2011年5月15日日曜日

内蔵HDDの外付けHDD化

内蔵していたハードディスクを外付け化して活用することにした。価格も安いので、eSATAと、USB 3.0の2つの2.5インチ外付けケースを購入した。今のところ、eSATAとUSB 3.0の両方に対応したものは出ていないようだ。
まずは、eSATAケースだ。選択基準はもちろん価格だ。NOVAC製の2.5インチHDD用「はい~るKIT」。
 アクセスランプとeSATAとUSB 2.0端子が同じ面に集まっている。これはこれで扱い易い。
 だが、eSATA端子が左中央にあり、ケーブルも太くて、取り回しは良くない。
アクセス速度は、内蔵していたときと変わらない。安定性も高い。だが、USB 2.0接続の方が、起動中に抜き差し出来て便利だ。eSATAだと起動中に抜くと起動しているWindowsが異常になってしまうので、出来ない。

次は、USB 3.0だ。これは、Vostro 3700には標準で付いていないので、ExpressCard用を別途購入した。玄人志向のUSB3.0N-EC34だ。
 中身はこんな感じ。インターフェイスカードの横に有る黒いものは、ExpressCard54用のアダプタだ。
 USB 3.0端子は2つ付いている。
 横には、ACアダプタ用の端子もあるが、ACアダプタ自体は付属していない。
 こんな感じで装着する。思った以上に出っ張っていて非常に邪魔だし、付けたままでのノートPCの移動はやめた方が良いだろう。きっと何かにぶつけてカード自体もだが、ノートPCのExpressCardスロットも壊しかけない。カードを挿す前に、付属のCDからドライバーをインストールして問題無く認識された。

そして、USB 3.0用の外付けケースは、サイズの「USB3.0鎌蔵」だ。
 パッケージ内はこんな感じ。USB 3.0ケーブルも付いていた。
 端子は、USB 3.0一つのみ。
 中の基盤はとてもシンプル。
 アクセスランプは、端子と反対側に付いている。
 基盤にHDDを差し込んでネジ止めしてケースに収める。
さて、準備が整ったので、さっそく接続してみた。だが、全くHDDを認識しない。接続した瞬間に、HDDのアクセスランプが付くが、すぐに消えてしまう。インターフェイスの詳細を見ても、何も接続されていない。これは、HDDを駆動出来るほど電流が流れていないとしか思えない。

そこで、手持ちのACアダプタで、このインターフェイスの補助電源端子につなげるもの見つけて、接続してみた。
 が、やはり同様に認識しない。HDDケース付属のUSB->AC端子変換ケーブルで、電源を供給した状態で、USB 3.0インターフェイスに接続してみた。電源をさすと、当然ながらHDDが回転しているのが解る。そして、HDDケースのアクセスランプも青く光るのだが、やはりPCには認識されない。

ところが、このケースをノートPC本体のUSB 2.0端子に接続すると全く問題無く使える。ということは、HDDケースの問題と思えない。

試しに、USBメモリをさしてみたら、これは普通に認識して使えた。ということは、このインターフェイスとHDDケースの相性が悪いと言うことだろうか。

結局、配置の問題から、本体のUSB 2.0端子に、USB 3.0インターフェイスを接続して使っている。ビデオファイルを多量に転送すると確かに「遅いっ」と感じるが、デジカメのJPGファイルなどであれば、元々カードリーダーが遅い事もあり、ほとんど内蔵HDD(いまはSSDだが)への転送と変わりない。

それにしても、最初は不良品かと思ったが、USB 2.0なら両方ともそれぞれ問題無く動作するのに、この3つをつなぐと動作しないというのはなんとも。それと、ExpressCARDスロットでは、電源供給が足りていない事が解った。そもそもHDDの電源を駆動する事は難しいのだろう。

実際、eSATA/USB 2.0外付けHDDケースを試しにつないでも、だけだったが、電源が別途付いている3.5インチUSB 2.0外付けケースを接続すると、電源の問題がないためか問題無く認識され、動作にも支障がない。今のところUSB 3.0の機器が今回のHDDケースしか無いため、USB 3.0での接続がどれほどの転送速度かは解らなかった。

それにしても、USB 3.0と言うのは、USB 2.0よりも電源も強化されたインターフェイスだったはずで、ExpressCARDスロットで、電源の供給が不足ならACアダプタなりを添付して利用するように商品企画すべきではないだろうか。