2011年7月7日木曜日

EOS Kiss X4のメモリーカード

EOS Kiss X4に、今まで使っていたSDカードを入れて使っていた。これがその8GBのSDカード。
安いので、上海問屋のものを使っていて、いままでトラブルはなかった。EOS Kiss X4でも、写真を撮ることに関しては、特に問題無いと思っていた。確かに連写すると書き込みに時間がかかるが、画素数が増えたため、ファイルサイズも半端無い大きさだ。なんと、ラージファインだと1枚が10MB程度となる。でも、まぁそんなに連写する訳でもないのでいいかと思っていた。ところが、EOS Kiss Xからの大きな機能アップ点として、動画のサポートがある。一眼レフでコンデジみたいな動画のサポートだぁ...などと思っていたが、このカメラで撮影された動画を見るとビデオカメラで撮ったものよりも良い。何しろ背景がぼけた写真そのままが動くという感じなのだ。そう、これで動画を撮らずして、購入した意味があるだろうか。ということで、動画を撮影してみた。しかし、2,3秒程度で、止まってしまう。何度やっても、その程度しか撮れない。よく見ると、SDカードのアクセスランプが点灯したままになる。これは、書き込み時間が間に合っていないのだろう。

使える機能が使えないというのは歯がゆいものだ。このSDカードをよく見たら、Class2となっている。これは、遅くて当然だ。EOS Kiss X4はClass6以上推奨となっていた。意を決して、SDカードを購入することにした。やはり値段も大切な要素なので、いつもの上海問屋で購入した。今回は、上海問屋ブランドの物ではなく、セレクト品を購入した。これは、そのときにもっとも良いと思われる製品をセレクトして送るとある。正直言うと、上海問屋ブランドのSDカードは花札のデザインで、あまり好きになれない。

セレクト品ということなので、どこかの有名メーカー品が届くと思ったら、これが届いた。

ノーブランド品だ。SDHCの最大容量である32GBで、Class10のものを指定したのだが。確かにラベルではそうなっている。まさかノーブランド品が届くとは思わなかった。ちょっとだまされた様な気がした。以前ユーザの声でブランド品が届いたとの言う書き込みがあったのだが、そういうこともあるのかもしれないが、ノーブランド品でも文句は言えないのだろう。何しろ安いし。

で、まあ、性能が出ていればそれでいい。ということで、Vosdtro 3700のSDカードリーダーに刺して、CrystalDiskMarkでベンチマークしてみた。HDD同様に、1GBで5回のフルテストだ。
シーケンシャル読み込みが17MB/秒。書き込みが10MB/秒とぎりぎりClass10のスペックになっていた。ランダムアクセスはかなり遅い。まぁ、ハードディスクでもかなりシーケンシャルに比べると遅くなるのでこんな物なのかもしれない。

で、EOS Kiss X4に取り付けて、動画を撮影してみたところ、全く問題無い。SDカードのアクセスランプも、点灯したままではなく点滅する程度になっている。32GBの大容量なので写真だけでなく、動画を撮っても、だいぶ保つだろう。

さて、ユーザの話によると、SDHCカードでもEOS Kiss X4でフォーマットするとSDXC同様にexFATになるという書き込みを見たので、さっそくEOS Kiss X4でフォーマットしてみた。
だが、FAT32になっていた。フォーマットのオプションでexFATにするようにものは無かったが、物理フォーマットのチェックがあったので、それをチェックしてフォーマットしたみた。
が、やはり、FAT32になっていた。実際撮影したカードを挿入してみたが、特に問題無くアクセスできた。物は試しと、PCでexFATでフォーマットしたみた。
すると、確かにexFATになっていた。
これをカメラに戻してみたが、特に変化もなく、動画も普通に記録できた。PCでのベンチマークも1回だけ、しかも、シーケンシャルだけ取ってみたが、変化は見られなかった。だった1回のテストながら、それでも分単位の時間がかかる。
まあ、ノーブランドにはちょっとがっくり来たが、とりあえず最低限の性能は出ているようで良かった。あとは、耐久性だ。上海問屋ブランドの8GBのSDHCカードは、もう数年使い続けているが、問題無く使えている。同様に使えてほしい物だ。ちなみに、この8GB SDHCカードは、2007年の2月に購入し、価格はなんと、8,999円だった(もう4年以上も使っていたのか。長持ちしているなぁ。)。そして、このノーブランド32GB Class10 SDHCカードは、4,299円だった。性能は上がり、価格は半分以下になっている。