2017年10月11日水曜日

ELECOM EHP-I3510BK 激安イヤホンはまともに聞けるか

私は、あちこちにイヤホンを置いている。ベッドや、食事の時にも使ったりするので、いわゆる耳の穴に突っ込むカナルタイプではなくて、昔風のオープンエアー型イヤホンを愛用している。

あまりクオリティは追及していない。とりあえず使えればいい。耳の穴に突っ込むカナル型は、食事の時には噛む音がうるさくて使えない。

なので、最近ではだんだん少なくって来ていて困っていた。

そんな時に見つけたのが、ELECOMのイヤホンEHP-I3510BKだった。



エレコム ステレオイヤホン からまり防止フラットコードY型 14.8mmドライバ 1.2m ブラック EHP-I3510BK

なんと、私が購入したときは473円という激安イヤホンだ。昔ダイソーで買った100円のイヤホンはさすがに音がしょぼくて使い物にならなかった。これはどうだろうか。

さすがにメーカー品だけあって、パッケージもちゃんとしている。

パッケージの裏側。

意外にしっかりしていそうだ。

取り出してみると、ケーブルはいわゆるきしめんタイプ。ただ、ややゴムのような質感で、絡まりは少ないが全く絡まないというわけではない。

プラグは、金色だが、金メッキされているかはわからない。3極タイプのステレオだ。何気にL字タイプなのがいい。ストレートだと、スマートフォンやタブレットから飛び出しているので折りそうだし、イヤホンジャックに曲げ応力がかかる気がするが、L字型だとその心配もない気がする。

イャーパッドは添付されていて、取りつけられていなかった。ちょっと取りつけにてこずった。ただ、パッド自体はなかなかいい感じで、耳に違和感がない。右左の区別はこの「R」「L」の文字だけだが、大きくて見やすい。価格はそこそこしても、この区別の文字が非常に見にくいものがあるので、これはわかりやすくてよい。以前から思っていることだが、左右の区別がしやすいように、左右の色を異なるものにしてほしい位だ。

ちなみに、ドライバーユニットは、なんと14.8mm径という大きなもの。

ケーブルはイヤホンにカシメられてはいない。ちょっと気になる。

いわゆるY字型で、長さ調節ができるようになっている。

さて、肝心の音だが、意外にいい音でびっくり。低音もそこそこで出ている。高音はそんなに伸びている感じはしないが、総じて聞きやすい。

特に、先日紹介したデジタルアンプFX-AUDIO D320J+につないで聞くと、このアンプはさすがだと思う。激安イヤホンでもいい音が聞こえてくる。

もちろん、ドライバーが40mmのJBLフルサイズヘッドホンに比べると、比較にならないが、それでも、やや低音が薄くなって音が細くなったなと感じる程度だ。

特に言えるのは、付けていてその存在を忘れそうなくらい、耳にやさしく、音がこもらず抜けがいい。

力感もあり、先日紹介した Within Temptation の曲なども大きな音で、迫力もあり、気持ちよく聞ける。

普通のこの手のイヤホンだと、キンキンと硬い音がしたりするが、これはとても聞きやすい。とくにエージングなしでいきなりの音出しでこの音だったら、激安品としては合格だ。

とても気に入って常用している。

あちこちに置いていたイヤホンがそれぞれ古くなってきていたので3本追加購入した。その3本も特にはずれが無く、みな同様の性能だったから、私の購入したものだけが特別よかったというわけではない。

ただ、勘違いしないでほしいが、例えば5,000円のイヤホンと同じ音がするかといえば、それは歴然とした差がある。あくまでもデスカウントスーパーなどで売っている1,000円クラスのイヤホンと比べたら、もしかすると勝っているかもしれないということだ。

それと、見た目の高級感は全くない。耐久性に関しても、まだまだ分からない。ただ、数か月持ってくれれば御の字だろう。

大事なとこは、ちゃんと音楽が楽しめると言うことだ。