外すと簡単に外せる。メモリ4GBが1枚。メモリスロットは1基のみだ。
無線LANモジュールは、Intel製ではない模様。ワイヤレスLANとBluetoothに対応している。
取り出してみた。Seagate製だった。
せっかく開けたので、手持ちのSSDと交換することにした。ツールで、HDDの中身を丸ごとSSDにコピーした。特に大きなアプリも入っていないためか、使用量は非常に少なかったのであっという間にコピーできた。
もともと入っていたSeagateの500GBハードディスクは、
これを使って外付けHDDにした。シンプルなケースだが、USB 3.0対応で、ほとんど内蔵ハードディスクと変わらないアクセス速度で使えるのがうれしい。
OSは、Windows 8.1 Home がプリインストール済み。
いきなり無線LANで接続される。
ちょっとした設定で起動した。
そして1年間無償更新権付のマカフィー製のアンチウイルス・ソフトがダウンロードされてインストールされた。
Windows Updateが起動されると、WIndows 10へのアップデートを勧められたのでそのままWindows10にアップグレードした。
8.1からのアップグレードのためか、一晩おいておいたら終わっていた。
さて、2コアの1.7GHzのCeleronでは使い物になるのかと思っていたのだが、ふつうにWebやメールするくらいなら、ほとんど変わりなく使える。これにはちょっと驚いた。
ただ、静止画のリサイズや、圧縮/解凍などのきつい処理をさせると馬脚が現れて、遅く感じる。
それでも、タブレットよりは快適なので、Atomよりは処理性能は高い感じだ。2コアというのもあまり不具合は感じない。
驚くのは、バッテリーの持ちだ。私のここ数日、仕事が忙しくて、1日に1時間半ほどしかPCの電源を入れないが、満充電して3日は使えた。未使用時はシャットダウンはしないで、休止状態にしていた。
ノートPCでこれだけ持つのはすごい。最近。九州では地震が続いているが、災害などで停電してもそこそこ使えるのじゃないだろうか。
それと、感心するのは、バッテリー駆動モードになってもほとんど処理速度が落ちないことだ。いままでのノートPCは、ACアダプタを繋いでいるときはフル速度で動いてくれるのだが、バッテリー駆動になったとたんに、非常にのろのろとなってしまうことが多かった。それが、もともとたいして速くないためか、バッテリー駆動でもほとんど速度が変わらない感じだ。
処理速度といい、バッテリーの持ちと言いい、意外に使える。
ちなみに、仕様は全く同じで、CPUのみCore i3になっている子供たちのPCは、HDDのままだからか、起動は遅いし、あまり変わった感じがしない。ただ、圧縮や画像変換などはやはり、Core i3だけはあって、そんなに待たされない。
負荷をかける処理をいつも行わない使用方法ならば、最安のCeleron モデルにして、Core i3モデルとの価格差で、SSDを導入したほうが幸せかもしれない。
ちなみに、Core i3モデルとの価格差は、1万以上もある。最近のSSDは安くなっていて、8千円ほどで、256GBクラスが購入できる。
ちなみに、懸案だったSDカードの読み込みだが、128GBでも何の問題も無く読み込めている。しかも、読み込み速度がいままでよりも断然早いし、安定している。途中でSDカードを見失ったりは全くしなくなった。
これだけでも、ノートPCを新調した甲斐があったというものだ。、
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