2011年12月1日木曜日

廃屋

最近、体調維持のために、なるべく歩くようにしている。ますますTsurugi 150の出番が無くなってしまうのだが。それはさておき、とても不思議な家を見つけたので紹介する。

最初に気がつくのは、このピックアップトラックだ。おそらく外車だと思われる筐体の大きなものだが、かなり壊れていて、とても使えるようには思えない。
にも関わらず、ちゃんとナンバーが付いているのだ。つまり税金を支払わなくてはならないはずなのだ。
次の車も外車で、かなり古そうだ。昔懐かしい平べったくて四角いいかにもアメ車という感じの車だが、こちらもタイヤはパンクしているし、中に草まで生えている状態なのに、やはりナンバーが付いている。
こちらは、レンジローバーだ。これが一番新しそうだが、やはり廃車という感じだ。これもナンバーが付いている。
シャッターが開いているので入ってみることにした。ちなみに、家の電気メータは取り外されている。見ると、奥にこれまたかなり大型のジープ型のオープン四輪駆動車が置いてある。
近づいて見取るとやはりシートは破けていて床にも穴がある。これもナンバー付だ。
その奥を見てみると、こちらは、綺麗な水上バイクが置いてある。一応屋根があるので綺麗に見えるのかもしれない。しかし、出入り口に大きなジープがあって、これらの水上バイクは外に持ち出すのは難しそうだ。ガソリン缶もあったりしていかにも整備している感じにも見えるが、人の気配は全くない。よく見れば地面と壁の間には、いろいろなゴミが外から吹き込んだのか溜まっている。

一番不思議なのは、どう見ても廃車なのに、ナンバープレートがついいること。持ち出しできそうもないのに、使えそうな水上バイクや、原付バイクが数台置いてあるのだ。ちょっと気持ち悪くて、早々に出てきてしまったのだが、本当に不思議だ。電気が止まっているので、人が住んでいないのは間違いないと思う。しかし、住宅の二階には、台所らしきものがあり、食器などが置いてあるのが透明な窓から見える。隣の部屋には洗濯物らしき物が干してある。

一体どうなっているのだろうか。きっと、車種などからかなり高所得な感じがするので、一時は羽振りが良かったのだろうが、破産でもして夜逃げしてしまったという感じだろうか。でも、ここ最近とは思えない荒れようなのだ。少なくとも、数年はたっている感じがした。だが、中の水上バイクは、まだ綺麗に見えるし。ここがさらに不思議さを増幅させている。