しかし、それでも80km/hを超えるとかなりの風圧をヘルメットに感じる。我慢できるのは、100km/hまででそれ以上になると、ヘルメットに強烈な風が当たって頭が後ろに持って行かれそうなくらいに感じる。
これでは、高速をそれなりのペースで走るのはかなりつらいものがある。
そこで、何とかならないかと調べた。一番簡単なのはさらに大きなスクリーンに交換する事だ。しかし、NC700S用として売られているものでそれなりの効果のあるものは少なく、一番効果がありそうなのは、可変プラップの付いたMRA VARIO Touring(MVT067)だ。この商品は口コミでも評価が高い。
しかも、この可変フラップはBandit 1250SにMRAのVARIOが初めから付いていてその効果が高いことは実証済みだ。この可変フラップをちょっと上げるだけでヘルメットへの風がほとんど感じなくなるのだ。
しかし、よく見比べてみると、
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どうも、VARIO Touring(MVT067)は、Touring(MT067C)に可変フラップを付けただけのように見える。MVT067は価格も2万5千円程度と安くは無い。
MRAの製品を調べてみると、汎用品で可変フラップのみ(X-Creen)を販売していた。その種類には、サイズに2種類。それそれにクリアとスモークがあり、4種類となっている。NC700Sのスクリーンは元々そんなに大きくないので、小型のもので良いだろうと思った。そして現状付いているのが、クリアスクリーンなので、必然的にMRA X-Creen Sport クリア(XCAS-C)ということになった。Amazoneではなぜかクリアの方が1万1千円台と低価格だったのも良かった。
もちろん、NC700SのMRAスクリーンに取り付けできると保証されているわけではないし、MVT067と同じ可変フラップかどうかもわからない。同じメーカーであるし、なんとかなるだろうと、いつもの勢いでAmazonに注文してしまった。
商品はすぐに送られてきた。
パッケージを見ら、ひどく小ぶりだ。失敗したか。
こちらが裏側だ。
型番のチェック。間違いない。
穴開け加工が必要かと思ったが、パッケージの写真を見るとどうやら、取り付けには穴開け加工の必要なものと、
取りつけ状態の写真。こちらは穴開けタイプ。
そして、挟むタイプ。しかも、挟むタイプの方がより高い位置に取り付けできそうだ。
内容物。パッケージの感じよりも、実際の可変フラップは大きく見えた。フルフェイスのシールドよりも大きい。これならばそこそこ効果があるかもしれない。なお、フラップの横幅は255mm程度、高さが90mm程度となっている。
一応説明書も入っていたが、写真はパッケージのものと同じだ。
ただ写真のサイズが大きいので見やすいが。
よく見て取りつけのイメージを掴むことにした。
.......
余談だが、説明書は5カ国語に対応している。さすがにヨーロッパで売れているMRAだ。アジアの言語は全くサポートされていない。
説明文。3カ国分。
残り2カ国語。
フラップの端の取りつけ部品の状態。これはあらかじめ取りつけられていた。
挟むタイプのパーツ。
U字形の樹脂パーツに、ゴムのパーツを内側に取り付けるようだ。
そして、この小さな部品を、
U字形の樹脂部品とゴムとの間に入れる。
これが、フラップの可変機構部品。
挟む土台にこれを取りつける。
そして、長いネジで締める。
ヘクサネジになっていて、ヘクサレンチも付いている。
締めた状態。
挟む台座を、実際に締め付けるネジ。こちらもヘクサタイプで小型のレンチが付いている。
この位置に差し込む。
そして、シールドにこの様に挟む。
上のフラップとは、右と左の二つのパーツで取り付ける。
まずは、フラップのアームを付ける。
それに、右のパーツを差し込む、
そして、左のパーツでロックする。
なんとか、取り付けできそうだ。