2012年3月17日土曜日

F1 2012 第1戦 オーストラリア 予選

やっと、いままで雲の中だった各車のパフォーマンスがやっと明らかになった。


サプライズだらけだった予選だった。

まずは、テストやフリー走行で三味線弾いていたのかと思えるマクラーレンのポールと2番手だったこと。

そして、ロータスのグロージャンが3番手になった。チームメイトの注目のライコネンは、なんとQ1落ちの18番手。テスト走行では、1番タイムを出して好調のようだった車は確かに速かったということだろう。同じ車とは思えないライコネン。何があったんだろうか。彼は、チームとのコミュニケーションミスだと言っていたが。そういうチームとの密着度と言う意味では、グロージャンは昨年もレースには出ていなかったが、チームの中にいたので差が出たのかもしれない。それにしたって、去年暮れは、ぼろぼろだったロータス(旧ロータス)が、予選3位とは。

強いだろうと言われていてレッドブルは、5,6番手だった。特にベッテルは何か歯車が合わない感じだ。確かに昨年までは、とにかくダウンフォースの高さに頼ってぎりぎりのタイムを出していたのが、今年は急激にダウンフォースが減って、それに頼れないのが大きいのかもしれない。

そして、良いと言われていたザウバーがあまり調子よくなかったこと。確かにQ1では、小林可夢偉がトップタイムだったが、他がミディアムだったのに、ソフトで出したタイムなので0.5秒引いて考えないといけない。さらに悪いのは、Q2でなかなか走り出さなかったこと。去年もそうだが、ぎりぎりの余裕巣の無い状態に追い込んで失敗してしまう事がたびたびあったと思うのに、いまだにそれがわかっていない。大体、Q1でミディアムで出したタイムで十分にQ2進出できるのに、わざわざ2回目の計測でてきて、無題にタイヤを使っている。そして、Q2では、同じソフトタイヤなのに、Q1よりも悪いタイムだった。小林可夢偉は、なぜかグリップが良くなかったと言っているが、1回でだめなら2回アタックできるように予選を組むべきだろう。そうしたぎりぎりで出て行ったことが原因なのかはわからないが、チームメイトのペレスはギヤが壊れてQ2アタックはできなかった。もし、できていたら、おそらく小林可夢偉を超えて、Q3に進出していたに違いない。とにかくザウバーは、同じ間違いを繰り返さないように十分に学習して欲しい。なお、ペレスはギヤ交換で5グリッド降格ペナルティで最後尾スタートとなる。

明日の決勝では、小林可夢偉とライコネンの挽回を見てみたい。