2012年8月15日水曜日

SUZUKI INAZUMA 400 車検に行ってきた!

待ちきれなくなって、ユーザ車検に行くことにした。ぎりぎりで行って、通らないなどと言うことになれば、乗れなくなってしまう。車検の切れる日にちが近づいているので、ちょっと焦ってきたのだ。

まずは、納税証明書を入手しなければならない。8時半からという区役所に行ってきた。納税課に行って、インターネットでダウンロードして印刷して記入しておいた申請書を手渡すと、受け取りますが処理は8時半からですのでお待ち下さいとのこと。時計を見るとまだ8時半になっていなかった。近くにあったいすに座って待つ。

8時半を少し回ったところで、名前が呼ばれたので行ってみた。なかなか処理が早い。と、
「今月名義変更したばかりですので、こちらに情報が回ってきていません。車検証をお持ちなら出してください。」というので、車検証を手渡した。「手作業で作りますので」というので、手書きで納税証明書を作るのかと思ったが、そうではなかった。少し待つとまた名前が呼ばれて、納税証明書を手間渡された。ちゃんと印刷されたものだった。料金は取られなかった。タダだったとは。

これで、すべての必要な書類が整ったので、車検場に向かった。

9時頃車検場に到着。
バイクを駐車場に止めると、印紙を売っている売店に向かい、持ってきた書類を手渡して、印紙を下さいというと、「5,500円です」とのこと。内訳は、

自動車登録印紙代 400円
自動車審査証紙代 1,300円
自動車重量税印紙代 3,800円

となっている。印紙は、手渡した用紙にすべて貼り付けて、その上書類も簡単にチェックしてくれた。ユーザ車検窓口の番号を教えてくれたので、さっそくそこに行って種類をすべて手渡した。ぱっと見て、「はい、では車検場にバイクを持っていって下さい」とのこと。あまりの簡単さにちょっとびっくり。バイクを止めていた駐車場に行って、エンジンをかけてヘルメット被ると、下見しておいた二輪用の検査場に行った。
すると、すでに検査をしているバイクがあった。よく見るとまだ若そうな女性だった。バイクがなんなのかはわからなかったが、女性も比較的大柄でバイクもそれに合わせて大きな感じだった。丁度良かったので、見せてもらおうとしたら、もう終わりだった。

で、次は私だ。書類を渡して、カバンやヘルメットを机において、バイクに跨がり、まっすぐに入っていく。まずは、フロントタイヤをローラーに載せる。ローラーが高速に回転するので、40km/hになったら、床にある長い突起を踏み込んで知らせる。
赤い矢印の指し示すものがそれだ。

前方の天井近くにある掲示板に、の表示。ほっとする。次に、ブレーキをかけて下さいというので、フロントブレーキをかけてままにしていると、また。ブレーキのテストだったようだ。

バイクを前に動かして、後輪をローラーに載せる。ブレーキをかけて後輪のブレーキテスト。

さらに、前に移動して、前輪が挟まれると、ライトをハイにしてと言われるので、ライトをハイにする。すると、右横から赤くて四角な機械が出てくる。前面がガラスになっていて、その中におそらくカメラか、何か光りを感じるセンサーがあるのだろう。何やら探るように上下左右に細かく動いている、意外に時間がかかる。と思ったら、検査員から「だめですねぇ。」との言葉。掲示板を見ると赤く×が出ていた。

ええっ、なんでだぁ。と思ったが、検査員が
「高いようです。左右は左側にずれていますが、これは許容範囲なんですが。では、次に前に出て下さい。排気ガスの検査をします。」
というので、前に進んで、止まると、なにやらプローブをマフラーに突っ込んでいる。
「すこし、濃いですねぇ。2点不合格です。建物をぐるっと回って左に行って下さい。」
というので、先日下見に行ったときに、銀色のバイクが止めてあったところに、バイクを止めた。すると、別の検査員がやってきて、ヘッドライトの上下、ウインカーの左右、フロント、リアのブレーキでのランプ点灯をチェック。そして、
「エンジン切って車体から降りて下さい」
というので、そうすると、
「ハンドルロックして下さい」
とのことで、言われるとおりにした。すると、ステムにある車体ナンバーとエンジンにあるエンジンナンバーをチェック。一旦事務所に走り込んだ後、何か調べていたらしく、その後、メジャーでハンドルの幅を計る。
小さなハンマーで、ブレーキキャリパーや、車軸などをコツコツとたたいて回った。そして、
「ハイ終わりです。2点だめでした、3回までしか再検査できませんので注意して下さい。光軸は調整できると思いますが、排ガスは専門の所に持っていかないと難しいかもしれないですね」
とのこと。改めて、どうしようと一瞬、目の前が真っ暗になった。とにかく、バイクに跨がって、事務所側面の駐車場に止めた。エンジンをかけたままで、壁をハイビーム照らしてみる。

カメラで撮ってみたが、よくわからない。曇っているとはいっても昼間だから、意外によく見えない。

どこで調節するのかとみると、おそらくこれだろうとボルトを緩めてみたが、全然ヘッドライトは動かない。焦って、とりあえず、車検場の外にある事前検査屋さんに飛び込んだ。

「光軸と排ガスで落ちたんですが」というとバイクのヘッドライト回りを見て回ってから、「ヘッドライトの左右にあるボルトを緩めて動かしたらいいよ。」という。そして、ここでは二輪用の施設がないから正しく検査できるかわからないという。排ガスに関しては、バイク屋さんに行った方が早いだろうと、全く他人事。まあ、他人事なんだが。

それにしても、納車整備ってなにやってんだか、まったく。と、悪態をつきつつ、仕方ないのでもう一度、車検場の事務所の駐車場に止めて、ベッドライトで壁を照らして、工具でヘッドライトの左右のボルトを緩めると、いままで全く動かなかったヘッドライトが動くようになった。ただ、どれだけ動かせばいいのかわからない。まあいいや適当にと、なんだか一気に、気が大きくなった。それに、排ガスに関しては、直前の調査で、ユーザ車検をしたというブログなどを調べていたときに、排ガスの検査では、アイドリングが低いと、排ガスが少ないために触媒が正しく動かないので、アイドリングを高めにしておくといいという注意があったのを思い出した。

とりあえず、2回目に行ってみようと行くと、すぐに再検査してくれた。光軸の検査では、シートにどっかりと座らないで、足で支えて後輪を浮かせるうにした。1回目の時には、うろうろしていた検査機械が今回は、ほとんど動かないですぐに引っ込んだ。掲示板を見ると、が。

次は、排ガスの検査。検査係官が
「少しエンジン回しましょうか」
というので、ブルンブルンとふかした後、アクセルを完全に戻さないで2,000回転以上に維持しておいた。と、検査員が、
「はい、OKです」
という。それこそ、両手を挙げて、万歳したくなった。書類の1枚を機械に通して、刻印してくれて、
「これを窓口に持っていって下さい。」
というので、バイクに跨がって、意気揚々と事務所に戻って書類を出した。少しお待ち下さい。というので、どれくらいかかるのかとどっかりといすに座って、窓の外を見ようとしたら、もう名前を呼ばれた。「ええ、もう?」と、ちょっと驚いた。

で、新しい車検証とシールを受け取った時計を見ると、なんとまだ9時半だった。とても長く感じたのに、たいして時間はかかっていなかったのだ。
これが、ナンバーに貼り付けるシールだ。

さっそく、張り替えようと、元のシールを剥ぎはじめた。

しかし、中の紙の部分が残ってしまった。

慎重に、これも取り除いた。

そして、新しいシールを貼る。

その上から、透明のカバーになるシールを貼り付ける。もらったシールにこれも付いていた。

期限が、平成26年の8月となった新しいシールだ。一時は、焦ってしまったが、終わってしまえば、なんてことは無かった。

これで、あと2年は、車検のことは考えなくて良くなった。バイクを楽しむことにしよう。さて、ひと仕事終わったので、バイクでどこかに走りに行こうとしたら、一気に空模様が怪しくなってきた。真っ暗になってきたので、慌てて、自宅に戻った。着く直前にパラパラと降り出して、そして、一気に土砂降りになった。雷も鳴っている。これでは、どこにも行けない。まあ、それでも、車検が終わったことで、なんだか嬉しくなってきた。

ということで、私のユーザ車検初体験は、なんとか無事に終わった。次回も、ユーザ車検を実施する事を誓った。