2011年7月31日日曜日

F1 2011 第11戦 ハンガリーGP 決勝 バトン優勝//小林可夢偉11番手

F1 第11戦 ハンガリーGP 決勝が終わった。

雨で降り出して小雨の降る中でのスタートとなった。スタートでは、ベッテル、ハミルトン、バントと先頭3台の順位は変わらずの出足だった。小林可夢偉もいつものように一気に11位まで順位を上げた。予選10番グリットだったペレスはスタートで何かトラブルが有ったのか、20位近くまで落ちている。

フェラーリのアロンソ、マッサは、非常に不安定で順位を落としている。
また、先頭を走っていたベッテルは、ハミルトンに抜かれている。

路面はどんどんと乾いてゆき、インターミディエイトでスタートした全車がドライタイヤに交換していった。

今回は、路面が乾いていくというレースだったが、途中で小雨が降ってきて、一部がインターミディエイトに履き替えたが、すぐに止んでしまったため、またドライに戻すという少々混乱した状況になり、スリリングなレースだった。

先頭を走っていたハミルトンは、オプションタイヤに1本新品を温存していたこともあり、どんどんとタイヤを替えて後続を引き返しにかかったが、途中での小雨でインターミディエイトに替えたあとドライに履き替えるという事もあり、さらせにもスピンの後で、無理にコース戻ろうとして後続の走行を妨害するという違反を行いドライブスルーペナルティを受けてしまい、4位にとどまった。

そして、混乱したレースではその強さを発揮するバントは、タイヤ交換を慎重に行い、結局先頭になり、そのままフィニッシュした。バトンは、今回が200戦目で、11回目の優勝だった。

小林可夢偉は、今回は戦略的に失敗してしまったために11位に終わってしまった。残り10周では、7位を走っていたが、タイヤ交換をしなかったというか出来なかったために、タイヤのタレがひどく次々とオーバーテイクされた。さして、たまらず、残り数周でタイヤ交換したが、すでに遅しだった。
2ストップ戦略ならば、それなりのタイヤの使い方をしないとならなかった。小林可夢偉は、インター、プライム、と交換。しかし、2回目の交換では、まだ30周以上残っている状態でオプションに交換。15周程度しか持たないと言われているタイヤで、30周近く走る羽目になり、最後は、他の車に比べて5秒以上遅い状態になっており、これでは、次々とオーバーテイクされて当然だった。もっと速くタイヤ交換するか、長く持つプライムにするべきだっだろう。

ペレスは、結局2周遅れの15位だった。

逆に、レース戦略が良かったのは、トロロッソの2台で、特にブエミはスタートも良く、タイヤの交換も適切だった。


だが、全体的に抜きつ抜かれつで、順位も色々と変わり、面白いレースだった。