しかし、電圧を見てみると13Vあるので、大丈夫かもしれないと試してみることにした。
ここからは、動画を撮っているので、見て欲しい。
これを見るとわかるように、全くバッテリーが死んでしまっている。月曜日になんとかエンジンがかかったのが信じられない状況だ。
とにかく、何とかしてZZR250のエンジンをかけることができないか試してみるしかない。
それで、充電が完了していたSRV250用のバッテリー FTX7A-BSに、配線を切って取り付けた。
そして、それを、ZZR250のバッテリー端子に接続した。
電圧を測ると、ちょっと低めの12.31V。
でも、エンジンは元気にかかった。天にも昇る気持ちになった。またもやここで、うんともすんとも言わない状況が発生すると、ZZR250のハーネス内部で断線しているなど別の原因を探る必要が出てくるからだ。それは、問題ない事がわかった。
そして、エンジンのかかった状態で電圧を測ってみると、14.30ボルト有った。これならば、バッテリー電圧よりも高いので、充電回路は問題ないということになる。
さて、残る問題は、なぜにセルを回せるほどの充電量があったはずのバッテリーが数日止めておいただけで、全く機能しなくなるまでだめになったのかだ。考えられる原因としては、バッテリーがちょうどだめになったというもの。よく中華バッテリーにはそういうことがあるそうだ。前日まで使えていたバッテリーが次の日には全くセルを回せなくなるというのだ。ZZR250についていたバッテリーは古河電池製だった。普通ならそういうことは無いだろうが。長く使っていた古いものだとそういうことがあるかもしれない。それならば、バッテリーだけの問題なので、ZZR250本体は問題無いということで安心だ。
しかし、エンジン回転数を上げると、バッテリーにダメージ与えるほどに高圧が発生してバッテリーを破壊していまうという、充電回路の故障も無いとはいえない。こんな事はない方が良いが、そうだとしたらバッテリーを交換してもまたすぐに壊れてしまうということで、とても安心して走れないことになってしまう。
ただ、ここは住宅街なのでエンジンをがんがん回して試してみるのは騒音の問題ではばかれる。そこで、SRV250のFTX7A-BSを簡易的ではなく常用出来るようにちゃんとした配線ハーネスを作ることにした。
近所のホームセンターで、大容量の電流が流せる太い電線を買ってきた。そして、バッテリーに接続しやすいように端子も買ってきた。説明書きによると200Wまでとある。12Vでは16A以上だ。ついているバッテリーが6Aなのだから、余裕だ。
電線皮膜を取ってみた。普通の配線よりは太めだ。
そして、端子をかしめて取り付けた。
これを、バイク側にネジとナットで取り付けた。
プラス側配線がボディに接触してショートしないように、ビニールテープで巻いた。
そして、軍手で包んでおいた。
シートを取り付けて、バッテリーをシートに置き。写真は無いが、紐で括り付けた。
エンジンをかけてみると快調だ。
実を言えば、田んぼまでやってきた時点で、前回とは低速のトルクが全然違うのがわかった。
そして、何も問題なかった。
これならば、ツーリング行くこともできるだろう。実は、8/17にはいつもの友人たちと滝を見に行くことになっていたのだ。この状態で行くことにした。たとえ、もしもの事があっても、一人よりは友人がいたほうが何かと助かる。友人たちには大迷惑だろうが。それに、今だと使ったことは無いが、任意保険のレッカー移動や、モビリオの購入の時に入ったJAFという手もある。
ZZR250についていた工具を出してみてちょっと驚いた。工具だけではなく中古のプラグが4本、割ピンや配線、結束バンドなどが入っていた。特にプラグが入っていたのは、かぶりやすいからだろうか。以前乗っていたBandit 250は、始動性が悪くて一旦かぶるとなかなかエンジンがかからず、プラグを清掃するか交換するまで始動しなかった。それと、同じ事かもしれない。
プラグを見ると、中古とはいっても綺麗に清掃されているし、まだそんなに使用したようには見えない。