2014年5月31日土曜日

YAMAHA SRV250 フロントタイヤ交換

さて、リアタイヤに引き続きフロントタイヤの交換を行う。リアに比べるとフロント周りは何度か分解しているので、手慣れたものだ。

それに、最近は日が長くなってきている。会社から帰ってきて速攻で作業を開始した。というのも、現在自宅は、外壁塗装の工事に入ることになっており、狭い駐輪場が足場の設置でさらに狭くなって、こんな作業できるスペースが確保できない可能性があるのだ。

まあ、だいぶ慣れたので1時間もあれば終わるだろう。

まずは、フロントディスクキャリパーを外す。上下2つのボルトを外すだけだ。

次に、ブレーキディスクと反対側のフォーク下端に着いているヘクサボルトを外す。

アクスルシャフトを緩める。

アクスルシャフトを引っこ抜く前に、フロントが沈まないようにジャッキをかけておく。

 タイヤを手前に取り出す時に、ブレーキディスク側にあるスピードメーターギヤを外しておく。

ホイールが外れた。

古リアタイヤの上に、外したホイールを乗せる。

ムシを取って、空気を抜く。

ビートを落とす。

今度は、ちゃんと事前にビートワックスを塗ってから

古タイヤを外した。

とても簡単に外れた。

リムバンドをみると、リアとサイズが異なっていた。リアは100~140-18となっていた。

リアと同じリムバンドと比較すると幅が少し狭い。

まあ、これくらいは問題ないだろうと、取り付けてみたら、はみ出すこともなく着いた。

チューブのバルブを先に取り付けて、新タイヤをかぶせて軽点をバルブ位置に合わせる。

回転方向も確認。

もちろんビートワックスも塗ってからタイヤの装着を行った。しかし、リアに比べてフロントは幅が狭いために、チューブがすぐにブリッと出てくきてとても入れにくかった。

なんとかタイヤを装着できて、空気を入れるが全く入らない。シューシューと抜けるだけ。


仕方ないので、またタイヤを片方外して、チューブを取り外してみたら、ほぼ1/3周に渡ってこのような切り込みがチューブに入っていた。

1カ所くらいなら、パンク修理のパッチでも張ってごまかそうかと思ったのだが、半端無いくらい穴が開いていて唖然としてしまった。

リムバントに引き続いて、今度はチューブだ。

今度また新しいチューブを買ってきてやっても、穴が開いてしまわないという保証は何もない。熟練するまでなんどもチューブを買っていたら、大変なことになってしまう。次に本当にちゃんと取り付けできるだろうかと暗い気持ちになった。

とにかく、チューブを買わないことにはどうしようもないので、翌日の夕刻会社帰りに、バイク部品屋(南海部品)に行ってチューブを購入した。90/90-18は、税抜き1,900円で、税込み2,052円だった。通販よりもだいぶ高い。

店員に「このチューブをいれてもらうことはできますかねぇ。と聞いたら、「できますよ」という。価格を聞いたら、ホイールが外してあるものを持ち込んでもらえれば、税抜き1,500円/1本ですとのこと。なんだ安いじゃないか!! 今度失敗したら、これ以上の費用がかかるのは間違いないのだから、これは頼む以外にない。ということで、税込み1,620円で頼んだ。でも、ここはタイヤ持ち込みはだめなのだが、チューブを買えば交換してくれるということになってしまう。いいのかな。

まあ、それはさておき、今日はもう遅くてできないので、預かりますということで、タイヤを預けた。

翌日も会社帰りに、ショップに行った。チューブを交換してもらった(当然一旦タイヤを外して、チューブを入れてだ)ホイールを持って帰った。
が、帰ってみると、バイクがシャコタン状態になっていた。今日から外壁塗装工事が開始されていたのだが、第一弾として足場の設置を行ったのだが、狭い駐輪場にも足場を設置しなければならず、フロントホイールのないバイクを動かしたようだった。ジャッキが外れており、フロントフォークが直接セメントの床に刺さっていた。だいぶ引きづったようで、引きづり跡もみられた。

家族に助けてもらって、車体をまっすぐに立てて、さらに持ち上げてジャッキをエンジン下にいれてなんとかジッャッキアップする事ができた。そして、持って帰ったホイールを取り付けた。取り付けは簡単だった。

ということで、タイヤ交換を自分でやるというのはできなかった。ちょっと悔しいが仕方がない。

と、できあがったバイクをみると、リアのウインカーがぽろりと取れていた。おそらく、ここをもって動かそうとしたのだろう。見ると付け根から折れていた。

なんとかプラリペアで接着したが、5分も固定したままにするのは難しい。それで手早くガムテープでぐるぐる巻きにした。

ということで、夕方暗くなってきたが、用事があったので、20キロほど走ってきた。が、走った感じはあまり変わらない。タイヤは明らかに新しいので、柔らかい。実際乗り心地はいい感じがする。しかし、道路の白線や、細かな段差ではなんとなく以前同様にリア、フロント別々に左右に逃げるような感じがする。

あまり変わった気がしない。20キロほどでは、まだ皮むきができたとはいえないだろうから、もう少し走り込んで結論を出さないといけないだろう。

それに、今回交換したタイヤは、特にフロント用の90/90-18は「FOR SCOOTER TIRE」と書かれているくらいで、グリップを云々するようなものではないだろう。このタイヤはおそらく、いわゆるスーパーカブ系のスクーター用として作られたものだろう。パターンも少々荒れた道にも対応すべく、ブロックタイプになっているし。グリップよりは、耐久性寄りの製品なのではないだろうか。それはそれで、タイヤの減るのを気にすることもないのだからいいことではある。逆に言うと、グリップに関してはあまり期待はしてはいけないのだろう。それでも、古いひび割れたタイヤよりはマシではないか。

これが、少し走った状態。20キロ程では、ほとんど変化が無い。

こちらはリア、先日と足して50キロ程走った状態。だいぶ皮むきされてきている。

さて、週末は少しこれで走ってこよう。

しかし、まだ5月だというのに、ここ数日真夏の様に暑い。昼間は気温が30度を超えている。そして、工事のために窓が完全にふさがれていて風は全く通らない。室内はまるで温室状態だ。早く工事が終わって欲しい。