2012年10月15日月曜日

SUZUKI INAZUMA 400 ツーリングクラブ 玖珠ワイナリー ツーリング


今月のツーリングクライブのツーリングは、玖珠ワイナリーにてビザを食べようという企画だ。



朝8時、集合場所に集まったバイクたち。コンビニの広い駐車場がバイクでいっぱいだ。しかも、我々だけでなく、他のチームも居たのでなおさらだ。でも、バイクがたくさんあるのが珍しいのか、車で来ていたお客さんの中には、写真を撮っている人もいた。(迷惑行為で通報されないといいが。)

今回、初お目見えの注目バイクは、YAMAHAのVMAX。しかも輸入車でなんと200馬力だそうな。

なんといっても、その強大な出力を路面に伝えるこの図太いタイヤがすごい。なんと、240だ。車でも、240なんていうワイドなタイヤはめったに履かない。日本仕様では、200らしいが、それでも太い。ただ、このサイズだとかなりの扁平率で、べったんこなので直進はいいが、コーナーはちょっと難しいとのこと。

後ろから見ると、その太さがさらに際立つ。ナンバープレートよりもワイドなのだが、写真だとそう見えないが、実際はそうなのだ。

そして、もう一台は、BMWのK1300Rだ。ホンダのNC700シリーズ同様にかなり前傾したシリンダー配置の4気筒だ。水平対向2気筒の迫力もよかったが、こちらもなかなかだ。でも、まあエンジンの個性という意味では、面白味が薄れたかもしれない。


今回は、初めて娘を後ろに乗せたタンデムツーリングとなった。

先日の四国ツーリングでも帰りに通った広域農道「京築アグリライン」を走る。ここは、本当にいい道だ。曲がり、アップダウン。バイクの為に作ったんじゃないかと思えてくるほどだ。

ここを、こうして20台ものバイクで走ると、なかなかの景色だ。

途中で、前を走っていたVMAXが突然スローダウン。どうしたのかと思ったら、エンジンが吹けなくなったとのこと。でも、その後は問題がなかった。もしかすると、あまりの低速にカぶったのだろうか。

天気は、あまりよくない。天気予報では一日晴れだったのだが。ただし、南阿蘇付近を東西に雨雲が通過するということではあった。玖珠地方では、その影響はなかったはずなのだが。どうも、曇ったままで、時折晴れ間が出て日が当たることもあったが、基本的に曇り空だった。ただ、あまり天気が良いと、直射日光で暑くなるので、これくらいが走りやすいかもしれない。

宇佐付近で最初の休憩。コスモスが咲いていて綺麗だった。

休憩後、再び走る。広い川沿いを走り抜ける。娘がいるので、走りながら撮影してくれた。

そして、一路由布院へ。今回は、私のほかにもタンデム参加がいた。こちらは、ホンダのブラックバードだ。セパハンの前傾姿勢タイプのバイクなのでタンデムはちょっと辛いかもしれない。私のコンチハンでも、コーナーはなかなか曲がってくれない感じなのだ。二人乗りしての、コーナーの続く山道はなかなか辛いものがある。


それでも、これくらいのコーナーだとなかなかいい感じではある。

サハリパークを通過。

そして、九重の山が見えてきた。天気がいまいちなので山の天辺には雲がかかっている。

このように、時折日が差すこともあったが、山間部ということもあり、気温は20度を下回っていた。

他の方が撮ってくれた私のバイク。左端のリアボックス付がそうだ。娘が白いヘルメットだ。

そして、道の駅由布院で休憩。玖珠ワイナリーの石窯工房は、人気で予約は13時半なので、ここで暇つぶしをすることに。ここからの距離は、40キロ程度なので1時間くらい前まで、つまり12時半ころまで、ここにいた。

時間になったので、一路目的地の玖珠ワイナリーに向かう。
少し早目に到着。

先に料理を注文して、時間まで待った。

振り返ると、山に雲がかかってなかなかの景色だ。

ワイナリーというくらいで、ここでブドウを栽培している。今は、すでに収穫された後だった。ただ、思ったほど大きくない。

これが、石窯工房だ。長い平屋建てで、客席のみがある。山の斜面にあるので、ここが玖珠ワイナリーの中で一番高いところにあり、その上には、一面ブドウ畑が広がっている。

なかに入ると、天井はブドウの木で覆われていた。

あらかじめ注文しておいたので、次々とピザが届く。皆で6種類のピザを2枚ずつ頼んで、一切れずつ食べることになった。そのほうがいろいろな味が楽しめていい。インターネットで調べれば、どんなピザがあるのかわかるだろう。これは、一番オーソドックスなピザだった。

これは、サラダを乗せたピザだ。サラダには粉チープが振り掛けてあった。
これは、もち入りのピザだ。ノリがみじん切りにして載せてある。少々変わった味だが、おいしかった。和風で私の好みだ。

これも、よくあるタイプのピザだった。どれも、生地は薄いタイプ。
これが一番変わっていた。チーズが載せてあって、なんと甘い蜜を掛けて食べる。甘いピザだが、これも一切れ食べるのならなかなかいい。

最後は、コーヒーだ。ただ、人数が多いので、カップが足りず、紙コップになった。その代り値引きしてくれだ。


食事をした客用の建物と別に、一段下がったところに、もう一つ建物があり、その中が厨房になっていた。

今回は、多人数で行ったので、一切れずつ6種類のピザをすべて食べることができたが、少人数で行ってどれか一つを頼むことになったら、1枚全部食べると8切れもあり、量も多いが、味が1種類では飽きると思う。なるべくなら、複数人で行って、分け合って食べるのがいいだろう。ピザの他に、焼肉や、スペアリブもあった。それらも、なかなかおいしそうだった。
そこから、少し走って「あざみ台展望所」に向かった。

この広い駐車場でバイクを一列に並べて、記念写真を撮ろうという企画だ。これだけバイクが並ぶとなかなか壮観だ。

狙ったわけではないが、なぜか私のバイクがちょうどど真ん中となった。

ところが、ここで写真を撮り終えるころから、パラパラと雨が降ってきた。あわてて、出発した。

路面は、濡れて少々怖かった。タンデムだとやはり、重くなってコーナーは滑りやすいし、場所によっては、山間部の路面のつなぎ目の鉄がむき出しのところもあり、そんなところを通過するときには、神経を使う。


ところが、福岡県に戻ると、いままでの天気が何だったんだと思うほどのいい天気。実際帰宅して家内に聞いたら、1日晴れていたというのだ。天気予報で、南阿蘇を雨雲が通過するというのがあったが、それが影響したようだ。ま、あまり大した雨でもなかったので、助かった。


最後は、道の駅ひこさんで停車。

もう、6時近く、薄暗くなっていた。

ここは、6時までらしく、閉まりますというアナウンスが流れていた。ここで、ツーリングクラブは解散となった。

その後自宅までまだあったのだが、スモークのシールドを付けていたので、少し見えにくかった。不思議なもので、夜はトンネルのほうがよく見える。

さて、今回のタンデム走行だが、前回家内を乗せた時には、リアショックのプリロードが最弱だったので、フニャフニャでとても乗りにくかったし、ごつごつと底付きして乗り心地も悪かった。娘は、家内ほど重くないということもあるのかもしないが、プリロードは3にしておいた効果もあり、しっかりした乗り心地で普通に走りるのは問題なかった。ただ、山間部のグネグネ道を、それなりのペースで走ると、少しの道路のうねりでも、そこを通過するときにボトミングする現象が見られた。やはり、タンデムではペースが上がってくると辛いものがある。第一に、とても曲がりにくいのだ。コーナーに入って、車体を傾けていっても車重があるため、外に膨らみやすいのだ。

エンジンの馬力という意味では、INAZUMA 400は、十分な力があって、加速をしてくれるので、その点では不満は感じなかった。400ccでも、十分だ。もちろん、走り屋のツーリングクラブでは、全然だめということになるのかもしれないが、我がツーリングクラブは、それほどでもないので、十分についていけた。

初めてのタンデムツーリングだったが、娘は腰が痛いと言っていた。私もタンデムツーリングが初めてだが、当然ながら娘も初めてなので、体をまっすぐに保つために、腰に力が入るのだろう。特に、コーナーに向かうときには、ブレーキングする訳だが、その時に、娘が前に滑ってくるので、両手と尻でそれを支える必要があり、いつもの1人乗りでのツーリングよりもだいぶ疲れてしまった。

娘にとっては、おじさんばかりの中なので、あまり面白くなかったかもしれない。

もう、乗ってくれないだろうなぁ。また乗ってくれると父としてはうれしいのだが。