2010年9月8日水曜日

Tsurugi 150夜に走る

昨日は、台風の影響で天気が悪く、Tsurugi 150には乗れなかったが、今日は、曇りながら、雨は降っていなかったので、少し走ってみた。

夜のため、ヘッドライトが問題だったが、カウルの中に手を突っ込んで暗い中探っていたら、ダイヤルのようなものが手に触ったので回してみたところ、ヘッドライトの高さ調節だとわかった。
これが、下のプロジェクタの調節ノブ。
そして、こちらがハロゲンの調節ノブ。
そして、カウルの下から全体を撮ったのがこれ。
配線は、WACOXと違ってそこそこ綺麗だ。
下のプロジェクタのバルブの取り換えができるかゴムカバーをすこし開けてみた。
デジカメは、小さいのでなんとか撮れているが、とても人間の頭は入らないので、この写真の状態を目で見ることは不可能だ。つまり、手探りでやるか、歯医者のミラーのようなもので見てやるかだ。
とにかく、非常に狭い空間なので、手を突っ込んでライトバルブを交換するなどという作業は、難しい。ライトユニットを外せないと交換は大変だ。

調節してみてわかったが、上部のハロゲンも、下部のプロジェクタもとんでもなく下向きになっていて、これでは前方が全然見えないのも当然だ。なんとか調節して、暗いながらも前方を照らせるようになった。
しかし、それにしても暗い上に、配光も悪い。バルブを交換しても、役に立たないかも知れない。

さて、納車の日には、まだ慣れないせいもあり、暑さもあって、走りを楽しむことも出来なかった。今日は、台風一過のお陰か、気温も涼しく、とても気持ちよく走れた。

WACOX H-1、LEAD110の2台と比べても、乗り心地は上だ。しっかりした足回りで、とても気持ちいい。オドメータも300キロ近くなったので、ちょっと、回転を6,000回転まで回してみた。メーターがあまり信頼できないものの70km/hを指している。特に、5,000回転から6,000回転までは、気持ちいい加速をする。トラックの追い越しも、6,000回転回せば、楽に出来る。また、少々の坂でも、6,000回転まで回っていると速度が落ちることもないし、5,000回転からなら加速しながら登っていくことも可能だった。この調子で、8,000回転まで回したら、100km/hの巡航も夢じゃない気がしてきた。

試乗したときの印象通り、外観の作りのチープさとは裏腹に、走りに関しては、十分な品質だ。
これは、装着しているタイヤの影響もあるかと思う。調べたところ、KENDAというタイヤは、日本車の純正としても用いられているらしく、品質もある程度有ると思って良いだろう。また、装着されているタイヤは、K761というタイプで、マルチパーパスタイプになっている。確かにかなり荒いブロックパターンだ。だが、乗り心地は、とても良く、ブロックパターンの影響は殆ど無い。逆に、少しぬかるんだような道では、このパターンが良い影響を及ぼすかも知れない。

足つきは、思ったほどよくない。WACOXよりも悪いかも知れない。両端つま先立ち状態だ。だが、WACOXと比べても、怖い感じは全くない。それは、シートの低さから来るのだろう。シートが低いので、足つきが悪いのは、シートとステップの幅が広いせいだ。シートは、座り心地がいいのだが、深くなっているためか、足が開く形になる。そのために、足をすぐ下に下ろすというよりは、遠くに広げている感じになっている。

ブレーキは、まあまあ効く方だ。少なくともLEAD110よりはいい。前輪は、少し、片当たりしているのか、ゆっくり止まろうとすると、ガタガタとなる。つまり、効いたり効かなかったりを繰り返す。まだ、当たりが出ていないためかもしれない。
写真で見ると、ディスクにヤスリ掛けしたように細かい傷が見える。回転方向に一定して付いていないので、パッドがつけた傷ではない。おそらく、製造工程でか、もしくは、納車の時に付けたのかもしれない。

また、二人乗りはしていない。そのウチに試してみたい。

車体重量は、筐体の大きさの割りにはとても軽く感じる。それは、押しているときにも、またがったままで、足で漕いで前進、後退するときも、低さと軽さで楽だ。走り出したら、さらにその軽さは実感できる。まず、出足がとても良い。つまり加速がよい。エンジンパワーのせいでもあろう。

低速での安定性は、WACOXよりは悪い。というより、軽く感じると言った方がいい。

いまのところ、走っていてとても楽しい。久しぶりに、加速感を感じている。おそらく、WACOXの加速が悪すぎたのだろう。LEAD110は出足も良いし、加速も良いが、せいぜい70キロまでて、すぐにリミッターが効いてしまう。また、すこし軽すぎる感じだ。アドレスに比べるとだいぶ安定しているほうだが。走行中では、ひらり感が気持ちいい。WACOXがアンダーステアで、曲がりにくい。というより、地球ごまのような感じとえば良いだろうか。Tsurugi150は、すこしオーバーステアで、良く曲がる感じだ。大きいサイズをちっとも感じさせない。

メーターは、小さく遠い。少し見づらい。もう少しメーターを近づけるか、大きくして欲しい。
ハンドルもすこし遠く感じる。こちらも、もう少し手前に寄せればと思う。
この2点に関しては、WACOXの方が良かった。

いまのところは、こんな感じだ。買って良かったというのが、正直な感想。この走りが、20万程度というのはお買い得な気がしてきた。