2011年4月28日木曜日

Tsurugi 150 リアボックス取り付け改善

Tsurugi 150で走っているとカタカタと音がする。リアボックスからだ。リアボックスを手で力を加えるて揺らすと前後に傾いてカタカタと音がする。よく見るとベースとリアキャリアがシーソーのように動いて当たっているように見える。リアボックスのベースは、2点のねじでのみ留められている。以下の図のような感じだ。

現物は、以下の写真の通りだ。
白いネジが取り付けねじだ。そのために力を加えると前後に揺れ動いてしまうのだ。そこで写真左側にある2つ穴の所をボルト止めする事にした。そのためには、キャリアのその位置に穴を開けなければならない。
当然ながら、穴はドリルで開けるので、すこし手で押して開けやすいように印を付けておく。これがガイドになる。
ドリルは金属にも対応する3mmのものだ。だが、キャリアーがアルミ製の為か意外に簡単に穴あけ出来た。
しかし、3mmの穴では小さすぎるので、もっと大きな穴を開けるためにドリルの先を変えた。
大きいのはこの木工用のものしかない。とりあえず、8mmのものに付け替えてやってみた。木工用なので刃こぼれも心配したが、いとも簡単に穴を拡大することができた。材質が本当に柔いのだろう。
そして、これが下から見た状態だ。
これに、やはりダイソーで買った5mmのボルト、ナットのセットを使って留めた。
本当にきれいに付いた。もう、ガタは全くない。ベースに力を加えても、全く動じない。

早速、リアボックスを取り付けて試走してみた。だが、音は小さくなったもののまだカタカタいう。戻って、リアボックスを揺らしてみるとボックス自体が安物だからか、ベースとリアボックス本体との隙間が大きいためか、上下やシーソーの様に前後回転方向に揺らしてもカタカタ言わないが、スライドさせるように左右や、前後にずらすと動いてしまう。一応スペーサーを付けてだいぶ改善はしたが、完全では無かった。それでも、2点支持よりは確実にがっちり付けられたので良いことにしよう。

これ以上、ガタをなくすためには、もっと寸法精度の高いがっちりした高級な製品に買い直す必要がある。それは、バイクの価格を考えると投資はもったいない。これで我慢しよう。少なくとも、前後にゆらゆらと揺れる現象は少なくなったので、留めているネジ部分で、ベースが疲労破壊する事は無くなっただろう。その代わり、ボックス自体が削れてさらに隙間が空いて音が大きくなることは考えられる。そうなったら仕方ないので、買い替えだ。次は、もっといい製品にしよう。