そして、今日、軽自動車協会に行ってきた。去年Bandit 250を登録したときの事を復習しておいたので完璧だ。
用意したのは、バイクショップから送ってきた書類二枚。住民票。自賠責保険証、印鑑の5つだ。自賠責は軽自動車協会の窓口でも入る事が出来る。
それらを受付に見せると、40円で二枚の書類と記入例を渡されるので、記入する。
1枚は、登録証だ。これが、実際の軽自動車届済証書となるので、なるべくきれいに書くといい。
記載内容は、上記のとおりなので書き写すだけなので誰でも大丈夫だ。
もう1枚は、軽自動車税申告書だ。4月の所有者に対して、税がかかる。軽二輪の場合は、2,400円だ。その申告書だ。
これらを書いて再度窓口に提出して少し待つと、ナンバーの書かれた紙をくれるので、ナンバーの配布所にて570円で実際のナンバーを受け取る。取り付けネジ付だ。
自賠責のシールを張り付けて、ナンバーの完成だ。
外を見ると、天気予報では、昨日同様のゲリラ豪雨があるといい、1日中傘マークだったが、曇りで雨は降っていなかった。これなら大丈夫だろうと、バイクを自走での引く取りに行くことにした。
田舎なのでバスを使って行った。
バスを降りると、少し雨が降っていた。でも、ぎりぎり傘をささなくても大丈夫なほどだった。
てくてくショップまで歩いていくと、なんだか材木屋みたいなところに、見たことのあるバイクが外に雨ざらしでおいてあった。
まさしくこれだ。
よく見ると、予想以上に錆び錆だ。
ヘッドカバーも相当なものだ。よくぞここまで錆びさせたものだ。
これでクラッチ切れるんだろうか。
写真で見ると本当にきれいに見えるが、ヘッドライトも錆び錆だ。
右のハンドル。ブレーキマスターもこれでもかというほど錆びている。
左も同様だ。ボタンなどのプラスチック部分は白化している。ウインカーを左右に押してみるとなんだかゴムを触っているかのようなぐにゃりとした感覚だ。
タンクも、全体的にぼけぼけした感じだ。そして少しだが、塗装が剥げて錆びている。
タンクキャップは、意外にきれいだ。それでも、点錆びは散見される。
ブレーキレバーが曲がっている。そのため少し遠い。
で、バイクがいっぱいあるが、とてもバイクショップには見えない。ガラクタ置き場みたいなところだ。声をかけたら、男性が一人出てきた。バイクを受け取りに来たというと、一生懸命電話しているが相手が出ない。その男性は、ここのものじゃないんですが。という。そして、店の人はいま出て行っていないというのだ。でも、一応話は聞いていると。支払は済んでいるんでしょう。ならば乗って帰ったら。というので、そうさせてもらうことにした。小降りとは言え雨も降っているので、ひどくならないうちに帰りたかった。
ナンバーを工具を借りて取り付けて、ヘルメットなどを入れてきた防水バッグをリアシートにしばりつけた。
ヘッドライトの錆びが良く見える。
そして、走り出した。
なんというか、とてもノロい!!!
それでも、なんとか走る。
バックミラーが、だんだんと緩んできた。後ろが見えなくなった。
途中でガソリンを補給した。なんと、12.31リットルも入った。確か
11リットルタンクではなかったか。本当に空っぽだったのだろう。燃料コックはリザーブになっていた。これをONにした。
そして、スタンドで工具を借りてバックミラーを増し締めした。
そして、トリップメーターを0にしようと回すが空回りするだけ。それどころか取れてしまった。
雨は、小雨のまま降っていた。小雨といっても、40キロ程度で走っていれば、そこそこ濡れてきていた。すでに服は濡れていたので、カッパを着こもうという気にはなれなかった。
走っていくと、だんだんと路面が乾いてきた。対向車もほとんど濡れていない。雨は、本当にぱらぱらという感じになった。
しかし、帰り着く直前に小雨から連続的な雨になってきた。それでもまだ雨量は多くなかった。帰宅したとたんに、本格的な雨になってきた。私は運がいいのか、逆に雨ということで運がないのか、よくわからない。
メインスタンドがないので、使い道のなかったメンテナンススタンドを使うことにした。使い道ができてよかった。
改めて、見てみると。よくこれで走れると思うほど錆びている。特にカバーがひどい。エンジンブロックはそれほどでもない。
カギは、2つあり。よくよく見ると、溝の向きが左右真逆だ。メインキーとその他でカギが違う。
向きが違うので、全く差し込めないのでその点では、差して回して違ったということがないのはいいが。
ヘルメットフォルダーもついていた。
フロントサスのシールはまだ新しい感じだ。漏れもそう多くない。
フロントブレーキもエンジンの錆び錆に比べるときれいだが、あまり効きはよくない。固い印象だ。一度分解してみなければならないだろうか。
シートは、意外にきれいだ。破れもない。
工具入れは、ふたの蝶番部分が切れていて、一応鍵がついているが、意味をなしていない。工具は当然付いていなかった。
スプロケットはまずまずだが、チェーンも錆び錆だ。しかし、タイヤを回してみても音はあまりしない。
驚いたのは、タイヤだ。まだ髭があるほど新しい。もしかするとタイヤは変えたばかりかも知れない。メーカーは前後ともにダンロップだった。
フロントフォークのアウターも錆び錆だ。
グリップは、すり減っていた。交換しなければ。
これまた驚いたことに、タンク内はほとんど錆がない。Bandit 250は、タンク内が少し錆びていたのだが、これはきれいなものだ。ただ、フタのパッキンがだめなのか、走行中にガソリン臭い。
走行しているときに、信号で止まるとアイドリングが低くて、止まりそうだった。回転計でも0近くをうろうろしている感じだ。さっそく、キャブの左側にある調整ネジを回してアイドリングを1,000回転を少し上回る程度に調整した。これで、信号停止中に、アクセルをあおり続ける必要はなくなった。
タンクは、とても細い。というか全体が細い。昔乗ったことがあるCB125JX(単気筒車)のような感じだ。
さて、乗って帰っての感想だ。
エンジンは一応8,000回転まで回る。2速、3速では、それに応じた速度にもなるが、それだけだ。実際には6,000回転ほどが実用的な回転数という感じだ。250ccとしてはトルクがあるのだろう。トップ2,000回転でも普通に走る。
加速感などは、あまりない(^^;
走った感じは、50cc原付よりはマシ程度か。原付2種の125ccまではない気がする。まあ、その程度の価格なので、価格対性能という意味ではあっているのだろう。
車体は非常に軽くて、本当に250ccなのかと思ってしまう。原付二種程度に感じる。Bandit 250がとても重かったのに比べると本当に軽い。たとえ転倒しても起こすのは容易な感じだ。
発進の時には、単気筒のようにタッ、タッ、タッーといった感じの排気音がする。これってV型二気筒の音なんだろうか。帰宅途中で、単気筒のオフロード車が前を走っているのに出くわしたが、まさしくこのバイクの出足と同じ感じだ。が、アイドリングの時に左右のマフラーの排気を手で感じてみると全く同じで、1気筒死んでいるということは無いようだ。
しかし、これをこれからどうしたものかとちょっと悩んでしまった。
マスツーリングに使えるほどに性能を上げるのは、かなりメンテナンスが必要そうだ。今のまま、耕運機の様なエンジン特性と音で走るのなら、近所を走るバイクとして使えないこともない。
とにかく、おそらく今が最低の状態だろうから、少しいじってもよくなることはあっても悪くなることはないのではないかと思えた。もちろん、いじることで全くの不動車になることもあり得るだろうが。そう考えたら下手にいじると使い物にならなくなる感じもする。
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