2010年1月25日月曜日

WACOX H-1ローダウンブラケット


ローダウンリアサスペンションを色々調べていたら、ローダウンブラケットというものが有ることが解った。これは、MAさんが独自に作られて装着しているものと同様のもの。比較的低価格なので、これなら付くだろうというものを購入してみた。
ぴかぴかでとても綺麗だ。購入したものは、
「ローダウンブラケット メッキ シルバーボルト付 シグナスX B」
というもので、シグナスX用だ。価格は、約3,000円だった。
さっそくこれを取り付けることにした。
まずは、何時ものように、マフラーを取り外した。
先日購入したガスケットをサイズをあわしてみたが、全然穴位置などが違った。だいぶ加工が必要だ。
今回は。時間が無いので、加工はあきらめた。
ついでに、バンドも見てみたが、こちらも大きくてだめだった。でも、大きいのは、何とかなる。小さいとどうしようもない。だから、これもいつか役に立つかもしれないので保存しておくことにする。
まずは、左側から取り付け開始。だが、ブラケットが大きくて、サスペンションが入らない。寸法を測ってみると。
サスペンションの内側の幅は、20mmを若干下回っている。対して、ブラケットの外寸は、
若干20mmを上回っている。ちょっとした違いなのだが、入らない。で、サスペンション側を広げることにした。
大きなドライバーや、金属棒などを差し込んで力任せにこじってなんとか広げた。
少しはまったので、後は、木槌でたたき入れることができた。
次は、右側だ。こちらは、苦もなく入った。
「良かった!」と思ったのもつかの間。スイングアームに取り付けるネジ穴がずれていて留めることができない。一難去ってまた一難だ。
赤矢印のところが当たっているので、ブラケットとスイングアームの両方をヤスリで削った。
赤矢印部分を削った。これは、削りはじめの状態で、この後かなり削った。
こちらは、ブラケット側。一汗かいた。
なんとか付いた。

マフラーのガスケットに関しては、液体ガスケットというのを使って見ることにした。
ただし、これは、ガスケットが付いていることが前提なので、ぼろぼろになったガスケットを付けて、その上でこれを塗りつけた。半透明で緩い接着剤みたいな感じだった。
隙間が埋まって、アフターファイヤーが少なくなった感じがする。
次に、少しマフラーが焼けて汚くなってきたので、磨くことにした。
白いコンパウンドの様な感じのものだ。
この様に少しずつ付けて磨いた。
だいぶ綺麗になった。

ついでに、フロントブレーキを分解した。というのも、前回分解して、パッドのエッジを削ったが、すぐにキリーキリーと音がするようになった。グリスが足りないのかもしれない。と思ったので、再度分解してグリスを塗った。

赤矢印のパッドの稼働部分に塗った。
これで、少し走った感じでは、だいぶ静かになった。1週間は様子を見ないと何とも言えないが、今のところは良いようだ。

さて、ローダウンブラケットを付けることで、走行がどう変わったというと、乗り心地自体は、あまり変わらない。ただし、足つきは、相当に改善した。両足の踵が付くようになった。べったりとまでは行かないが、いままでもよりも安心感が増えた。逆に不具合もあった。
まずは、メインスタンドを立てるのが大変になった。車体を持ち上げる感じでかけないといけない。
次に、サイドスタンドだが、車体がだいぶ立ち上がった。そのため、斜面でサイドスタンドをかけるのは、気をつけないと不安定になることがある。さらに、コーナーリングで、メインスタンドをがりがりとこすりやすくなった。それだけ、車体が下がったのだろう。ただ、ローダウンブラケットのうたい文句である40mmも下がっているとは思えない。
どちらにしても、跨りやすく、信号待ちでで止まるのも苦にならない。いままでもそんなに苦になっていたわけではないが、より安心感が増したので、気軽になった。