2011年6月26日日曜日

F1 2011 第8戦 ヨーロッパGP 決勝

今日1日は、なんとなく曇りで、何とか1日過ぎるかと思われたが、今かなりの雨が降ってきた。

さて、F1 2011 第8戦 ヨーロッパGP 決勝が終わった。

ポール・ツゥー・ウィンのレッドブルのベッテルが優勝した。前回のカナダでバトンに最終周で優勝を逃したが、今回は一度もトップを渡さずに完璧な優勝だった。対して、予選2位のウェーバーは、最後のタイヤ交換でアロンソに先に行かれ、そしてギヤトラブルもでて、3位となった。
2位は、フェラーリのアロンソで、最後には10秒程度の差が付いたが、そのほとんどを数秒の差しか無くて、決勝でのフェラーリの競争力を示した。

4位は、マクラーレンのハミルトンだった。今回はスタートでアロンソどころかマッサにも先に行かれて沈んでしまった。暑さのせいなのか今回はバトンの含めてマクラーレンは競争力が高くなかった。

5位は、フェラーリのマッサ。アロンソに比べてタイヤの持ちが悪く、アロンソのタイヤ交換スケジュールにぶつかってしまい、遅くなってしまっていたのに1周タイヤ交換が遅くなったために、ハミルトンに先に行かれてしまった。

これらの3チームに対して、だいぶ差が付いたのが、メルセデスGPのロズベルグで、7位だった。

そして、8位は、前回のカナダでは、ピットスタートにもかかわらず入賞して調子を上げてきている、トロロッソのアグスアグエリで、速さを見せた。特に、チームメイトのブエミは13位に沈んだのに比べてよかった。

9位は、車の開発が進んでいるのかフォースインディアのスーティルだった。プライベートでは訴訟問題もあったが、それをものともしない結果だった。

10位は、やっと、チームメイトの前に行けたルノーのハイドフェルド。今回は、なかなかよかった。

そして、11位は、唯一の1ストップを実現したザウバーのペレスだった。ブライムタイヤでスタートして第1スティントは、苦労したが、タイヤをソフトに交換してからは、一定の速さで驚くロングスティントを走りきった。今回のザウバーは車が速くないので、ピットストップを減らして時間を稼いで行くしか方法はなかった。対して、小林可夢偉は、ソフトスタートの2ストップというプランで、こちらは16位と沈んでしまった。結局連続入賞もここでストップしてしまった。ザウバーは、2台でプランを変える必要が有ったのか疑問だ。それにしても、2ストップとしても小林可夢偉の回り車はほとんど3ストップなので、それでもピットストップは少ないのだが。効果があったかとは不明だ。また、小林可夢偉の1回目のピットストップは、思った以上に早かった。前を行くバリチェロが入ったのに引きずられるように一緒に入ったが、本当にここでのピットストップが正解だったのか疑問に思われた。タイヤが終わっていたのなら仕方ないが、ペレスのソフトのロングランとの差は解明しなければならない。見た感じ、自分のペースを見ずに回りに引きずられてピットに入った様に見えた。また、小林可夢偉のシャーシは、前回フリー走行でクラッシュしたため、古いNo1を使用しており、その影響もあったかもしれないが、資金のないプライベートチームの悲しさか、シャーシを簡単に新たに作るのは容易ではないのだろう。

さて、次回からは、アクセルオフ時の排ガス規制がはじまる。ここで本当に、上位チームのパフォーマンスがどれほど低下するのか。それともたいして低下しないのか、いわば第二のシーズンスタートと言えるかもしれない。

また、今日は、アメリカではインディカーレースの決勝が行われた。ポールポジションを取った佐藤琢磨に期待がかかったが、一時は5位まで下がった物の2位まで挽回して終盤を迎え、最後のピットストップも終わり、優勝も夢ではないと思われたのに、ピット後2周目でクラッシュしてしまった。終了後のインタービューでもとても機嫌が悪そうで落胆したのを感じられた。チームメイトのトニーカナーンは、2位となり、去年も優勝している貫禄を見せた。