2012年6月17日日曜日

SUZUKI ジェンマ 農道を走る

ジェンマは、Bandit 250が納車された4月1日にガソリンをいれたきりで、そのあと一度も入れていない。それだけ、乗っていないと言うことで、近所を数キロ走ったきりだ。マニュアルシフトのBandit 250に慣れるのに一生懸命だったのだ。

あまり乗らないのもかわいそうなので、5月の1泊ツーリングの時に出発まもなく走った農道を、ジェンマで走ってみることにした。何しろ、梅雨で天気予報は曇りか雨かと言う感じだったのに、朝になってみたら梅雨の晴れ間で晴れていた。しかし、気温も高い上に湿度も高く、すぐに汗がで来る。

ここが、途中なのだが、リッターバイクの出足の良さを認識した所だ。ここから、なだらかに登りながら左にカーブしている。そのカーブ具合といい、本当に気持ちよく走れる。一人だから、自分のペースと言うこともあるが、あまりにジェンマが楽で、かつ、コントーラブルだった。

改めて、ジェンマのコーナーが気持ちよいことがわかった。また、Bandit 250が本当に高回転型で、低速が無いので、出足は回転が上がっていくまでとても神経を使うのだが、ジェンマは、意外にピョンと出て、クラッチが繋がるとそこからまた一段と加速する感じだ。でも、そこからがのびが無い。しかも、ジェンマのアクセルはとても鈍感だ。つまりアクセルを少々ひねったからといって、そのひねり具合に直接的にエンジンが付いていく感じでは無い。でも、後ろから押される感じでじわじわ速度が出て、気がつくと意外に速い速度になっているという感じなのだ。




そして、車重があるたるめに、この様な登りでは、やはり速度が伸びきらない感じだ。それでも、法定速度は軽く超えるのだが。だから、加速感が無いのに実際には速度が出ているという感じなのだ。

道を間違えたのか、山の細い道に出てしまった。そして、谷川をせき止めたダムのようなものがあったのでそこでちょっと止まってみた。右の建物は、バス停だ。ちゃんと小屋になっている。時刻表は見なかったが、きっと本数は多くないだろう。このようなバス停が何個が見えた。でも、こんな所にバスが来るのだろうか。福岡のバスと言えば、西鉄なのだが、どうもそんな雰囲気では無かったので、第3セクターかもしれない。

結局、ここを2往復した。とにかく気持ちいい。緩いカーブが本当にいい。走りやすい道だ。車も少ないし。帰宅すると、2時間ほどで、100キロを超える距離を走っていた。それに、トンネルが多くて、その中はひんやりとしていて、とても涼しいのだ。真夏でも、ここなら涼しいかもしれない。

Bandit 250でタイヤを交換した後皮むきに走りに行ったが、あのときには4時間で120キロだった。このときには、少し歩いたのでその時間が入っているが、国道で車が多くて本当にペースが遅かった。

それにくらべると、今日はかなりハイペースだったのがわかる。ひさしぷりにジェンマに乗ったが、改めてジェンマが楽しいと感じた。とにかく楽だし、低いのでコーナーも怖くない。また、ジェンマはとにかく車体を傾けるのがとても簡単だ。低いからだろう。Bandit250だとコーナーで倒すのは、かなり怖い。他の傾けて走っているのを見ても、姿勢を低くて、相当にからだをひねっているかんじだから、そういう乗り方をしないとだめなんだろう。ジェンマは、車体を先に倒す感だ。いわゆるリーンアウトだ。それが、とても走りやすいし、それでコーナーを回るのが気持ちよい。

たいして、Bandit250はおそらくリーンインで走るのが正解なのだろう。どう見ても、ジェンマの方が重心が低くてリーンアウトが似合うのに対して、重心の高いBandit 250ではリーンインして重心を下げてやらないと曲がりにくいのだろう。が、リーンアウトに比べてリーンインは、とても体力がいる感じがする。

実を言えば、ジェンマとBandit250を処分して、400cc位のネイキッドを入手した方が幸せになるのでは無いかと考えていたのだが、やはり、ジェンマは手放せないと改めて思った。

まあ、結局の所、Bandit 250は、私には合わないのだろう。それでも、なるべく長く乗ってマニュアル車に慣れようと言う気持ちが今のところは強くなっている。